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公開番号
2025016783
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024196147,2023060713
出願日
2024-11-08,2018-10-10
発明の名称
医用情報処理装置、医用情報処理プログラム、医用情報処理システム
出願人
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
A61B
6/46 20240101AFI20250128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】毛細血管における抵抗を評価することができる指標を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る医用情報処理装置は、取得部と、算出部とを備える。取得部は、冠動脈における血管血流量と、冠動脈によって血液が供給される心筋領域における心筋血流量とを取得する。算出部は、血管血流量と心筋血流量とを組み合わせて、心筋領域に対して血液を供給する毛細血管における毛細血管抵抗量を示す指標を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数時相の冠動脈の形状データに基づいて推定される前記冠動脈における血管血流量と、前記冠動脈によって血液が供給される心筋領域を対象に複数時相の造影画像に基づいて算出される心筋血流量とを取得する取得部と、
前記血管血流量と前記心筋血流量との比較に基づいて、前記心筋領域に対して前記血液を供給する毛細血管の抵抗に関する指標を算出する算出部と、
を備える、医用情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記取得部は、複数本の冠動脈における複数の血管血流量と、前記複数本の冠動脈によって血液がそれぞれ供給される複数の心筋領域における複数の心筋血流量をまとめた単一の心筋血流量とを取得し、
前記算出部は、前記複数の血管血流量と前記単一の心筋血流量とを組み合わせて前記指標を算出する、請求項1に記載の医用情報処理装置。
【請求項3】
前記取得部は、心筋領域に対して血液を供給する冠動脈の範囲の上流側端部における血管血流量及び下流側端部における血管血流量と、前記心筋領域における心筋血流量とを取得し、
前記算出部は、前記上流側端部における血管血流量と前記下流側端部における血管血流量との差分と、前記心筋領域における心筋血流量とを組み合わせて前記指標を算出する、請求項1に記載の医用情報処理装置。
【請求項4】
前記取得部は、前記冠動脈及び前記冠動脈によって血液が供給される心筋領域を複数の範囲に分割し、分割した範囲ごとに、範囲の上流側端部における血管血流量及び下流側端部における血管血流量と、当該範囲に対応する心筋領域における心筋血流量とをそれぞれ取得し、
前記算出部は、前記上流側端部における血管血流量と前記下流側端部における血管血流量との差分と、前記範囲に対応する心筋領域における心筋血流量とを組み合わせて、前記分割した範囲ごとに前記指標をそれぞれ算出する、請求項1に記載の医用情報処理装置。
【請求項5】
前記心筋領域及び前記冠動脈の少なくとも一方を含む医用画像上に前記算出部によって算出された前記指標に関する情報を示した表示画像を表示させるように制御する表示制御部をさらに備える、請求項1~4のいずれか1つに記載の医用情報処理装置。
【請求項6】
前記分割した範囲ごとにそれぞれ算出された前記指標を色で示し、前記心筋領域又は前記冠動脈を示す3次元画像上に割り当てたカラー画像を表示させるように制御する表示制御部をさらに備える、請求項4に記載の医用情報処理装置。
【請求項7】
前記冠動脈を長軸方向に沿って2次元平面上に示した表示画像と、当該冠動脈の各範囲で算出された前記指標の変化を示すグラフとを、前記表示画像における位置と前記グラフにおける位置とを対応付けて表示させるように制御する表示制御部をさらに備える、請求項4に記載の医用情報処理装置。
【請求項8】
前記表示制御部は、前記表示画像に心筋パーフュージョンの結果を表示させるように制御する、請求項7に記載の医用情報処理装置。
【請求項9】
心筋を極座標表示させた表示画像上で、前記冠動脈及び前記心筋領域を識別可能に表示させ、前記分割した範囲ごとにそれぞれ算出された前記指標を色で示したカラー画像を表示させるように制御する表示制御部をさらに備える、請求項4に記載の医用情報処理装置。
【請求項10】
前記分割した範囲ごとにそれぞれ算出された前記指標を色で示し、前記心筋領域又は前記冠動脈を示す3次元画像上に割り当てた第1のカラー画像、前記冠動脈を長軸方向に沿って2次元平面上に示した表示画像及び当該冠動脈の各範囲で算出された前記指標の変化を示すグラフ、及び、心筋を極座標表示させた表示画像上で、前記冠動脈及び前記心筋領域を識別可能に表示させ、前記分割した範囲ごとにそれぞれ算出された前記指標を色で示した第2のカラー画像のうち少なくとも2つを表示させるように制御する表示制御部をさらに備え、
前記表示制御部は、表示させた前記第1のカラー画像、前記表示画像及び前記グラフ、及び、前記第2のカラー画像のうち少なくとも2つに対して、略同一位置を指示するマーカを配置して表示させるように制御する、請求項4に記載の医用情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、医用情報処理装置、医用情報処理プログラム、医用情報処理システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、心筋の虚血の状態を評価する場合に、冠動脈の血流量及び心筋の血流量に加えて、心筋における毛細血管の血管抵抗(微小循環抵抗)を評価することが重要であると知られている。ここで、微小循環抵抗を評価する方法としては、指先などにレーザー光を当てて、指などの毛細血管における血流の評価を行う方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-039448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、毛細血管における抵抗を評価することができる指標を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る医用情報処理装置は、取得部と、算出部とを備える。取得部は、冠動脈における血管血流量と、前記冠動脈によって血液が供給される心筋領域における心筋血流量とを取得する。算出部は、前記血管血流量と前記心筋血流量とを組み合わせて、前記心筋領域に対して前記血液を供給する毛細血管における毛細血管抵抗量を示す指標を算出する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置の構成の一例を示す図である。
図2は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置による毛細血管抵抗指標の算出の一例を説明するための図である。
図3は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置による毛細血管抵抗指標の算出の一例を説明するための図である。
図4は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置による毛細血管抵抗指標の算出の一例を説明するための図である。
図5Aは、第1の実施形態に係る医用情報処理装置による毛細血管抵抗指標の算出の一例を説明するための図である。
図5Bは、第1の実施形態に係る医用情報処理装置による毛細血管抵抗指標の算出の一例を説明するための図である。
図6は、第1の実施形態に係る毛細血管抵抗指標の表示形態の例を示す図である。
図7Aは、第1の実施形態に係る毛細血管抵抗指標の表示形態の例を示す図である。
図7Bは、第1の実施形態に係る毛細血管抵抗指標の表示形態の例を示す図である。
図8Aは、第1の実施形態に係る毛細血管抵抗指標の表示形態の例を示す図である。
図8Bは、第1の実施形態に係る毛細血管抵抗指標の表示形態の例を示す図である。
図9は、第1の実施形態に係る毛細血管抵抗指標の表示形態の例を示す図である。
図10は、第1の実施形態に係る毛細血管抵抗指標の表示形態の例を示す図である。
図11は、第1の実施形態に係る毛細血管抵抗指標の表示形態の例を示す図である。
図12は、第1の実施形態に係る毛細血管抵抗指標の表示形態の例を示す図である。
図13は、第1の実施形態に係る毛細血管抵抗指標の表示形態の例を示す図である。
図14は、第1の実施形態に係る毛細血管抵抗指標の表示形態の例を示す図である。
図15は、第1の実施形態に係る毛細血管抵抗指標の表示形態の例を示す図である。
図16は、第1の実施形態に係る毛細血管抵抗指標の表示形態の例を示す図である。
図17は、第1の実施形態に係る治療方針を判定するための判定基準の一例を説明するための図である。
図18は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置による処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に添付図面を参照して、本願に係る医用情報処理装置、医用情報処理プログラム、医用情報処理システムの実施形態を詳細に説明する。なお、本願に係る医用情報処理装置、医用情報処理プログラム、医用情報処理システムは、以下に示す実施形態によって限定されるものではない。
【0008】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置300の構成の一例を示す図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る医用情報処理装置300は、ネットワーク400を介して、医用画像診断装置100と、サーバ装置200に接続される。なお、図1に示す例は、あくまでも一例であり、ネットワーク400にその他種々の装置(例えば、端末装置等)が接続される場合であってもよい。
【0009】
医用画像診断装置100は、X線診断装置、X線CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、超音波診断装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、PET(Positron Emission computed Tomography)装置、SPECT装置とX線CT装置とが一体化されたSPECT-CT装置、PET装置とX線CT装置とが一体化されたPET-CT装置、又はこれらの装置群等である。また、第1の実施形態に係る医用画像診断装置100は、3次元の医用画像データ(ボリュームデータ)を生成可能である。
【0010】
ここで、医用画像診断装置100は、冠動脈の血流量又は心筋の血流量を定量することが可能な医用画像データを収集する。例えば、医用画像診断装置100であるX線CT装置は、造影剤を投与した被検体の心臓を略中心にX線管及びX線検出器を旋回移動させ、被検体を透過したX線を検出して投影データを収集する。そして、X線CT装置は、収集した投影データに基づいて、時系列の3次元のCT画像データ(ボリュームデータ)を生成する。一例を挙げると、X線CT装置は、流体解析によって冠動脈の血流量を算出するための冠動脈造影CT画像データや、パーフュージョン解析によって心筋の血流量を算出するための心筋造影CT画像データを収集する。
(【0011】以降は省略されています)
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