TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025008293
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110320
出願日2023-07-04
発明の名称コイル部品、送電装置、受電装置、移動体、及び電力伝送システム
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 38/14 20060101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コイル部品の製造効率を向上させる。
【解決手段】電力伝送システムにおいて、コイル部品5は、第1、第2平面コイル要素11、12を含むコイル10を備える。第1、第2平面コイル要素は、各々が複数のターン部111~116、121~123を有する渦巻形状を有している。第1、第2平面コイル要素は、この渦巻形状の中心軸線C1、C2上を延びる軸方向に互いに対向して配置されている。第1、第2平面コイル要素は、互いに直列接続されている。第2平面コイル要素のターン数は、第1平面コイル要素のターン数よりも少ない。また、軸方向に見て、第2平面コイル要素の複数のターン部の少なくとも1つは、第1平面コイル要素の複数のターン部の2以上と重なる。また、軸方向に見て、第2平面コイル要素の複数のターン部の間の各隙間が、第1平面コイル要素の複数のターン部の間の隙間のいずれかと重なる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
各々が複数のターン部を有する渦巻形状を有し、前記渦巻形状の中心軸線上を延びる軸方向に互いに対向して配置され、互いに直列接続されている第1平面コイル要素及び第2平面コイル要素を含むコイルを備え、
前記第2平面コイル要素のターン数が、前記第1平面コイル要素のターン数よりも少なく、
前記軸方向に見て、前記第2平面コイル要素の前記複数のターン部の少なくとも1つは、前記第1平面コイル要素の複数のターン部の2以上と重なり、
前記軸方向に見て、前記第2平面コイル要素の前記複数のターン部の間の各隙間が、前記第1平面コイル要素の前記複数のターン部の間の隙間のいずれかと重なる、コイル部品。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記第1平面コイル要素のターン数は、前記第2平面コイル要素のターン数の2倍であり、
前記軸方向に見て、前記第2平面コイル要素の各ターン部は、前記第1平面コイル要素の2つのターン部と重なる、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記軸方向に見て、前記第2平面コイル要素の各ターン部の内方の縁部が、前記第1平面コイル要素のいずれかのターン部の内方の縁部と重なり、前記第2平面コイル要素の各ターン部の外方の縁部が、前記第1平面コイル要素のいずれかのターン部の外方の縁部と重なる、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記第2平面コイル要素の前記複数のターン部に、当該ターン部に沿って延びる長孔が形成されている、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記長孔は、前記第2平面コイル要素の渦巻形状に沿って延びている、請求項4に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記軸方向に見て、前記長孔は、前記第1平面コイル要素の前記複数のターン部の間の隙間のいずれかと重なる、請求項4に記載のコイル部品。
【請求項7】
前記第2平面コイル要素の厚さが、0.15mm以上0.35mm以下である、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項8】
前記第2平面コイル要素と対向して配置される磁気シールド部材を更に備える、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項9】
前記軸方向に沿って延び、且つ、前記軸方向に見て前記第1平面コイル要素の複数のターン部の間の隙間に沿って延びる磁性体壁部を更に備え、
前記磁性体壁部は、前記第1平面コイル要素の前記第2平面コイル要素に対向する第1面とは反対側の第2面に対向して配置されている、請求項8に記載のコイル部品。
【請求項10】
前記軸方向に沿って延び、且つ、前記軸方向に見て前記第1平面コイル要素の複数のターン部の間の隙間に沿って延びる磁性体壁部を更に備え、
前記磁性体壁部は、前記第1平面コイル要素の複数のターン部の間の隙間を通って、前記第1平面コイル要素の一方の側から他方の側へ、前記軸方向に沿って延びている、請求項8に記載のコイル部品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コイル部品、送電装置、受電装置、移動体、及び電力伝送システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
非接触で電力を伝送するワイヤレス電力伝送システムが普及しつつある。
【0003】
電力を非接触で伝送する場合、コイルを含む共振回路に高周波の電流が流される。このような共振回路に用いられるコイル部品が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたコイル部品は、渦巻形状且つ板状の平面コイル要素を2枚積層してなるコイルを用いている。これにより、平面視におけるコイルの寸法を小さくすることができる。
【0004】
コイルを2枚の平面コイル要素の積層体として形成する場合、特許文献1に開示されているように、同一又は対応するパターンの(すなわち、ターン数及びターン部のピッチが互いに同じ)2枚の平面コイル要素を作製し、これらを上下に重ね合わせて電気的に接続する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-27112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
その一方で、コイル部品の製造効率を向上させることが求められている。コイル部品の製造効率は、例えば、コイル部品を構成する部材の取り扱い性を改善することで、向上させることができる。とりわけ、平面コイル要素の厚みが小さいコイル部品の場合、コイル部品を組み立てる際の平面コイル要素の取り扱いが難しいことが問題となっている。
【0007】
本開示の実施形態は、コイル部品の製造効率を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一実施の形態は、以下の[1]~[19]に関連する。
【0009】
[1]
各々が複数のターン部を有する渦巻形状を有し、前記渦巻形状の中心軸線上を延びる軸方向に互いに対向して配置され、互いに直列接続されている第1平面コイル要素及び第2平面コイル要素を含むコイルを備え、
前記第2平面コイル要素のターン数が、前記第1平面コイル要素のターン数よりも少なく、
前記軸方向に見て、前記第2平面コイル要素の前記複数のターン部の少なくとも1つは、前記第1平面コイル要素の複数のターン部の2以上と重なり、
前記軸方向に見て、前記第2平面コイル要素の前記複数のターン部の間の各隙間が、前記第1平面コイル要素の前記複数のターン部の間の隙間のいずれかと重なる、コイル部品。
【0010】
[2]
前記第1平面コイル要素のターン数は、前記第2平面コイル要素のターン数の2倍であり、
前記軸方向に見て、前記第2平面コイル要素の各ターン部は、前記第1平面コイル要素の2つのターン部と重なる、[1]に記載のコイル部品。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
テーブルタップ
13日前
三洋化成工業株式会社
軟磁性材料
3日前
古河電池株式会社
制御弁式鉛蓄電池
9日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
13日前
株式会社ヨコオ
同軸コネクタ
9日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
3日前
株式会社半導体エネルギー研究所
電池
2日前
個人
六角形パネル展開アレーアンテナ
13日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
13日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
13日前
住友電装株式会社
コネクタ
9日前
三洲電線株式会社
撚線導体
3日前
TDK株式会社
コイル部品
9日前
ローム株式会社
半導体装置
13日前
オムロン株式会社
リード線整列治具
13日前
株式会社デンソー
半導体装置
13日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
13日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
9日前
株式会社デンソー
半導体装置
13日前
三洋化成工業株式会社
リチウムイオン電池
3日前
大和電器株式会社
コンセント
9日前
個人
ユニバーサルデザインコンセントプラグ
13日前
TDK株式会社
電子部品
9日前
ローム株式会社
半導体発光装置
9日前
マクセル株式会社
電気化学素子
13日前
日本無線株式会社
モノポールアンテナ
13日前
株式会社村田製作所
電池パック
3日前
キヤノン株式会社
操作装置
10日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
9日前
富士電機機器制御株式会社
開閉器
10日前
原田工業株式会社
複合平面アンテナ装置
2日前
シャープ株式会社
電子機器
10日前
矢崎総業株式会社
端子金具
9日前
TDK株式会社
コイル部品
2日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
3日前
ホシデン株式会社
コネクタ
3日前
続きを見る