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公開番号
2025008211
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110173
出願日
2023-07-04
発明の名称
RFIC素子付き包装容器用積層体及びRFIC素子付き包装容器
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
65/40 20060101AFI20250109BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】基材の第2面に設けられる導電体層の抵抗値上昇による感度低下を抑制したRFIC素子付き包装容器用積層体を提供する。
【解決手段】RFIC素子付き包装容器用積層体10は、組み立てにより外側に向く第1面100a及び組み立てにより内側に向く第2面100bを有し、組み立てにより箱形状の包装容器となる基材100と、基材100の第2面100bの側に設けられた第1導電体層120及び第2導電体層130を有する導電体層と、基材100の第2面100bの少なくとも前記導電体層が設けられる領域と前記導電体層との間に設けられる平滑化層170と、基材100の第2面100bの側に設けられるRFIC素子140と、を備え、RFIC素子140は、第1導電体層120層及び第2導電体層130と直接又は容量的に結合するように設けられる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
組み立てにより外側に向く第1面及び組み立てにより内側に向く第2面を有し、組み立てにより箱形状の包装容器となる基材と、
前記基材の前記第2面の側に設けられた第1導電体層及び第2導電体層を有する導電体層と、
前記基材の前記第2面の少なくとも前記導電体層が設けられる領域と前記導電体層との間に設けられる平滑化層と、
前記基材の前記第2面の側に設けられるRFIC素子と、
を備え、
前記RFIC素子は、前記第1導電体層及び前記第2導電体層と直接又は容量的に結合するように設けられる、RFIC素子付き包装容器用積層体。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記平滑化層の面粗さSaは、0.5μm以上2μm以下である、請求項1に記載のRFIC素子付き包装容器用積層体。
【請求項3】
前記導電体層の表面側に保護層を有する、請求項1又は2に記載のRFIC素子付き包装容器用積層体。
【請求項4】
前記保護層は、前記RFIC素子が設けられる領域には形成されていない、請求項3に記載のRFIC素子付き包装容器用積層体。
【請求項5】
請求項1から4までのいずれかに記載のRFIC素子付き包装容器用積層体を箱形に組み立てた、RFIC素子付き包装容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、RFIC素子付き包装容器用積層体及びRFIC素子付き包装容器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電波等を用いた非接触の近距離通信として、RFID(radio frequency identifier)技術(無線自動認識技術)を利用したICタグが用いられている。ICタグは、例えば、種々の物品や物品の包装容器にICタグが貼り付けされた状態で、当該物品や輸送や販売等の流通に供される。この場合、必要に応じて当該物品をリーダライタにかざすことにより、ICタグのRFIC素子に記録された物品情報を非接触通信により読み出すことや、当該RFIC素子に種々の情報を書き込むことができる。これにより、効率的な物流管理が可能となる。
【0003】
従来、包装容器においてRFID技術を利用する場合、先に述べたように包装容器にICタグを貼り付けていた。このRFID技術に関連して、RFIC素子及び導電体層(アンテナパターン)をパッケージ用板紙に直接設ける形態が特許文献1に提案されている。特許文献1は、グラビア印刷、スクリーン印刷、インクジェット印刷等により、基材となる二枚のシート間にRFIC素子と共に導電体層を連続的に形成する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/216686号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ICタグが貼り付けられた包装容器において、RFIC素子と導電体層を包装容器の第2面(裏面)に配置することも提案されている。その場合、包装容器を構成する基材によっては、導電体層の抵抗値が上昇し、感度が低下することがある。
本開示においては、基材の第2面に設けられる導電体層の抵抗値上昇による感度低下を抑制したRFIC素子付き包装容器用積層体及びRFIC素子付き包装容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本開示の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【0007】
第1の開示は、組み立てにより外側に向く第1面(100a)及び組み立てにより内側に向く第2面(100b)を有し、組み立てにより箱形状の包装容器となる基材(100)と、前記基材の前記第2面の側に設けられた第1導電体層(120)及び第2導電体層(130)を有する導電体層と、前記基材の前記第2面の少なくとも前記導電体層が設けられる領域と前記導電体層との間に設けられる平滑化層(170)と、前記基材の前記第2面の側に設けられるRFIC素子(140)と、を備え、前記RFIC素子は、前記第1導電体層及び前記第2導電体層と直接又は容量的に結合するように設けられるRFIC素子付き包装容器用積層体(10)である。
【0008】
第2の開示は、前記平滑化層(170)の面粗さSaが0.5μm以上2μm以下である、第1の開示に記載のRFIC素子付き包装容器用積層体(10)である。
【0009】
第3の開示は、前記導電体層の表面側に保護層(180)を有する、第1又は第2の開示に記載のRFIC素子付き包装容器用積層体(10)である。
【0010】
第4の開示は、前記保護層(180)が前記RFIC素子(140)の設けられる領域には形成されていない、第3の開示に記載のRFIC素子付き包装容器用積層体(10)である。
(【0011】以降は省略されています)
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