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公開番号2024175874
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023093950
出願日2023-06-07
発明の名称可搬型記憶装置
出願人東亜無線電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H04W 12/08 20210101AFI20241212BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 PC側のOSやアプリケーションに依存することなく、セキュリティ性を確保した可搬型記憶装置を提供する。
【解決手段】 PC2のUSBポート23aに装着されるコネクタ13aを有するUSBI/F13とメモリ部12とを有するUSBメモリ1であって、PC2との間で無線通信する無線通信部14と、メモリ部12とUSBI/F13との間の接続を選択するゲート部16と、認証情報を記憶する認証情報記憶部15と、認証情報を判別しゲート部16を制御するメモリコントローラ11を備え、メモリコントローラ11は、PC2とUSBメモリ1の接続を検出すると、無線通信部14からPC2に認証情報を入力するための通知を行い、PC2からの認証情報を認証情報記憶部15の認証情報と照合し、認証が成功するとゲート部16を制御し、PC2とメモリ部12との読み書きを可能とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータに備えられた接続ポートに装着される接続部とコンピュータによって読み書きされる記憶部とを有する可搬型記憶装置であって、
前記コンピュータとの間で無線通信する無線通信部と、前記記憶部と前記接続部との間を接続状態と遮断状態に選択するゲート部と、認証情報を記憶する認証情報記憶部と、前記認証情報を判別し前記ゲート部を制御するコントローラ部を備え、
前記コントローラ部は、前記コンピュータの前記接続ポートに前記接続部が接続されたことを検出すると、前記無線通信部から前記コンピュータに認証情報を入力するための通知を行い、前記無線通信部から得られた認証情報を前記認証情報記憶部に記憶された認証情報と照合し、認証が成功すると前記ゲート部を制御し、前記接続ポートと前記接続部を介して前記コンピュータと前記記憶部との読み書きを可能とする、
可搬型記憶装置。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記コンピュータと前記可搬型記憶装置とは、無線LANにより接続され、前記認証情報は、無線LANのSSIDとパスワードである、
請求項1に記載の可搬型記憶装置。
【請求項3】
前記コンピュータと前記可搬型記憶装置とは、ピアツーピア接続され、前記認証情報は、PINコードである、
請求項1に記載の可搬型記憶装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの可搬型記憶装置に係り、セキュリティ機能を有する可搬型記憶装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、データを持ち運ぶための装置としてUSBメモリ等、携帯して持ち運びが可能な可搬型記憶装置が広く使用されている。USBメモリは、パーソナルコンピュータ(Personal Computer)(以下、PCという。)、PDA(Personal Digital Assistant)などのコンピュータのUSBポートに差し込んで使用される、USBコントローラとフラッシュメモリとを備えた可搬型記憶装置である。
【0003】
近年、ほとんどのPCは、USBポートが備えられており、USBメモリが使用される機会が増えている。USBメモリは、携帯可能であるために、盗難や紛失する虞があるため、USBメモリに対してセキュリティ対策が必要である。
【0004】
従来のセキュリティ対策として、USBメモリ内のデータの暗号化、ID・パスワードの制御によるアクセス制限を行う技術が知られている。
【0005】
USBメモリ内のデータの暗号化の技術として、USBメモリをPCのUSBポートに差し込み、USBメモリ内のデータをPC側から入力された認証情報に基づいて、PC上の暗号化ソフトウェアによって暗号化する技術が特許文献1に開示されている。
【0006】
この特許文献1に開示された技術は、USBメモリを使用する上でのセキュリティリスクを暗号化によって低減することを意図したものである。しかし、この技術は、PC側のOSやアプリケーションに依存するものであり、汎用性の点で問題がある。
【0007】
また、特許文献2には、USBメモリに通信機能を備え、コンピュータからUSBメモリのデータファイルへのアクセスを行う場合には、管理端末から通信により入力される認証情報に基づいてアクセス認証を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2007-150780号公報
特開2011-170681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記したように、特許文献1においては、PC側のOSやアプリケーションに依存するために、汎用性が悪い。
【0010】
上記した特許文献2においては、USBメモリが無線によって管理端末と通信することによってアクセス認証を行うように構成されている。このため、管理端末を所持しない第三者の操作によるコンピュータからUSBメモリのデータファイルへのアクセスが防止できる。さらに、USBメモリと管理端末との間での無線通信によりアクセス認証が行なわれるため、ユーザは認証動作などの操作を行う必要が無く、利便性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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