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公開番号2025016445
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-04
出願番号2024166852,2021527843
出願日2024-09-26,2019-11-14
発明の名称ブロックチェーンネットワークを介するデータの効率的且つセキュアな処理、アクセス、及び送信のためのシステム及び方法
出願人エヌチェーン ライセンシング アーゲー
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04L 9/32 20060101AFI20250128BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ブロックチェーン上のデータ(コンテンツ)を格納し、共有し、アクセスし、かつ、処理する方法及びシステムを提供する。
【解決手段】ブロックチェーン上の目標トランザクションを識別する方法であって、検索パスを用いて前記目標トランザクションを識別するステップ、を含み、前記検索パスは、1)ルートトランザクションに関連付けられた公開鍵(RTPK)と前記ルートトランザクションに関連付けられたID(RTID)とを含むルートトランザクションインデックス(RTIndex)、及び2)前記ルートトランザクション及び/又は前記目標トランザクションに関連付けられた少なくとも1つの属性、を含む、方法が提供される。これは、インターネットに関連して知られているものと同様の検索パスを、ブロックチェーンのために生成及び使用可能にする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ブロックチェーン上の目標トランザクションを識別するコンピュータ実装方法であって、前記目標トランザクションとルートトランザクションはツリーの中のノードであり、前記ルートトランザクションは、到達可能なより上のレベルのノードを有しないルートノードであり、
前記方法は、
コンピューティング装置により、検索パスを用いて、前記目標トランザクションを識別するステップを含み、
各ノードは、当該ノードの公開鍵(P
node
)とトランザクションID(TxID
node
)に関連付けられ、前記公開鍵(P
node
)と前記トランザクションID(TxID
node
)との組み合わせにより前記ツリーの中の当該ノードの位置がユニークに指定され、
各ノードは、インプットとして当該ノードの親の公開鍵(P
parent
)を含み、アウトプットとして当該ノードの公開鍵(P
node
)と当該ノードの親のトランザクションID(TxID
parent
)とを有するトランザクションであり、
前記検索パスは、
i)前記ルートトランザクションに関連付けられた公開鍵(RTPK)と前記ルートトランザクションに関連付けられたID(RTID)とを含むルートトランザクションインデックス(RT
Index
)、及び、
ii)前記ルートトランザクション及び/又は前記目標トランザクションに関連付けられた少なくとも1つの属性であって、前記属性は前記ツリーの中のノードの公開鍵に基づき導出されるインデックスを含む、少なくとも1つの属性、
を含む、方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つの属性はヌルである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ルートトランザクションインデックス(RT
Index
)は、前記公開鍵(RTPK)と前記ID(RTID)との関数のハッシュを含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記関数は結合である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記属性のうちの少なくとも1つは、前記ルートトランザクション又は前記目標トランザクションに関連付けられた簡略記憶である、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記ルートトランザクション及び/又は前記目標トランザクションは、検索プロトコルフラグを含み、
前記検索プロトコルフラグは、
1つ以上のブロックチェーンの中のデータを検索し、格納し、又は読み出すためのブロックチェーンに基づくプロトコルに関連付けられ又は示し、
前記ルートトランザクション又は前記目標トランザクションが検索プロトコルに従い形成されることを示す、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
ブロック探索を用いて、前記ブロックチェーン内で、前記検索プロトコルフラグを含む少なくとも1つのトランザクションを識別するステップ、
を更に含む請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ブロックチェーン内で、前記検索プロトコルフラグを含む少なくとも1つのトランザクションを識別し、前記少なくとも1つのトランザクションに関連するデータを、オフブロックチェーンリソースに格納するステップ、
を更に含む請求項6又は7に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つのトランザクションに関連する前記データは、
前記トランザクションに関連付けられた少なくとも1つのインデックス、
前記トランザクションにリンクされた別のトランザクションに関連付けられた少なくとも1つのインデックス、及び/又は、
前記トランザクションに関連付けられたキーワード、
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記目標トランザクションに格納された又は前記目標トランザクションから参照されるデータ部分にアクセスするステップ、
を更に含む請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、電子ネットワーク、特にブロックチェーンネットワークのようなピアツーピアネットワークに渡るデータ通信及び交換のための改良に関する。本発明は、データ記憶、アクセス、検索、及び処理に関し、特に、ブロックチェーン上のこのようなデータ関連動作に関する。本発明は、特に、限定ではないが、ウェブサイト及びウェブページにより提供されるものと同様の方法で、しかし基礎となるメカニズム又はプラットフォームとしてウェブサーバではなくブロックチェーンを用いて、データを処理する際に使用することに適する。従って、本発明は、セキュアな効率的な暗号法により実施される、データ処理及び転送のための代替的インフラストラクチャを提供する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
本願明細書では、私たちは、全ての形式の電子的な、コンピュータに基づく、分散型台帳を包含するために用語「ブロックチェーン」を使用する。これらは、総意に基づくブロックチェーン及びトランザクションチェーン技術、許可及び未許可台帳、共有台帳、並びにこれらの変形を含む。他のブロックチェーン実装が提案され開発されているが、ブロックチェーン技術の最も広く知られているアプリケーションは、Bitcoin台帳である。Bitcoinは、ここでは、便宜上及び説明の目的で参照されることがあるが、本発明はBitcoinブロックチェーンと共に使用することに限定されず、代替のブロックチェーン実装及びプロトコルが本発明の範囲に包含されることに留意すべきである。用語「ユーザ」は、ここでは、人間又はプロセッサに基づくリソースを表してよい。用語「Bitcoin」は、ここでは、Bitcoinプロトコルから派生するプロトコルの全ての変形及びバージョンを包含するために使用される。
【0003】
ブロックチェーンは、コンピュータに基づく非集中型の分散型システムとして実装されるピアツーピアの電子台帳であり、ブロックにより構成され、ブロックはまたトランザクションにより構成される。各トランザクションは、ブロックチェーンシステムの中の参加者間でデジタルアセットの制御の移転を符号化するデータ構造であり、少なくとも1つのインプット及び少なくとも1つのアウトプットを含む。各ブロックは前のブロックのハッシュを含み、これらのブロックは一緒に繋げられて、起源以来ブロックチェーンに書き込まれている全てのトランザクションの永久的な変更不可能な記録を生成する。トランザクションは、スクリプトとして知られている小さなプログラムを含む。スクリプトは、それらのインプット及びアウトプットを埋め込まれ、トランザクションのアウトプットがどのように及び誰によりアクセス可能であるかを指定する。Bitcoinプラットフォームでは、これらのスクリプトはスタックに基づくスクリプト言語を用いて記述される。
【0004】
トランザクションがブロックチェーンに書き込まれるためには、検証されなければならない。ネットワークノード(マイナー)は、無効なトランザクションがネットワークから拒否され、各トランザクションが有効であることを保証するために作業を実行する。ノードにインストールされたソフトウェアクライアントは、未使用トランザクション(unspent transaction, UTXO)のロック及びアンロックスクリプトを実行することにより、UTXOに対してこの検証作業を実行する。ロック及びアンロックスクリプトの実行が真(TRUE)と評価する場合、トランザクションは有効であり、トランザクションはブロックチェーンに書き込まれる。従って、トランザクションがブロックチェーンに書き込まれるためには、(i)トランザクションを受信した第1ノードにより検証され、トランザクションが有効な場合には、ノードが該トランザクションをネットワーク内の他のノードに中継する、(ii)マイナーにより構築された新しいブロックに追加される、(iii)マイニングされる、つまり過去のトランザクションの公開台帳に追加される、ことが必要である。
【0005】
ブロックチェーン技術は、暗号通貨の実装の使用のために最も広く知られているが、デジタル事業家が、Bitcoinの基づく暗号セキュリティシステム及び新しいシステムを実装するためにブロックチェーンに格納できるデータの両方の使用を開発し始めている。ブロックチェーンが、暗号通貨の分野に限定されないタスク及びプロセスのために使用できれば、非常に有利になる。このようなソリューションは、ブロックチェーンの利益(例えば、永久性、イベントの記録の耐タンパ性、分散型処理、等)を利用しながら、それらの用途をより多様化し得る。
【0006】
1つのこのような関心分野は、ユーザ間のデータの記憶、共有、アクセス及び制御のためにブロックチェーンを使用することである。今日、これは、インターネットにより達成され、標準的に検索エンジンにより所望のデータにアクセスするためにユーザが訪問するウェブサイト及びページをホスティングするサーバを伴う。
【0007】
しかしながら、一部の観察者は、中央パーティによる膨大なデータ及びコンテンツの制御のような、インターネットの欠点の幾つかを解決するために、ブロックチェーンの使用を考え始めている。例えば、以下を参照のこと:Life After Google: The Fall of Big Data and the Rise of the Blockchain Economy”, George Gilder, Gateway Editions, July 2018, ISBN-10: 9781621575764及びISBN-13:978-1621575764。
【0008】
従って、ブロックチェーンの分散型、不変性、分散型且つ永久的特性を有利に利用して、このようなデータがブロックチェーン上で格納され、処理され、読み出され、検索され、及び/又は共有されることを可能にする構成を提供することが望ましい。このような改良されたソリューションがここで考案される。
【発明の概要】
【0009】
本開示の実施形態は、少なくとも、ブロックチェーンソリューションを実装し、及びブロックチェーンに又はブロックチェーンからデータを格納し、処理し、検索し、及び/又は読み出す、代替的な効率的且つセキュアな技術を提供する。実施形態は、更に、少なくとも、コンピューティングノード間でデータを格納し、処理し、読み出し、転送し、検索し、及び/又は共有するための、代替的なブロックチェーンにより実装される技術的インフラストラクチャを提供する。本発明は、ブロックチェーンネットワークを新しい方法で使用することを可能にし、並びに、改良された技術的結果を提供するために、本発明は、改良されたブロックチェーンにより実装されるネットワークを提供する。
【0010】
実施形態は、更に、ブロックチェーン及びブロックチェーンプロトコルを含む技術的に異なる改良されたコンピューティングプラットフォームを介してデジタルリソースへのアクセスのセキュアな制御のためのソリューションを提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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