TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025017390
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023120364
出願日
2023-07-25
発明の名称
補綴装置、補綴装置形成装置及び補綴装置の形成方法
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
主分類
A61C
5/70 20170101AFI20250130BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本願補綴装置を用いることで、治療前や治療途中に顎位の変化や歯根破折等が起こることを抑制でき、治療計画の変更を減らすことができる補綴装置、補綴装置形成装置及び補綴装置の形成方法を提供する。
【解決手段】本願補綴装置1は、治療対象の歯20に対する隔壁状で、歯の咬合面12に根管への治療を可能にする開放部14を有する補綴本体10からなり、補綴本体が、治療前又は治療中の歯の歯冠又は歯根に合着させるものであることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
歯科治療における補綴装置において、
治療対象の歯に対する隔壁状で、該歯の咬合面に根管への治療を可能にする開放部を有する補綴本体からなり、
該補綴本体が、治療前又は治療中の該歯の歯冠又は歯根に合着させるものであることを特徴とする補綴装置。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記補綴本体が円環状で、
該補綴本体の前記開放部が、前記咬合面に設けられた前記根管への治療を可能にするアクセス穴であることを特徴とする請求項1記載の補綴装置。
【請求項3】
歯科治療における補綴装置の形状を形成させる補綴装置形成装置において、
治療前又は治療中の歯及びその周辺を撮像するスキャン手段と、
該スキャン手段により撮像されたデータに基づき該補綴装置の形状を形成させる補綴形成手段を備え、
該補綴形成手段によって形状を形成される該補綴装置が、治療前又は治療中の該歯の歯冠又は歯根に合着させるものであって、該歯に対する隔壁状で、該歯の咬合面に根管への治療を可能にする開放部を有するものであることを特徴とする補綴装置形成装置。
【請求項4】
前記補綴形成手段が形成する前記補綴装置が、円環状で、
該補綴装置の前記開放部が、前記咬合面に設けられた前記根管への治療を可能にするアクセス穴であることを特徴とする請求項3記載の補綴装置形成装置。
【請求項5】
歯科治療における補綴装置の形成方法において、
治療前又は治療中の歯及びその周辺の印象採得を行い、
該印象採得により得られた型の情報に基づき、治療前又は治療中の該歯の歯冠又は歯根に合着させるものであって、該歯に対する隔壁状で、該歯の咬合面に根管への治療を可能にする開放部を有する該補綴装置の形状を形成させることを特徴とする補綴装置の形成方法。
【請求項6】
歯科治療における補綴装置の形成方法において、
治療前又は治療中の歯及びその周辺を撮像し、
撮像されたデータに基づき、治療前又は治療中の該歯の歯冠又は歯根に合着させるものであって、該歯に対する隔壁状で、該歯の咬合面に根管への治療を可能にする開放部を有する該補綴装置の形状を形成させることを特徴とする補綴装置の形成方法。
【請求項7】
形成される前記補綴装置が、円環状で、
該補綴装置の前記開放部が、前記咬合面に設けられた前記根管への治療を可能にするアクセス穴であることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の補綴装置の形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯科治療における補綴装置、補綴装置形成装置及び補綴装置の形成方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、虫歯等の歯科の治療においては、補綴装置として人工の歯冠(いわゆるクラウン)が用いられている。従来からの歯科の治療方法としては、非特許文献1に下記の手順が示されている。
【0003】
非特許文献1に示される治療方法は、虫歯が神経まで達してしまって歯冠がぼろぼろになった場合、虫歯の部分を削り取り、虫歯が神経まで達した場合には神経をとって薬で治療する。そして、神経の治療をした歯の虫歯になった歯冠の部分を削り取り、金属やプラスチックの土台を付け形を整えてから、次に印象材という歯の型を取る材料を使い、型どりをする。この型をもとに削った歯と同じ形の模型を作り、その上でセラミックス(陶器)やプラスチック、金属を用いて冠を作り、この冠を金属の土台にセメント(接着剤)で付ける。
【0004】
虫歯が神経まで達していない場合は、虫歯の部分を削り、その上に直接冠をかぶせることになるが、歯根がある程度しっかりしている場合であっても、歯の根管の治療が必要な場合が多い。
【0005】
また、特許文献1には、人工歯は、補綴物と、補綴物に一方向に挿入される挿入部、および補綴物から突出する突出部を含むアバットメントとを含み、挿入部は、一方向に外周面の直径が大きくなるように傾設され、突出部は、一方向に外周面の直径が小さくなるように傾設され、補綴物が被削物構造体である場合には、突出部の一側端部は人工歯加工装置に結合される旨が記載されている。そして、補綴物は、一方向に補綴物の内部を貫通する貫通孔を含む旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-22069号公報
【非特許文献】
【0007】
補綴歯科ってなに?,[online],公益社団法人日本補綴歯科学会,掲載日不明,<URL:https://hotetsu.com/p2_01.html>,[2023年7月10日検索],インターネット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の補綴歯科に係る治療の手順では、虫歯治療や根管治療等のすべての治療を終わらせた上で補綴装置を製作して合着させることになる。このような従来の治療手順では、咬合崩壊等が起きており全顎的に治療が必要な場合、個々の歯の治療の途中で顎位の変化や歯根破折等が起こってしまい、治療途中で治療計画の変更を余儀なくされるケースが少なからず発生する。
【0009】
尚、特許文献1のインプラントの上部構造体とアバットメントとをスクリュー固定式で製作するために、咬合面方向に円柱上の穴が設けられているもので、虫歯治療や根管治療等のすべての治療を終わらせた上で補綴装置を製作して合着させることになることには変わりはない。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、本願補綴装置を用いることで、治療前や治療途中に顎位の変化や歯根破折等が起こることを抑制でき、治療計画の変更を減らすことができる補綴装置、補綴装置形成装置及び補綴装置の形成方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
歯の掃除具
3か月前
個人
錠剤撒き器
5か月前
個人
歯茎みが品
16日前
個人
導電香
9日前
個人
塗り薬塗り具
2か月前
個人
乗馬テラピー
3か月前
個人
身体牽引装置
3か月前
個人
マッサージ機
3日前
個人
片足歩行支援具
24日前
個人
発熱器具
3か月前
個人
健康器具
2か月前
個人
収納容器
1か月前
個人
染毛方法
2か月前
個人
クリップ
23日前
個人
挟圧手工爪矯正具
5か月前
個人
磁器治療器
3か月前
株式会社コロナ
脱臭機
5か月前
個人
眼科診療車
1か月前
個人
鼻腔拡張具
5か月前
個人
動体視力強化装置
3か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
5か月前
東レ株式会社
下肢着用具
3か月前
株式会社コーセー
美爪料
24日前
株式会社 MTG
浴用剤
10日前
株式会社コーセー
化粧料
24日前
個人
血管硬化度算出方法
4か月前
株式会社ナカニシ
生検針
3か月前
個人
除菌システム
24日前
個人
避難困難者救出台車
1か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
16日前
株式会社ニデック
眼科装置
3か月前
株式会社ニデック
眼科装置
3か月前
個人
立位姿勢支持具
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
23日前
続きを見る
他の特許を見る