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公開番号
2025016221
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119354
出願日
2023-07-21
発明の名称
通信システム、制御方法、制御装置及びプログラム
出願人
日本電信電話株式会社
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類
H04L
41/0806 20220101AFI20250124BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】制御装置に接続された機器が使用するプロトコルを考慮して制御装置と機器との間の通信を確立させること。
【解決手段】通信システムは、機器と制御装置とを備え、機器は、制御装置に機器が接続された場合に識別情報を送信し、設定情報を制御装置に送信する機器通信部を備え、制御装置は、機器の識別情報を取得する識別部と、制御装置を含むネットワークの構成を表す情報であるネットワーク構成情報に機器の識別情報を追加することによってネットワーク構成情報を更新する更新部と、機器から取得した信号に基づいて機器に対応するプロトコルを判別するプロトコル判別部と、設定情報の送信を要求する信号をネットワーク構成情報とプロトコルとに基づいて送信する要求部と、設定情報を機器通信部から取得する接続制御部と、通信が確立したことを表す通知信号を機器に送信する機器制御部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
機器と制御装置とを備える通信システムであって、
前記機器は、
前記制御装置に前記機器が接続された場合には前記機器の識別情報を前記制御装置に送信し、前記機器の通信又は制御に関する設定情報の送信を要求された場合には前記設定情報を前記制御装置に送信する機器通信部
を備え、
前記制御装置は、
前記機器の識別情報を前記機器通信部から取得する識別部と、
前記制御装置を含むネットワークの構成を表す情報であるネットワーク構成情報に前記機器の識別情報を追加することによって前記ネットワーク構成情報を更新する更新部と、
前記機器から取得した信号に基づいて前記機器に対応するプロトコルを判別するプロトコル判別部と、
前記設定情報の送信を要求する信号を前記ネットワーク構成情報と前記プロトコルとに基づいて前記機器に送信する要求部と、
前記設定情報を前記機器通信部から取得する接続制御部と、
通信が確立したことを表す通知信号を前記機器に送信する機器制御部と、
を備える
通信システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記機器制御部は、前記設定情報に基づいて制御信号を生成し、前記制御信号を前記機器に送信する
請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記制御装置は、
前記プロトコルのドライバに前記ネットワーク構成情報と前記機器の前記設定情報とを受け渡すプロトコル動作制御部
をさらに備え、
前記要求部は、前記ドライバを用いて前記機器に前記信号を送信する
請求項1又は2に記載の通信システム。
【請求項4】
機器と制御装置とを備える通信システムが実行する制御方法であって、
前記機器は、
前記制御装置に前記機器が接続された場合には前記機器の識別情報を前記制御装置に送信し、前記機器の通信又は制御に関する設定情報の送信を要求された場合には前記設定情報を前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、
前記機器の識別情報を前記機器から取得し、
前記制御装置を含むネットワークの構成を表す情報であるネットワーク構成情報に前記機器の識別情報を追加することによって前記ネットワーク構成情報を更新し、
前記機器から取得した信号に基づいて前記機器に対応するプロトコルを判別し、
前記設定情報の送信を要求する信号を前記ネットワーク構成情報と前記プロトコルとに基づいて前記機器に送信し、
前記設定情報を前記機器から取得し、
通信が確立したことを表す通知信号を前記機器に送信する
制御方法。
【請求項5】
前記制御装置は、前記設定情報に基づいて制御信号を生成し、前記制御信号を前記機器に送信する
請求項4に記載の制御方法。
【請求項6】
通信の確立を要求する機器の識別情報を前記機器から取得する識別部と、
自制御装置を含むネットワークの構成を表す情報であるネットワーク構成情報に前記機器の識別情報を追加することによって前記ネットワーク構成情報を更新する更新部と、
前記機器から取得した信号に基づいて前記機器に対応するプロトコルを判別するプロトコル判別部と、
前記機器の通信又は制御に関する設定情報の送信を要求する信号を前記ネットワーク構成情報と前記プロトコルとに基づいて前記機器に送信する要求部と、
前記設定情報を前記機器から取得する接続制御部と、
通信が確立したことを表す通知信号を前記機器に送信する機器制御部と、
を備える制御装置。
【請求項7】
前記機器制御部は、前記設定情報に基づいて制御信号を生成し、前記制御信号を前記機器に送信する
請求項6に記載の制御装置。
【請求項8】
請求項6又は請求項7に記載の制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システム、制御方法、制御装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
通信システムでは、所定のプロトコルを用いて、機器と制御装置との間の通信を確立させる場合がある。図14は、従来の通信システムの構成例を示す図である。図14に示される従来の通信システム10は、機器11と、スイッチ12と、制御装置13と、支援装置14とを備える。
【0003】
機器11は、例えば、センサ又はモータである。機器11は、スイッチ12に接続される。スイッチ12は、機器11と制御装置13との間で伝送されるデータの経路を切り替える装置(I/O装置)である。制御装置13は、機器11の動作を制御する装置である。支援装置14は、例えばパーソナルコンピュータ又はヒューマンマシンインターフェース(HMI:Human Machine Interface)等の情報処理装置である。支援装置14は、ユーザによって操作される端末装置である。所定のプロトコルが例えばPROFINET(非特許文献1参照)である場合、GSDファイル15(General Station Description File)は、機器11の通信仕様の設定ファイルである。GSDファイル15は、例えば、機器11のメーカによって予め用意される。
【0004】
以下、機器の通信又は制御に関する設定値を表す情報を「設定情報」という。設定値は、機器の通信仕様又は制御仕様に応じて定まる。支援装置14は、制御装置13に接続されている。ユーザは、支援装置14において動作するエンジニアリングツールを手動で操作して、制御周期等の設定情報を制御装置13に読み込ませる。エンジニアリングツールは、設定情報を含む設定ファイルを制御装置に読み込ませるためのアプリケーションである。これによって、機器11と制御装置13との間のデータ交換が可能になる。
【0005】
このように、制御装置と機器との間の通信を確立させるためには、ユーザが、エンジニアリングツールを手動で操作して、通信システムの通信仕様(例えば、ネットワークトポロジ、機器の制御周期)を制御装置に認識させる必要があった。これに対し、従来、ユーザによるエンジニアリングツールの操作を不要としつつ、制御装置と機器との間の通信を確立させることができる通信システムが検討されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2022/059086号
【非特許文献】
【0007】
“PROFINET システム解説 (日本語版) 2.6 システムエンジニアリング”,[online],日本プロフィバス協会,[令和5年6月23日検索],インターネット<URL:http://www.profibus.jp/download/document.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、将来、産業用オートメーション等の通信システムにおいて、産業用機器の機能がソフトウェア化されることに伴い、使用するプロトコルが異なる複数の機器が同一の制御装置に接続されることが考えられる。しかしながら、特許文献1に記載の通信システムでは、このような場合については想定されていない。そのため、特許文献1に記載の通信システムでは、新たな機器が制御装置に接続された場合、ユーザは、接続された機器が使用するプロトコルに対応する設定ファイルを、プロトコルごとに予め用意された複数の設定ファイルの中から選択する必要がある。そして、ユーザは、エンジニアリングツールを手動で操作して、選択された設定ファイルを制御装置に読み込ませる必要がある。このように、特許文献1に記載の通信システムでは、使用するプロトコルが異なる複数の機器が同一の制御装置に接続される場合、ユーザによるエンジニアリングツールの操作を要するという課題があった。
【0009】
上記事情に鑑み、本発明は、エンジニアリングツールの操作を不要とし、制御装置に接続された機器が使用するプロトコルを考慮して制御装置と機器との間の通信をプラグアンドプレイで確立させることができる通信システム、制御方法、制御装置及びプログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様は、機器と制御装置とを備える通信システムであって、前記機器は、前記制御装置に前記機器が接続された場合には前記機器の識別情報を前記制御装置に送信し、前記機器の通信又は制御に関する設定情報の送信を要求された場合には前記設定情報を前記制御装置に送信する機器通信部を備え、前記制御装置は、前記機器の識別情報を前記機器通信部から取得する識別部と、前記制御装置を含むネットワークの構成を表す情報であるネットワーク構成情報に前記機器の識別情報を追加することによって前記ネットワーク構成情報を更新する更新部と、前記機器から取得した信号に基づいて前記機器に対応するプロトコルを判別するプロトコル判別部と、前記設定情報の送信を要求する信号を前記ネットワーク構成情報と前記プロトコルとに基づいて前記機器に送信する要求部と、前記設定情報を前記機器通信部から取得する接続制御部と、通信が確立したことを表す通知信号を前記機器に送信する機器制御部とを備える、通信システムである。
(【0011】以降は省略されています)
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