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公開番号2025016295
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119489
出願日2023-07-21
発明の名称断熱パネル取付構造およびそれに用いる断熱ユニットパネル
出願人株式会社和紙空間
代理人弁理士法人フェニックス特許事務所
主分類E04B 1/80 20060101AFI20250124BHJP(建築物)
要約【課題】 軟質な断熱材の素材特性を巧みに利用し、押し込む動作だけで簡単に取り付けることができ、かつ、スライド可能で複数のユニットパネルを次々と並設させることができる断熱パネル取付構造およびそれに用いる断熱ユニットパネルを提供すること。
【解決手段】 軟質で変形可能かつ矩形断面の断熱材11の外周縁部に枠材12が固定されて構成されており、
一方の対辺に配設された前記枠材12は、前記断熱材11を形態安定ならしめるチャンネル片12Aであって、このチャンネル片12Aの横幅は前記断熱材11の辺長よりも小さく、少なくとも当該断熱材11の両側端部近傍が露出した状態で固定する一方、
他方の対辺に配設された前記枠材12は、前記断熱材11を前記ガイドレール2に取り付けるための取付片12Bであって、この取付片12Bの上面には、弾性変形可能な折曲板バネ13を一体に延成して構成する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
天井や壁面に設置された平行する一対のガイドレール2間において、複数の断熱ユニットパネル1を並設するための取付構造であって、
前記断熱ユニットパネル1は、軟質で変形可能かつ矩形断面の断熱材11の外周縁部に枠材12が固定されて構成されており、
一方の対辺に配設された前記枠材12は、前記断熱材11を形態安定ならしめるチャンネル片12Aであって、このチャンネル片12Aの横幅は前記断熱材11の辺長よりも小さく、少なくとも当該断熱材11の両側端部近傍が露出した状態で固定されている一方、
他方の対辺に配設された前記枠材12は、前記断熱材11を前記ガイドレール2に取り付けるための取付片12Bであって、この取付片12Bの上面には、弾性変形可能な折曲板バネ13が一体に延成されて構成されており、
一方の折曲板バネ13の凹部13Aを、前記ガイドレール2のフランジ21に衝止させた状態で、他方の折曲板バネ13の斜面13Bを、対向するガイドレール2のフランジ21の先端部に当接させて摺動しつつ押し込むことができ、
前記折曲板バネ13の弾性変形および前記断熱材11の圧縮変形によって、折曲板バネ13の凸部13Cが、ガイドレール2のフランジ21の先端部21aを乗り越えることができる一方、
当該フランジ21の先端部21aを乗り越えた先で前記折曲板バネ13および前記断熱材11が復元して、折曲板バネ13が元の位置に復帰することによって、
前記断熱ユニットパネル1が前記ガイドレール2間に挟装可能であるとともに、前記断熱ユニットパネル1が、ガイドレール2の長手方向に沿ってスライド可能に構成したことを特徴とする断熱パネル取付構造。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
軟質で変形可能かつ矩形断面の断熱材11の外周縁部に枠材12が固定されて構成されており、
一方の対辺に配設された前記枠材12は、前記断熱材11を形態安定ならしめるチャンネル片12Aであって、このチャンネル片12Aの横幅は前記断熱材11の辺長よりも小さく、少なくとも当該断熱材11の両側端部近傍が露出した状態で固定されている一方、
他方の対辺に配設された前記枠材12は、前記断熱材11を前記ガイドレール2に取り付けるための取付片12Bであって、この取付片12Bの上面には、弾性変形可能な折曲板バネ13が一体に延成されて構成されていることを特徴とする断熱ユニットパネル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、軟質な断熱材の素材特性を巧みに利用し、押し込む動作だけで簡単に取り付けることができ、かつ、スライド可能で複数のユニットパネルを次々と並設させることができる断熱パネル取付構造およびそれに用いる断熱ユニットパネルに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
天井や壁面において断熱材などのパネルを設置する手段として、平行する一対のガイドレールの間にパネルを取り付けるものが知られている。
【0003】
従来、このような取り付け構造として、パネル側に設けられた取付具の弾性部材を弾性変形させて押し込み、凹凸を嵌合させて固定するものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかしながら、この<特許文献1>における壁面パネルのように、通常は天井材や壁面材には石膏や板材などの硬質な材料が使用されていることが多く、天井材や壁面材が変形することはないことから、取付時には取付具の弾性部材のみを変形させることになるため、押し込む際の力加減が難しく施工性が悪いという問題がある。
【0005】
即ち、押し込む力が弱過ぎると、ガイドレール間への嵌合が不十分でパネルの脱落や落下の原因となって危険であるし、逆に、押し込む力が強過ぎると、勢い余って必要以上にパネルが奥に押し込まれてしまい、パネルを破損したり、作業者のケガにつながるおそれがあった。
【0006】
また、グラスウールなどの軟質な断熱材を天井や壁面に設置する場合は、単純に断熱材を圧縮するなどして変形させて、隙間に詰め込んで固定する方法が一般的であるが、断熱材のサイズは比較的大きく、敷き詰める手間がかかるため、施工負担の軽減が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実公平6-24511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、従来技術に上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、軟質な断熱材の素材特性を巧みに利用し、押し込む動作だけで簡単に取り付けることができ、かつ、スライド可能で複数のユニットパネルを次々と並設させることができる断熱パネル取付構造およびそれに用いる断熱ユニットパネルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
【0010】
即ち、本発明は、天井や壁面に設置された平行する一対のガイドレール2間において、複数の断熱ユニットパネル1を並設するための取付構造であって、
前記断熱ユニットパネル1は、軟質で変形可能かつ矩形断面の断熱材11の外周縁部に枠材12を固定して構成し、
一方の対辺に配設された前記枠材12は、前記断熱材11を形態安定ならしめるチャンネル片12Aであって、このチャンネル片12Aの横幅は前記断熱材11の辺長よりも小さく、少なくとも当該断熱材11の両側端部近傍が露出した状態で固定する一方、
他方の対辺に配設された前記枠材12は、前記断熱材11を前記ガイドレール2に取り付けるための取付片12Bであって、この取付片12Bの上面には、弾性変形可能な折曲板バネ13を一体に延成して構成し、
一方の折曲板バネ13の凹部13Aを、前記ガイドレール2のフランジ21に衝止させた状態で、他方の折曲板バネ13の斜面13Bを、対向するガイドレール2のフランジ21の先端部に当接させて摺動しつつ押し込むことができ、
前記折曲板バネ13の弾性変形および前記断熱材11の圧縮変形によって、折曲板バネ13の凸部13Cが、ガイドレール2のフランジ21の先端部21aを乗り越えることができるようにする一方、
当該フランジ21の先端部21aを乗り越えた先で前記折曲板バネ13および前記断熱材11が復元して、折曲板バネ13が元の位置に復帰することによって、
前記断熱ユニットパネル1を前記ガイドレール2間に挟装可能にするとともに、前記断熱ユニットパネル1を、ガイドレール2の長手方向に沿ってスライド可能に構成するという技術的手段を採用したことによって、断熱パネル取付構造を完成させた。
(【0011】以降は省略されています)

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