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公開番号
2025018026
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121408
出願日
2023-07-26
発明の名称
マスターバッチ及びその製造方法
出願人
株式会社コバヤシ
代理人
個人
主分類
C08J
3/22 20060101AFI20250130BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】
本発明は、無機粒子と熱可塑性樹脂を含有するマスターバッチを安定して効率よく製造できる方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明は、押出機を用いたマスターバッチの製造方法であって、前記押出機は、シリンダー内に前記マスターバッチの原料を供給するための原料第1供給口と、前記原料第1供給口の下流側に設けられた前記原料を混練する第1混練部と、前記第1混練部の下流側に設けられた第1真空ベント口と、前記原料第1供給口の下流側に設けられ、前記第1混練部で混練された前記原料を混練する第2混練部と、を備え、前記原料は、無機粉末、金属石鹸及び熱可塑性樹脂を含み、前記原料第1供給口は、前記無機粉末と、前記金属石鹸と、前記熱可塑性樹脂とを供給し、前記第2混練部における練りの程度を前記第1混練部における練りの程度よりも強くする、マスターバッチの製造方法も提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
無機粉末と、熱可塑性樹脂と、金属石鹸と、を含むマスターバッチ。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記無機粉末の比重が2.5g/cm
3
以上である、請求項1に記載のマスターバッチ。
【請求項3】
前記無機粉末が貝殻粉末である、請求項1に記載のマスターバッチ。
【請求項4】
前記貝殻粉末がホタテ貝殻粉末である、請求項3に記載のマスターバッチ。
【請求項5】
前記無機粉末が鉱物粉末である、請求項1に記載のマスターバッチ。
【請求項6】
前記鉱物粉末が粘土鉱物粉末である、請求項5に記載のマスターバッチ。
【請求項7】
前記粘土鉱物粉末がタルク粉末である、請求項6に記載のマスターバッチ。
【請求項8】
前記熱可塑性樹脂のMFRが50以下である、請求項1に記載のマスターバッチ。
【請求項9】
前記無機粉末の含有量が、前記マスターバッチの質量に対し、10質量%以上である、請求項1に記載のマスターバッチ。
【請求項10】
無機粉末と、熱可塑性樹脂と、金属石鹸と、を含む混練物から成形された成形体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マスターバッチ及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
今日、石油由来の樹脂に無機充填材等が添加された樹脂材料は、機械的特性に優れるため、各種用途に使用されている。
一方、ほたて貝やかきの水揚げ産地においては、貝柱、ウロ等の内容物が除去されて排出された貝殻が大量に発生する。従来、これらの貝殻の多くは産業廃棄物として埋立て処理されている。
【0003】
そこでこのような貝殻を有効利用する方法として、上記したように貝殻を合成樹脂に添加するための無機充填材として使用することが提案されている(特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-75964号公報
特開2010-106270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、無機粒子と熱可塑性樹脂を含有するマスターバッチを安定して効率よく製造できる方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
無機粉末と、熱可塑性樹脂と、金属石鹸と、を含むマスターバッチを提供する。
前記マスターバッチは、前記無機粉末の比重が2.5g/cm
3
以上でありうる。
前記マスターバッチは、前記無機粉末が貝殻粉末でありうる。
前記マスターバッチは、前記貝殻粉末がホタテ貝殻粉末でありうる。
前記マスターバッチは、前記無機粉末が鉱物粉末でありうる。
前記マスターバッチは、前記鉱物粉末が粘土鉱物粉末でありうる。
前記マスターバッチは、前記粘土鉱物粉末がタルク粉末でありうる。
前記マスターバッチは、前記熱可塑性樹脂のMFRが50以下でありうる。
前記マスターバッチは、前記無機粉末の含有量が、前記マスターバッチの質量に対し、10質量%以上でありうる。
本発明は、
無機粉末と、熱可塑性樹脂と、金属石鹸と、を含む混練物から成形された成形体も提供する。
前記成形体は、前記無機粉末の比重が2.5g/cm
3
以上でありうる。
前記成形体は、前記無機粉末が貝殻粉末でありうる。
前記成形体は、前記無機粉末が鉱物粉末でありうる。
前記成形体は、前記鉱物粉末が粘土鉱物粉末でありうる。
前記成形体は、温度23℃且つ湿度50%の環境下にて1日間おかれた場合の寸法変化率が0.2%以下でありうる。
前記成形体は、温度23℃且つ湿度50%の環境下にて3日間おかれた場合の寸法変化率が0.2%以下でありうる。
前記成形体は、少なくとも一方の面における表面粗さ(Ry)が7μm以上でありうる。
本発明は、
押出機を用いたマスターバッチの製造方法であって、
前記押出機は、シリンダー内に前記マスターバッチの原料を供給するための原料第1供給口と、前記原料第1供給口の下流側に設けられた前記原料を混練する第1混練部と、前記第1混練部の下流側に設けられた第1真空ベント口と、前記原料第1供給口の下流側に設けられ、前記第1混練部で混練された前記原料を混練する第2混練部と、前記第2混練部の下流側に設けられた第2真空ベント口と、前記第2真空ベント口の下流側に設けられ、前記第2混練部で混練された前記原料を混練する第3混練部と、当該第3混練部で混練された前記原料を排出する排出口と、を備え、
前記原料は、無機粉末、金属石鹸及び熱可塑性樹脂を含み、
前記原料第1供給口は、前記無機粉末と、前記金属石鹸と、前記熱可塑性樹脂とを供給し、
前記第2混練部における練りの程度を前記第1混練部における練りの程度よりも強くする、マスターバッチの製造方法も提供する。
前記マスターバッチの製造方法において、前記押出機は、さらに、前記第1真空ベント口の下流側に設けられ、前記マスターバッチの原料を供給するための原料第2供給口を備えうる。
前記マスターバッチの製造方法において、前記原料第2供給口は、前記無機粉末と、前記金属石鹸とを供給しうる。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、無機粉末と熱可塑性樹脂を含有するマスターバッチを安定して効率よく製造できる方法を提供することができる。
なお、本発明の効果は、ここに記載された効果に必ずしも限定されるものではなく、本明細書中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明のマスターバッチの製造方法に使用する装置を示す概念図である。
実施例5のシート及び比較例1のシートの長辺方向における寸法変化率の経時変化を示す図である。
実施例5のシート及び比較例1のシートの短辺方向における寸法変化率の経時変化を示す図である。
実施例7の多層シートの製造で用いる多層共押出成形機の一例を示す摸式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための好適な形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の代表的な実施形態を示したものであり、本発明の範囲がこれらの実施形態のみに限定されることはない。
【0010】
本発明について、以下の順序で説明を行う。
1.第1の実施形態
(1)マスターバッチの構成
(2)マスターバッチの製造方法
2.第2の実施形態
(1)成形体の構成
(2)成形体の製造方法
3.実施例
(【0011】以降は省略されています)
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