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公開番号
2025016704
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024193625,2023001169
出願日
2024-11-05,2019-01-18
発明の名称
接合体及び表面弾性波デバイス
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H03H
9/25 20060101AFI20250128BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】ばらつきの小さい、優れた周波数温度特性を有する圧電体基板とスピネル多結晶基板との接合体及び該接合体を備える表面弾性波デバイスを提供する。
【解決手段】接合体2は、圧電体基板5と、圧電体基板の第1の主面5a上に設けられたスピネル多結晶基板1と、を備え、圧電体基板5の平均厚みT1と、スピネル多結晶基板1の平均厚みT2との比であるT1/T2が0.1以下であり、スピネル多結晶基板1は、圧電体基板5と接する第1の主面5aにおいて、全体厚みばらつき(TTV)が1.5μm以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
圧電体基板と、前記圧電体基板の一方の主面上に設けられたスピネル多結晶基板とを備え、
前記圧電体基板の平均厚みT1と、前記スピネル多結晶基板の平均厚みT2との比であるT1/T2が0.1以下であり、
前記スピネル多結晶基板は、前記圧電体基板と接する主面において、TTVが1.5μm以下である、接合体。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記T1/T2が0.0002以上0.1以下である、請求項1に記載の接合体。
【請求項3】
前記T1は、0.1μm以上25μm以下であり、
前記T2は、100μm以上500μm以下である、請求項1又は請求項2に記載の接合体。
【請求項4】
前記圧電体基板は、タンタル酸リチウム又はニオブ酸リチウムからなる、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の接合体。
【請求項5】
前記T1及び前記T2の合計厚みは、100.1μm以上525μm以下であり、
前記スピネル多結晶基板は、その主表面が、直径100mm以上200mm以下の円形、又は、前記円形にオリエンテーションフラットが形成された形状であり、
前記接合体は、その外表面のTTVが10μm以下である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の接合体。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の接合体と、
前記圧電体基板の前記スピネル多結晶基板の設けられた面とは反対側の主面上に設けられた電極とを備える、表面弾性波デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、接合体及び表面弾性波デバイスに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
携帯電話の内部には、電気信号のノイズをカットし、所望の周波数の電気信号のみを送受信するための、SAW(Surface Acoustic Wave、表面弾性波)フィルタと呼ばれる電子部品が組み込まれている。SAWフィルタには、圧電効果を有する材料からなる圧電体基板を用いる。
【0003】
圧電体基板の一方の表面には、透過周波数帯の波長に応じたピッチの櫛形電極が形成されている。櫛形電極に入力された電気信号により圧電体基板が応力を受けて変形し、ピッチに応じた弾性波が発生する。
【0004】
SAWフィルタの透過周波数は櫛形電極のピッチで決まる。櫛形電極のピッチは周辺温度の変化による圧電体基板の膨張収縮により変化する。熱膨張による変化を抑制するため、圧電体基板の櫛形電極の形成された表面とは反対側の表面には、高強度かつ低熱膨張である支持基板が貼り付けられている。
【0005】
特許文献1(特開2006-304206号公報)では、上記の支持基板として、シリコン基板を用いている。シリコンの熱膨張係数は、圧電体基板を形成するタンタル酸リチウム等の材料の熱膨張係数に比べて非常に小さい。従って、圧電体基板が熱により膨張すると、シリコンが割れてしまうおそれがある。
【0006】
また、上記の支持基板として、サファイヤを用いる技術も提案されている。しかし、サファイヤは単結晶であり、硬度が高いため、小型化のために所望の形状に成形することが困難である。また、シリコンやサファイヤの単結晶基板は一般的に高価であり、より低コストの基板が求められていた。
【0007】
そこで、特許文献2(特開2011-66818号公報)には、支持基板として、より抵コストで適度な強度を有するスピネルを用いる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2006-304206号公報
特開2011-66818号公報
【発明の概要】
【0009】
[1]本開示の一態様に係る接合体は、圧電体基板と、前記圧電体基板の一方の主面上に設けられたスピネル多結晶基板とを備え、
前記圧電体基板の平均厚みT1と、前記スピネル多結晶基板の平均厚みT2との比であるT1/T2が0.1以下であり、
前記スピネル多結晶基板は、前記圧電体基板と接する主面において、TTV(Total Thickness Variation、全体厚みばらつき)が1.5μm以下である。
【0010】
[2]本開示の他の一態様に係る表面弾性波デバイスは、上記に記載の接合体と、
前記圧電体基板の前記スピネル多結晶基板の設けられた面とは反対側の主面上に設けら
れた電極とを備える、表面弾性波デバイスである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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