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公開番号2025016643
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-04
出願番号2024191526,2023007048
出願日2024-10-31,2018-05-15
発明の名称成形品の製造方法
出願人住友ベークライト株式会社
代理人個人
主分類B29C 59/02 20060101AFI20250128BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】すべり性に優れたエラストマー層を備える成形品を提供する。
【解決手段】本実施形態の成形品は、エラストマー層を備える成形品であって、エラストマー層50の少なくとも一面側における表面粗さRaが、1.05μm以上である。該エラストマー層は、例えば、凹凸転写フィルム30.40を用いて、エラストマーの成形時において表面に凹凸が付与(転写)され得る。凹凸転写フィルムの表面凹凸をエラストマー層の表面に転写させることにより、その表面(露出面)を適度に粗面化できるため、ゴム特性が低下せずに、すべり性が改善することが可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
エラストマー層を備える成形品であって、
前記エラストマー層の少なくとも一面側における表面粗さRaが、1.05μm以上である、成形品。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の成形品であって、
下記の測定手順で測定される、前記エラストマー層の表面におけるタックピーク値TPが、4N以下である、成形品。
(測定手順)
面積150mm

のフラット面を有するアルミ製プローブを、プローブ移動速度:2.3mm/秒、プローブ圧着強度:12N、圧着時間:6秒の条件で、当該アルミ製プローブのフラット面を測定試料である前記エラストマー層の表面に接触させ、プローブ移動速度:2.3mm/秒の条件で上方に引き剥がしたときの、プローブタック試験による前記エラストマー層の表面におけるタックピーク値を5回測定し、この5回の測定値の平均値を上記のタックピーク値TPとする。
【請求項3】
請求項1または2に記載の成形品であって、
前記エラストマー層の表面における、JIS K7125に準拠して測定した動摩擦係数が、2.0以下である、成形品。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の成形品であって、
JIS K6251(2004)に準拠して測定される、前記エラストマー層の破断伸びが、500%以上2000%以下である、成形品。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の成形品であって、
JIS K6252(2001)に準拠して測定される、前記エラストマー層の引裂強度が、25N/mm以上である、成形品。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の成形品であって、
JIS K6251(2004)に準拠して測定される、前記エラストマー層の引張強度が、6.0MPa以上15MPa以下である、成形品。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の成形品であって、
JIS K6253(1997)に準拠して規定される、前記エラストマー層のデュロメータ硬さAが、40.0以下である、成形品。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載の成形品であって、
前記エラストマー層は、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、スチレンゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、および天然ゴムからなる群から選択される一種以上を含む、成形品。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の成形品であって、
前記エラストマー層の表面が、すべり性付与剤からなるコーティング層が形成されていない非コーティング面である、成形品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、成形品に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
これまで成形品を構成するエラストマーについて様々な検討されてきた。この種の技術としては、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1には、表面を平滑化したエラストマーが記載されている(特許文献1の請求項1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-073148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本発明者が検討したところ、上記特許文献1に記載のエラストマーは、すべり性の点で改善の余地を有することが判明した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者がさらに検討したところ、通常のエラストマーにおいては、所望のゴム特性が得られたとしても、表面が平滑に形成され、すべり性がしばしば低下することがあった。
このような知見に基づきさらに鋭意研究したところ、エラストマー層の表面に凹凸を付与することにより、すべり性を向上できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
本発明によれば、
エラストマー層を備える成形品であって、
前記エラストマー層の少なくとも一面側における表面粗さRaが、1.05μm以上である、成形品が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、すべり性に優れたエラストマー層を備える成形品が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
エラストマー層の表面に凹凸を付与する方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本実施形態の成形品は、エラストマー層を備えるものである。
この成形品において、当該エラストマー層の少なくとも一面側における表面粗さRaが1.05μm以上となるように構成されている。
【0010】
本発明者の知見によれば、通常のエラストマー層の表面は、表面粗さRaが0.5μm程度の平滑面で構成されるため、すべり性に改善の余地があることが判明した。これに対して、エラストマー層の表面に凹凸を付与することにより、表面粗さRaを1.05μm以上とすることで、すべり性を向上できることを見出した。
(【0011】以降は省略されています)

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