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公開番号2025016397
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2024190627,2020032722
出願日2024-10-30,2020-02-28
発明の名称チャック付き紙容器
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B65D 75/58 20060101AFI20250124BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】本発明は、立体形状を有し、自立性があり、天部にチャックを備えており、内容物を振り出して取り出すチャック付き紙容器に関する。その振り出し用開口部が所望の開口具合に設定でき、内容物の振り出し量の加減を調整しやすくできる。
【課題を解決するための手段】チャック付き紙容器の天部には、上縁部がわから順次、上部シール部、易開封加工線、チャックテープが設けられ、易開封加工線を切断する際に、上部シール部を部分的に残すことで開口制限部が設けられる。その開口制限部により、チャックテープの開口が制限され、振り出し用開口部が所望の大きさに設定される。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
紙を基材とする積層シートからなる2枚のブランク板を接合して組み上げられるチャック付き紙容器において、
前記チャック付き紙容器の上部に、前記ブランク板を重ね合わせて接合される上部重ね合わせ板、及び前記上部重ね合わせ板の下がわに連設される天面板とからなる天部と、
前記上部重ね合わせ板の一方の端部に連設される第一天部の側部板と、
前記上部重ね合わせ板の他方の端部に連設される第二天部の側部板と、
前記天部の左右両がわに連設される天部がわ突出部と、
前記天部の下がわに備わる胴部と、
前記胴部の下がわに備わる底部と、
前記上部重ね合わせ板及び前記第一天部の側部板及び前記第二の側部板の上縁部若しくは前記上縁部の近傍を、横断する上部シール部と、
前記上部シール部の下がわに位置し、前記上部重ね合わせ板及び前記第一天部の側部板及び前記第二天部の側部板を横断するチャックテープと、を備え、
前記上部シール部が部分的に残されてなる開口制限部が設けられ、
前記開口制限部は、易開封加工線の切断により形成され、
前記易開封加工線の少なくとも一部は、前記上部シール部と前記チャックテープとの間に延在しており、
前記易開封加工線の少なくとも一部は、前記上部シール部を横断していることを特徴とするチャック付き紙容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、チャック付き紙容器に関し、特に立体形状を有し、自立性を備えた紙容器の分野において、その振り出し用開口部の開口具合を調整でき、内容物の振り出し量の加減を調整しやすいチャック付き紙容器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、チャック付き紙容器として、特許文献1のような技術が開示されている。すなわち、直方体形状の紙容器の上部にチャックを設けており、内容物を取り出す際にはチャックを開けて、内容物の取り出しが終了したらチャックを閉じることができる。
上記の技術により、内容物の保護や、紙容器転倒時の内容物の零れを防止できる。また、紙容器であることから、内容物を消費後の容器の減容化や、廃棄が容易である。図1に、従来技術のチャック付き紙容器80の製造に用いるブランク板81を示し、図2に従来技術のチャック付き紙容器80の斜視図を、図3に平面図を、図4に天部を開口した状態の斜視図を示す。
【0003】
なお、今後特段の説明がない場合は、図2を参照に、表がわ壁面板831bを正面として、チャック付き紙容器80の表がわ、裏がわ、左がわ、右がわ、上がわ、下がわを示すものとする。本発明のチャック付き紙容器90においても、同様とする。
また、従来技術の説明を行う際に使用する符号は、本発明と区別するために、80番代又は800番代としている。
また、符号の添え字のaは、チャック付き紙容器80の裏がわ部分の要素を示し、添え字のbは表がわ部分の要素を示す。添え字のaとbとの両方がある要素において、添え字がない符号は、aとbの両方を含むものとする。
【0004】
特許文献1に記載されたチャック付き紙容器80においては、その天部を開口し、内容物を振り出す際には、まず天面がわ突出部(耳部)874が胴部872から取り外され、次に易開封加工線851が切断されたのち、チャックテープ861が開かれて、振り出し用開口部856が開口される。
そして、チャック付き紙容器80が持ち上げられて、傾けられることにより、内容物が振り出される。
【0005】
しかしながら、振り出し用開口部856には、後に説明するように、天部871の開口を制限する開口制限部がなく、図4のようにチャック付き紙容器80の横断方向の略全面に渡り開口するので、少量の振り出しの要求に対して、所望の量よりも意図せずに大量に振り出してしまう虞れがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-178833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その課題は、チャック付き紙容器90において、内容物を振り出す振り出し用開口部56の開口具合が適切な大きさに制限されることにより、振り出し量の加減がしやすいチャック付き紙容器90を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題は、本発明の以下の実施形態により解決することができる。
すなわち、本発明のチャック付き紙容器90は、
紙を基材とする積層シート78からなる2枚のブランク板93を接合して組み上げられるチャック付き紙容器90において、
前記チャック付き紙容器90の上部に、前記ブランク板93を重ね合わせて接合される上部重ね合わせ板34、及び前記上部重ね合わせ板34の下がわに連設される天面板33とからなる天部71と、
前記上部重ね合わせ板34の一方の端部左右に連設される第一天部の側部板411と、
前記上部重ね合わせ板34の他方の端部に連設される第二天部の側部板412と、
前記天部71の左右両がわに連設される天部がわ突出部74と、
前記天部71の下がわに備わる胴部72と、
前記胴部72の下がわに備わる底部73と、
前記上部重ね合わせ板34及び前記第一天部の側部板411及び前記第二の側部板412の上縁部21若しくは前記上縁部21の近傍を、横断する上部シール部53と、
前記上部シール部53の下がわに位置し、前記上部重ね合わせ板34及び前記第一天部の側部板411及び前記第二天部の側部板412を横断するチャックテープ61と、を備え、
前記上部シール部53が部分的に残されてなる開口制限部54が設けられ、
前記開口制限部54は、前記ブランク板93の一方の側縁部である第一側縁部11若しくは前記第一側縁部11の近傍から、他方の側縁部である第二側縁部16向って延在しており、
かつ前記第二側縁部16には至っておらず、
前記開口制限部54は、易開封加工線51の切断により形成され、
前記易開封加工線51の少なくとも一部は、前記上部シール部53と前記チャックテープ61との間に延在しており、
前記易開封加工線51の少なくとも一部は、前記上部シール部53を横断していることを特徴としている。
【0009】
上述した本発明の実施形態によれば、チャック付き紙容器90において、前記上部シール部53が部分的に残されてなる開口制限部54により、前記振り出し用開口部56の開口が適切な大きさに制限されることにより、内容物の振り出し量の加減がしやすくなる。
【0010】
なお、前記第一天部の側部板411と、前記第二天部の側部板412とを合わせて、天部の側部板41と表記することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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