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公開番号2025019143
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2024202476,2023131021
出願日2024-11-20,2023-08-10
発明の名称変性ポリテトラフルオロエチレン、及び、延伸体
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C08F 214/28 20060101AFI20250130BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】破断強度が高いにもかかわらず、押出圧力が低い変性ポリテトラフルオロエチレン、及び、それを用いた延伸体を提供する。
【解決手段】テトラフルオロエチレン単位及びヘキサフルオロプロピレン単位を含み、前記ヘキサフルオロプロピレン単位の量が、全重合単位に対し1.0質量%以下であり、破断強度が20.0N以上であり、熱不安定指数が40未満である変性ポリテトラフルオロエチレン。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
テトラフルオロエチレン単位及びヘキサフルオロプロピレン単位を含み、前記ヘキサフルオロプロピレン単位の量が、全重合単位に対し1.0質量%以下であり、破断強度が20.0N以上であり、熱不安定指数が40未満である変性ポリテトラフルオロエチレン。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
破断強度(N)/押出圧力(MPa)で表される強度比が1.80N/MPa以上である請求項1に記載の変性ポリテトラフルオロエチレン。
【請求項3】
応力緩和時間が500秒以上である請求項1又は2に記載の変性ポリテトラフルオロエチレン。
【請求項4】
押出圧力が17.0MPa未満である請求項1又は2に記載の変性ポリテトラフルオロエチレン。
【請求項5】
押出圧力が16.0MPa未満である請求項1又は2に記載の変性ポリテトラフルオロエチレン。
【請求項6】
テトラフルオロエチレン単位及びヘキサフルオロプロピレン単位を含み、前記ヘキサフルオロプロピレン単位の量が、全重合単位に対し0.1質量%未満である変性ポリテトラフルオロエチレン。
【請求項7】
粉末である請求項1又は2に記載の変性ポリテトラフルオロエチレン。
【請求項8】
ファインパウダーである請求項1又は2に記載の変性ポリテトラフルオロエチレン。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の変性ポリテトラフルオロエチレンから形成された延伸体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、変性ポリテトラフルオロエチレン、及び、延伸体に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
ポリテトラフルオロエチレンは、成形し未焼成状態で高度に延伸すると多孔質ポリテトラフルオロエチレンフィルムが得られる。この多孔質フィルムは、水蒸気等の気体を通すが、ポリテトラフルオロエチレンの強い撥水性のため水滴は通さない。このユニークな性質を利用して、衣類や分離膜等に応用されている。
【0003】
特許文献1には、CH

=CH-(CF



F等のコモノマーに基づく単位を有するポリテトラフルオロエチレンファインパウダーが記載されている。
【0004】
特許文献2には、パーフルオロ(メチルビニルエーテル)に基づく単位を有する変性ポリテトラフルオロエチレンファインパウダーが記載されている。
【0005】
特許文献3には、テトラフルオロエチレン単独重合体、又は、ヘキサフルオロプロピレンに基づく単位を有するポリテトラフルオロエチレンの粉末が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2011/055824号
特開2015-127411号公報
国際公開第2020/022355号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示は、破断強度が高いにもかかわらず、押出圧力が低い変性ポリテトラフルオロエチレン、及び、それを用いた延伸体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示(1)は、テトラフルオロエチレン単位及びヘキサフルオロプロピレン単位を含み、前記ヘキサフルオロプロピレン単位の量が、全重合単位に対し1.0質量%以下であり、破断強度が20.0N以上であり、熱不安定指数が40未満である変性ポリテトラフルオロエチレンである。
【0009】
本開示(2)は、破断強度(N)/押出圧力(MPa)で表される強度比が1.80N/MPa以上である本開示(1)に記載の変性ポリテトラフルオロエチレンである。
【0010】
本開示(3)は、応力緩和時間が500秒以上である本開示(1)又は(2)に記載の変性ポリテトラフルオロエチレンである。
(【0011】以降は省略されています)

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