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公開番号
2025016233
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119373
出願日
2023-07-21
発明の名称
エレベータシステム及びエレベータの制御方法
出願人
フジテック株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
B66B
1/14 20060101AFI20250124BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】車椅子利用者の利便性を確保しつつ、不要なエレベータの運行効率の低下を抑制する。
【解決手段】エレベータシステム(1)は、車椅子利用者が利用可能であり、乗りかご(20)の運行を登録可能なかご内車椅子用操作盤(30)の操作モードを、乗場(60)の車椅子利用者の有無に関する情報を含む乗場検出情報及び乗りかご(20)内の車椅子利用者の有無に関する情報を含む乗りかご検出情報に基づき、無効モード、車椅子呼びモード、通常呼びモードのいずれかに切り替える操作モード切替部(112)と、かご内車椅子用操作盤(30)の操作により登録された登録情報に基づき、乗りかご(20)の運行を制御する運行制御部(113)と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
乗場の車椅子利用者の有無に関する情報を含む乗場検出情報と、乗りかご内の車椅子利用者の有無に関する情報を含む乗りかご検出情報と、を取得する情報取得部と、
車椅子利用者が利用可能であり、前記乗りかごの運行を登録可能な前記乗りかご内の操作盤の操作モードを、前記乗場検出情報及び前記乗りかご検出情報に基づき、
前記操作盤の操作を無効とする無効モード、
前記操作盤の操作を車椅子対応の運行として登録する車椅子呼びモード、及び、
前記操作盤の操作を通常の運行として登録する通常呼びモード、
のいずれかに切り替える、操作モード切替部と、
前記操作モード切替部より切り替えられた前記操作モードにおいて、前記操作盤の操作により登録された登録情報に基づき、前記乗りかごの運行を制御する運行制御部と、
を備えている、エレベータシステム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記操作モード切替部は、
車椅子利用者が検出されない前記乗場で戸開する際に前記操作モードを前記無効モードとし、その後戸閉するまでの間に、前記乗りかご内で車椅子利用者が検出されない場合、前記操作モードを前記無効モードで維持し、
車椅子利用者が検出された前記乗場で戸開する際に前記操作モードを前記車椅子呼びモードとし、その後戸閉するまでの間に、前記乗りかご内で車椅子利用者が検出されない場合、前記操作モードを前記通常呼びモードとし、
前記乗場で戸開し、その後戸閉するまでの間に、前記乗りかご内で車椅子利用者が検出された場合、前記操作モードを前記車椅子呼びモードとする、
請求項1に記載のエレベータシステム。
【請求項3】
前記操作盤において、前記乗りかごの行先階を登録可能な複数の行先階情報と、前記操作モードが前記車椅子呼びモードであることを示すモード情報と、を少なくとも表示する表示部と、
前記表示部の表示を制御する表示制御部と、を備え、
前記表示制御部は、
前記車椅子呼びモードでは、前記表示部に前記行先階情報及び前記モード情報を表示し、
前記通常呼びモードでは、前記表示部に前記モード情報を表示せずに前記行先階情報を表示し、
前記無効モードでは、前記表示部の表示をオフにする、
請求項1に記載のエレベータシステム。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記車椅子呼びモードまたは前記通常呼びモードにおいて前記操作盤により行先階が登録された場合、前記行先階が登録されてから前記乗りかごが前記行先階に到着するまで、登録された前記行先階を前記表示部に表示する、
請求項3に記載のエレベータシステム。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記車椅子呼びモードにおいて前記操作盤により登録された行先階と、前記通常呼びモードにおいて前記操作盤により登録された行先階とを、異なる表示形態で前記表示部に表示する、
請求項3に記載のエレベータシステム。
【請求項6】
前記乗りかご内の利用者への報知を制御する報知制御部を備え、
前記報知制御部は、前記無効モードから、前記車椅子呼びモードまたは前記通常呼びモードへの前記操作モードの切り替え時に前記乗りかごに利用者が乗車している場合、当該利用者に前記操作モードの切り替えを報知する、
請求項1に記載のエレベータシステム。
【請求項7】
乗場の車椅子利用者の有無に関する情報を含む乗場検出情報と、乗りかご内の車椅子利用者の有無に関する情報を含む乗りかご検出情報と、を取得する情報取得ステップと、
車椅子利用者が利用可能であり、前記乗りかごの運行を登録可能な前記乗りかご内の操作盤の操作モードを、前記乗場検出情報及び前記乗りかご検出情報に基づき、
前記操作盤の操作を無効とする無効モード、
前記操作盤の操作を車椅子対応の運行として登録する車椅子呼びモード、及び、
前記操作盤の操作を通常の運行として登録する通常呼びモード、
のいずれかに切り替える、操作モード切替ステップと、
前記操作モード切替ステップで切り替えられた前記操作モードにおいて、前記操作盤の操作により登録された登録情報に基づき、前記乗りかごの運行を制御する運行制御ステップと、
を含む、エレベータの制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車椅子利用者が操作可能な操作盤を有するエレベータシステムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車椅子呼びが可能なエレベータでは、乗りかご内に車椅子利用者に対応した操作盤(以降、車椅子用操作盤と記載する)が設置されている。例えば、特許文献1には、エレベータに乗車する利用者が、一般的な身長の大人である通常利用者か、一般的な身長の大人よりも身長が小さかったり車椅子を利用したりしている特別利用者か、に基づいて、操作盤の表示面を通常利用者の利用に適した第1配置または特別利用者の利用に適した第2配置に切り替えるエレベータ操作盤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-001791号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車椅子利用者にとって、乗りかご内のどの位置に乗車するかの見当をつけるために、乗りかごが戸開した状態で、乗りかご内の車椅子用操作盤が乗場から見える位置に配置されていることが望ましい。しかしながら、そのような位置に配置された操作盤は車椅子利用者以外の利用者にも目につきやすいため、車椅子利用者以外の利用者が車椅子用操作盤を操作する場合がある。
【0005】
車椅子用操作盤が操作されると、車椅子利用者に適したエレベータの運行が行われる。そのため、車椅子用操作盤を車椅子利用者以外の利用者が操作すると、車椅子利用者がいないにも関わらず戸開時間が延長される等、エレベータの運行効率が不要に低下する場合があるという問題がある。
【0006】
本発明の一態様は、車椅子利用者の利便性を確保しつつ、不要なエレベータの運行効率の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るエレベータシステムは、乗場の車椅子利用者の有無に関する情報を含む乗場検出情報と、乗りかご内の車椅子利用者の有無に関する情報を含む乗りかご検出情報と、を取得する情報取得部と、車椅子利用者が利用可能であり、前記乗りかごの運行を登録可能な前記乗りかご内の操作盤の操作モードを、前記乗場検出情報及び前記乗りかご検出情報に基づき、前記操作盤の操作を無効とする無効モード、前記操作盤の操作を車椅子対応の運行として登録する車椅子呼びモード、及び、前記操作盤の操作を通常の運行として登録する通常呼びモード、のいずれかに切り替える、操作モード切替部と、前記操作モード切替部より切り替えられた前記操作モードにおいて、前記操作盤の操作により登録された登録情報に基づき、前記乗りかごの運行を制御する運行制御部と、を備えている。
【0008】
上記の構成によれば、乗場及び乗りかご内の車椅子利用者の有無に基づき操作モードが切り替えられた操作盤の操作により、車椅子対応の運行、通常の運行、または操作盤の操作の無効が実行されるため、例えば、車椅子利用者がいない場合において操作盤が操作されても車椅子対応の運行を行わずに通常の運行を実行することができる。また、無効モードにより、当該操作盤の誤操作を防止することができる。
【0009】
さらに、乗りかご内の操作盤は、車椅子利用者が利用可能であり車椅子利用者の利便性を確保することができる。その結果、車椅子利用者の利便性を確保しつつ、不要なエレベータの運行効率の低下を抑制することができる。
【0010】
本発明の他の態様に係るエレベータシステムでは、前記操作モード切替部は、車椅子利用者が検出されない前記乗場で戸開する際に前記操作モードを前記無効モードとし、その後戸閉するまでの間に、前記乗りかご内で車椅子利用者が検出されない場合、前記操作モードを前記無効モードで維持し、車椅子利用者が検出された前記乗場で戸開する際に前記操作モードを前記車椅子呼びモードとし、その後戸閉するまでの間に、前記乗りかご内で車椅子利用者が検出されない場合、前記操作モードを前記通常呼びモードとし、前記乗場で戸開し、その後戸閉するまでの間に、前記乗りかご内で車椅子利用者が検出された場合、前記操作モードを前記車椅子呼びモードとしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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