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公開番号2025018775
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122770
出願日2023-07-27
発明の名称報知システム
出願人株式会社ケアコム
代理人個人
主分類A61G 12/00 20060101AFI20250130BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】患者の不在時に医療従事者が病室に入って作業を行った場合に、医療従事者の退室後に病室に戻ってきた患者がそのことを把握できるようにする。
【解決手段】病室内に患者が不在であることを検出する患者不在検出部13と、病室に対する医療従事者の入退室を判定する入退室判定部14と、患者の不在が検出されている期間中に、医療従事者の病室に対する入室および退室が行われたと判定された場合、退室の判定が行われた後に、医療従事者による入退室が行われたことをベッドサイド表示器6などに報知する入退室報知部15とを備え、入院患者の不在時に医療従事者が患者の病室に入って業務を行った場合、医療従事者による入退室が行われたことを患者に報知することにより、一時的に病室を不在にしていた患者が、自分の不在時に医療従事者が病室に入ったことを把握することができるようにする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
病室内に患者が不在であることを検出する患者不在検出部と、
上記病室に対する医療従事者の入退室を判定する入退室判定部と、
上記患者不在検出部により上記患者の不在が検出されている期間中に、上記医療従事者の上記病室に対する入室および退室が行われたと上記入退室判定部により判定された場合、上記退室の判定が行われた後に、上記医療従事者による入退室が行われたことを上記患者が確認可能な機器に報知する入退室報知部とを備えた
ことを特徴とする報知システム。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
上記入退室判定部は、上記病室の出入口付近に設置されたセンサにより上記医療従事者の入室時および退室時にそれぞれ検知される情報に基づいて、上記医療従事者による上記病室に対する入室および退室が行われたと判定することを特徴とする請求項1に記載の報知システム。
【請求項3】
上記入退室判定部は、上記医療従事者の操作用に上記病室内に設置された端末に対して上記医療従事者による実施業務情報の入力が行われたことに基づいて、上記医療従事者による上記病室に対する入室および退室が行われたと判定することを特徴とする請求項1に記載の報知システム。
【請求項4】
上記入退室報知部は、上記医療従事者による入退室が行われたことに代えてまたは加えて、上記端末に入力された実施業務情報を報知することを特徴とする請求項3に記載の報知システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、報知システムに関し、特に、入院患者の病室において検出された情報に基づいて患者に報知を行うシステムに用いて好適なものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、入院患者の不在時に医療従事者が患者の病室に入って看護の準備を行ったり備品の補充を行ったりすることがある。このとき、医療従事者が作業を終えて退室した後に病室に戻ってきた患者は、病室内の変化を感じることで精神的な負荷を受けることがあった。患者は自分の不在時に病室内で何があったのかを知ることができないため、速やかに精神的負荷を緩和させることが難しいという問題があった。
【0003】
なお、入院患者の所持品を監視対象物として登録しておき、患者が所定の場所から離れたことが検出されるとカメラで監視対象物の監視を開始し、監視対象物の位置の変化を検出した場合に、ナースコール親機、廊下灯、看護師用携帯電話または入院患者用携帯電話などの機器に通知を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この特許文献1に記載の技術は、あらかじめ登録した所持品を患者の不在時に監視して移動があった場合に通知を行うものであり、この技術を用いて上述の問題を解決することはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-162240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、入院患者の不在時に医療従事者が患者の病室に入って作業を行った場合に、医療従事者の退室後に病室に戻ってきた患者がそのことを把握できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決するために、本発明では、病室内に患者が不在であることを検出するとともに、病室に対する医療従事者の入退室を判定し、患者の不在が検出されている期間中に、医療従事者の病室に対する入室および退室が行われたと判定された場合、退室の判定が行われた後に、医療従事者による入退室が行われたことを患者が確認可能な機器に報知するようにしている。
【発明の効果】
【0007】
上記のように構成した本発明によれば、入院患者の不在時に医療従事者が患者の病室に入って看護の準備を行ったり備品の補充を行ったりすると、医療従事者の退室が判定された後に、医療従事者による入退室が行われたことが患者に報知される。このため、一時的に病室を不在にしていた患者は、自分の不在時に医療従事者が病室に入ったことを把握することができる。これにより、医療従事者の退室後に病室に戻ってきた患者が病室内の変化を感じて精神的な負荷を受けることを抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態による報知システムの全体構成例を示す図である。
ベッドサイド表示器、患者タグ、医療従事者タグおよびタグリーダの配置例を示す図である。
ナースコール親機が備える機能構成例を示すブロック図である。
ベッドサイド表示器、患者タグ、タグリーダおよび入力端末の配置例を示す図である。
ナースコール親機が備える他の機能構成例を示すブロック図である。
本実施形態による報知システムの他の全体構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による報知システムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の報知システムは、ナースコールシステムを利用して構成されたものであり、ナースコール親機1、制御機2、廊下灯3、壁埋込形子機4、ハンド形子機5、ベッドサイド表示器6、患者タグ7、医療従事者タグ8およびタグリーダ9を備えて構成されている。
【0010】
図2は、ベッドサイド表示器6、患者タグ7、医療従事者タグ8およびタグリーダ9の配置例を示す図である。図2では、ある1つの病室101およびその付近の廊下102を示している。病室101には4つのベッドが配置されており、4人の患者が入院している。このうち1人の患者201および1人の医療従事者202を廊下102に図示している。便宜上、患者201と医療従事者202を近い位置に図示しているが、実際には互いを視認できない離れた位置に存在するものとする。患者201は、所要により病室101から退室した後、別の場所での所要が終わった後は病室101に戻る。
(【0011】以降は省略されています)

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