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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025017044
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023119913
出願日
2023-07-24
発明の名称
静電荷像現像用トナー、画像形成方法および画像形成装置
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
G03G
9/087 20060101AFI20250129BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】画像形成装置が有する各部材との接触による帯電を原因とする貼り付きが生じにくい画像を形成可能であり、なおかつ低温定着性が高く、ホットオフセットを生じにくい静電荷像現像用トナーを提供すること。
【解決手段】トナー母体粒子に結着樹脂を含み、前記結着樹脂は、下記一般式(1)で表される構成単位および特定式で表される構成単位を有する重合体を含む、静電荷像現像用トナー。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025017044000017.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">46</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">121</com:WidthMeasure> </com:Image>
(一般式(1)中、R
1
は水素原子またはメチル基を示し、R
2
は炭素数6以上12以下の、脂環式構造を有する炭化水素基を示す。)
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
トナー母体粒子に結着樹脂を含む静電荷像現像用トナーであって、
前記結着樹脂は、下記一般式(1)で表される構成単位および下記一般式(2)で表される構成単位を有する重合体を含む、静電荷像現像用トナー。
TIFF
2025017044000013.tif
46
123
(一般式(1)中、R
1
は水素原子またはメチル基を示し、R
2
は炭素数6以上12以下の、脂環式構造を有する炭化水素基を示す。)
TIFF
2025017044000014.tif
47
123
(一般式(2)中、R
3
は水素原子またはメチル基を示し、R
4
は炭素数8以上18以下の、直鎖状または分岐鎖状の炭化水素基を示す。)
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記トナー母体粒子は、着色剤を含む、
請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項3】
前記重合体は、前記一般式(1)で表される構成単位および前記一般式(2)で表される構成単位のいずれとも異なる他の構成単位を有する、
請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項4】
前記他の構成単位は、スチレン、(メタ)アクリル酸、および(メタ)アクリル酸エステルからなる群から選択される重合性単量体に由来する構成単位を有する、
請求項3に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項5】
前記他の構成単位は、(メタ)アクリル酸に由来する構成単位を有する、
請求項3に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項6】
下記一般式(3)で表される重合性単量体および下記一般式(4)で表される重合性単量体を共重合させて重合体を得る工程と、
前記得られた重合体を含むトナー粒子を形成する工程と、
を有する、
静電荷像現像用トナーの製造方法。
TIFF
2025017044000015.tif
47
123
(一般式(3)中、R
1
は水素原子またはメチル基を示し、R
2
は炭素数6以上12以下の、脂環式構造を有する炭化水素基を示す。)
TIFF
2025017044000016.tif
47
123
(一般式(4)中、R
3
は水素原子またはメチル基を示し、R
4
は炭素数8以上18以下の、直鎖状または分岐鎖状の炭化水素基を示す。)
【請求項7】
前記トナー粒子を形成する工程において、前記重合体と、着色剤とを含むトナー粒子を形成する、
請求項6に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
【請求項8】
前記重合体を得る工程は、前記重合体の分散液を得る工程であり、
前記トナー粒子を形成する工程は、前記重合体の分散液を混合する工程である、
請求項6に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
【請求項9】
請求項1~5のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを記録媒体に付着させる工程と、
前記付着させた静電荷像現像用トナーを前記記録媒体に定着させる工程と、
を有する、画像形成方法。
【請求項10】
請求項1~5のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを記録媒体に付着させる付着部と、
前記付着させた静電荷像現像用トナーを前記記録媒体に定着させる定着部と、
を有する、画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、静電荷像現像用トナー、画像形成方法および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
静電荷像現像用トナーにより形成された画像は、記録媒体に定着された後、多くの搬送ローラーに接触しながら搬送され、排出される。このとき、上記搬送ローラーとの接触や、画像形成装置が有する他の部材との接触により、出力された画像が帯電してしまうことがある。画像の帯電は、画像と、他の記録媒体との静電的な貼り付きを引き起こす。上記画像の貼り付きは、ニス加工やラミネート加工などの後加工の際に障害となったり、これらの後加工がなされない不良品の発生の原因となったりする。
【0003】
特に、印刷速度を速くすると、帯電した電荷が漏洩する前に画像形成装置から画像が排出されやすくなり、上記画像の帯電による問題が顕著に生じやすい。また、樹脂フィルムやストーンペーパーなどの絶縁性が高い記録媒体に画像を形成したときにも、上記画像の帯電による問題が顕著に生じやすい。
【0004】
特許文献1には、環状構造を有する(メタ)アクリル系単量体を共重合させて得られる樹脂を用いたトナーは、樹脂の極性が低いため空気中の水分による帯電性の変化が小さいと記載されている。
【0005】
なお、画像形成を高速化するためには、トナーの低温定着性の向上が要求される。特許文献2には、長鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル系単量体を共重合させて得られる樹脂を用いたトナーは、側鎖(長鎖アルキル基)が結晶化しやすいため、低温定着性に優れると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-089508号公報
特開2014-130243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
引用文献1に記載の脂環式構造を有する樹脂は、樹脂の極性が低い。そのため、このような樹脂を含むトナーを用いれば、搬送ローラー等との接触による帯電が生じにくく、上記した帯電による問題を生じにくい画像を形成できるのではと期待される。しかし、本発明者らの知見によると、脂環式構造を有する樹脂は、嵩高い脂環式構造により高分子鎖の絡み合いが生じにくいため、弾性特性が低い。そのため、このような樹脂を含むトナーは、ホットオフセットを生じさせやすい。また、脂環式構造を有する樹脂は一般にガラス転移温度が高い。そのため、このような樹脂を含むトナーは、低温定着性は高くない。
【0008】
一方で、引用文献2に記載の長鎖アルキル基を有する樹脂は、トナーの低温定着性を高めることができる。しかし、長鎖アルキル基を有する樹脂は、極性が低かったり、結晶化されやすく分子運動量が小さかったりするため、誘電正接(tanδ)が低い。そのため、このような樹脂を含むトナーは、搬送ローラー等との接触による画像の帯電を生じさせやすい。また、長鎖アルキル基を有する樹脂は、結晶化しやすく高分子鎖の絡み合いが生じにくいため、弾性特性が低い。そのため、このような樹脂を含むトナーは、ホットオフセットを生じさせやすい。
【0009】
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、画像形成装置が有する各部材との接触による帯電を原因とする貼り付きが生じにくい画像を形成可能であり、なおかつ低温定着性が高く、ホットオフセットを生じにくい静電荷像現像用トナー、当該静電荷像現像用トナーを用いる画像形成方法、および静電荷像現像用トナーを用いて画像を形成する画像形成装置を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するための本発明の一態様は、下記[1]~[7]の静電荷像現像用トナーに関する。
[1]トナー母体粒子に結着樹脂を含む静電荷像現像用トナーであって、
前記結着樹脂は、下記一般式(1)で表される構成単位および下記一般式(2)で表される構成単位を有する重合体を含む、静電荷像現像用トナー。
TIFF
2025017044000002.tif
45
140
(一般式(1)中、R
1
は水素原子またはメチル基を示し、R
2
は炭素数6以上12以下の、脂環式構造を有する炭化水素基を示す。)
TIFF
2025017044000003.tif
49
140
(一般式(2)中、R
3
は水素原子またはメチル基を示し、R
4
は炭素数8以上18以下の、直鎖状または分岐鎖状の炭化水素基を示す。)
[2]前記トナー母体粒子は、着色剤を含む、
[1]に記載の静電荷像現像用トナー。
[3]前記重合体は、前記一般式(1)で表される構成単位および前記一般式(2)で表される構成単位のいずれとも異なる他の構成単位を有する、
[1]または[2]に記載の静電荷像現像用トナー。
[4]前記他の構成単位は、スチレン、(メタ)アクリル酸、および(メタ)アクリル酸エステルからなる群から選択される重合性単量体に由来する構成単位を有する、
[3]に記載の静電荷像現像用トナー。
[5]前記他の構成単位は、(メタ)アクリル酸に由来する構成単位を有する、
[3]または[4]に記載の静電荷像現像用トナー。
(【0011】以降は省略されています)
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