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公開番号
2025016535
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024185212,2020547227
出願日
2024-10-21,2019-03-08
発明の名称
腫瘍を治療するための方法および組成物
出願人
クレージュ メディカル カンパニー,リミテッド
,
CRAGE MEDICAL CO.,LIMITED
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
A61K
35/17 20250101AFI20250128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】腫瘍抗原を標的化して識別し、免疫エフェクター細胞の活性化を誘発し、抗腫瘍効果を発揮する免疫細胞治療を提供する。
【解決手段】CLD18陽性腫瘍を治療する方法であって、初回投与量の免疫エフェクター細胞をそれを必要とする被験者に投与するステップを含み、前記免疫エフェクター細胞はキメラ抗原受容体(CAR)を発現し、CLD18を特異的に識別し、前記初回投与量は約2×10
10
細胞/kg被験者体重を超えないか、または前記細胞の総数は約1×10
12
細胞を超えない、前記方法とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
CLD18陽性腫瘍を治療する方法であって、
初回投与量の免疫エフェクター細胞をそれを必要とする被験者に投与するステップを含み、前記免疫エフェクター細胞はキメラ抗原受容体(CAR)を発現し、CLD18を特異的に識別し、前記初回投与量は約2×10
10
細胞/kg被験者体重を超えないか、または前記細胞の総数は約1×10
12
細胞を超えず、
好ましくは、前記初回投与量は約2×10
9
細胞/kg被験者体重を超えないか、または前記細胞の総数は約1×10
11
細胞を超えず、
好ましくは、前記初回投与量は約2.5×10
8
細胞/kg被験者体重を超えないか、
または前記細胞の総数は約1×10
10
細胞を超えず、
好ましくは、前記初回投与量は約5×10
7
細胞/kg被験者体重を超えないか、または前記細胞の総数は約1×10
10
細胞を超えず、
より好ましくは、前記初回投与量は約3×10
7
細胞/kg被験者体重を超えないか、または前記細胞の総数は約2×10
9
細胞を超えない、前記方法。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記CLD18はCLD18A2であることを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記初回投与量の免疫エフェクター細胞を投与した後、後続投与量のキメラ抗原受容体(CAR)を発現し、CLD18を特異的に識別する免疫エフェクター細胞を少なくとも1回再投与することを特徴とする
請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記初回投与量に投与された免疫エフェクター細胞がインビボ(in vivo)で検出できない後、前記後続投与量の免疫エフェクター細胞を再投与することを特徴とする
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記初回投与量が投与されてから約21日から80日の時点で、前記後続投与量の免疫エフェクター細胞を投与し、好ましくは、前記初回投与量が投与されてから約25日から60日の時点で、前記後続投与量の免疫エフェクター細胞を投与し、より好ましくは、前記初回投与量が投与されてから約25日から50日の時点で、前記後続投与量の免疫エフェクター細胞を投与することを特徴とする
請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記後続投与量は初回投与量より多く、好ましくは、前記後続投与量は前記初回投与量の2倍、5倍、7倍または10倍であることを特徴とする
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記後続投与量は約2×10
10
細胞/kg被験者体重を超えないか、または前記細胞の総数は約1×10
12
細胞を超えず、
好ましくは、前記後続投与量は約2×10
9
細胞/kg被験者体重を超えないか、または前記細胞の総数は約1×10
11
細胞を超えず、
好ましくは、前記後続投与量は約2.5×10
8
細胞/kg被験者体重を超えないか、
または前記細胞前記細胞の総数は約1×10
10
細胞を超えず、
好ましくは、前記後続投与量は約5×10
7
細胞/kg被験者体重を超えないか、または前記細胞の総数は約1×10
10
細胞を超えず、
より好ましくは、前記後続投与量は約3×10
7
細胞/kg被験者体重を超えないか、または前記細胞の総数は約2×10
9
細胞を超えないことを特徴とする
請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記初回投与量または後続投与量は20日以内に、N回に分けて投与され、Nは1より小さくない自然数であり、好ましくは、3日~15日以内に、N回に分けて投与されることを特徴とする
請求項1または3に記載の方法。
【請求項9】
後続投与量を投与する場合、前記被験者は、
(i)被験者のサイトカイン放出症候群(CRS)を指示する因子の血清レベルの倍数が被験者の前記初回投与量を投与する直前のレベルよりも約10倍、約25倍、および/または約50倍低い特徴と、
(ii)3級またはより高い神経毒性を示さない特徴と、
(iii)神経毒性またはCRSレベルが初回投与量の免疫エフェクター細胞を投与した後の神経毒性またはCRSレベルのピークレベルと比較して、低下する特徴と、または
(iv)前記被験者が前記初回投与量の細胞によって発現されるCARの検出可能な体液または細胞媒介免疫反応を示さない特徴とのいずれか1つの特徴を有することを特徴とする
請求項3に記載の方法。
【請求項10】
前記(iii)において、CRSレベルは、初回投与量の免疫エフェクター細胞を投与した後のCRSのピークレベルと比較して、少なくとも50%減少し、好ましくは、少なくとも20%減少し、より好ましくは、少なくとも5%減少し、またはCRSレベルは、初回投与量の免疫エフェクター細胞を投与する前のCRSレベルに相当することを特徴とする
請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、免疫治療の分野に属し、具体的に、腫瘍抗原を標的化して識別し、免疫エフェクター細胞の活性化を誘発し、抗腫瘍効果を発揮する免疫細胞治療に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
最近、腫瘍免疫療法は、広範囲に注視と応用されているが、特にCAR-T技術は、人間が腫瘍の制御に歴史的発展を収めた。
【0003】
固形腫瘍の癌細胞は、そのまわりで、腫瘍微小環境を形成して、癌細胞の成長と転移を支援した。腫瘍微小環境は、腫瘍が存在する細胞環境であり、周囲の血管、免疫細胞、繊維芽細胞、他の細胞、可溶性因子、シグナル伝達分子、細胞外基質、および腫瘍形質転換を促進し、腫瘍の成長、侵入をサポートし、宿主の免疫から腫瘍を保護し、治療に対する抵抗力を培養し、休眠変形および急速な成長のために微小環境を提供する機械的因子(mechanical cue)を含む。腫瘍は、その周囲の微小環境と密接に関連しており、絶えず交流するので、腫瘍は、細胞外シグナルを放出し、腫瘍血管新生を促進し、末梢性免疫耐性を誘導して、これらの微小環境に影響与えることができる。これは、Swartsら、「Tumor Microenvironment Complexity:
Emerging Roles in Cancer Therapy」 Cancer Res, 72巻、第2473-2480ページ、2012を参照できる。したがって、CAR-T技術は、固形腫瘍の治療に応用する際、一般的に効果を収めるのは難しい。例えば、現在のほとんどの文献では、血液腫瘍でCD19のCAR T細胞の治療は、患者のための非常に良い臨床治療効果を引き起こす可能性があることが報じられた。しかし、CAR T細胞の治療は、固形腫瘍の治療ではまだ満足のいく治療効果をおさめることができなかった。
【0004】
したがって、本技術分野で固形腫瘍の腫瘍微小環境で著しい抗腫瘍能力を持つことができる技術的な解決手段が緊急に必要とされている。
【発明の概要】
【0005】
本発明の目的は、CLD18陽性固形腫瘍に対して優れた殺傷効果を有することができる技術的手段を提供することである。
【0006】
第1の態様では、本発明は、CLD18陽性腫瘍を治療する方法であって、初回投与量の免疫エフェクター細胞をそれを必要とする被験者に投与するステップを含み、前記免疫エフェクター細胞はキメラ抗原受容体(CAR)を発現し、CLD18を特異的に識別し、前記初回投与量は約2×10
10
細胞/kg被験者体重を超えないか、または前記細胞の総数は約1×10
12
細胞を超えない、前記方法を提供する。好ましくは、前記初回投与量は約2×10
9
細胞/kg被験者体重を超えないか、または前記細胞の総数は約1×10
11
細胞を超えない。好ましくは、前記初回投与量は約2.5×10
8
細胞/kg被
験者体重を超えないか、または前記細胞の総数は約1×10
10
細胞を超えない。好ましくは、前記初回投与量は約5×10
7
細胞/kg被験者体重を超えないか、または前記細胞の総数は約1×10
10
細胞を超えない。より好ましくは、前記初回投与量は約3×10
7
細胞/kg被験者体重を超えないか、または前記細胞の総数は約2×10
9
細胞を超えない。
【0007】
好ましい実施形態では、前記初回投与量は、1×10
5
細胞/kg被験者体重より少なくない。
【0008】
具体的な実施形態では、前記CLD18はCLD18A2である。
【0009】
具体的な実施形態では、前記初回投与量の免疫エフェクター細胞を投与した後、後続投与量のキメラ抗原受容体(CAR)を発現し、CLD18を特異的に識別する免疫エフェクター細胞を少なくとも1回再投与する。
【0010】
好ましい実施形態では、患者に安全な前提の下で、前記後続投与量の免疫エフェクター細胞を投与する。
(【0011】以降は省略されています)
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