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公開番号
2025016136
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119212
出願日
2023-07-21
発明の名称
吸収性物品
出願人
日本製紙クレシア株式会社
代理人
主分類
A61F
13/56 20060101AFI20250124BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】排尿後に重量が増加してもズレ落ちし難いパッドタイプの吸収性物品を提供する。
【解決手段】本開示は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシート12と、トップシートとバックシート12との間に配置される吸収体13と、を備え、アウターの内側に配置されて使用されるパッドタイプの吸収性物品10であって、吸収性物品10の非肌側面10aの長手方向の両側に設けられてアウターに対して取付可能なフックテープ14と、吸収性物品10の非肌側面10aの長手方向の端部に固定される一端側の固定部17を有し、吸収性物品10の非肌側面10aの長手方向の両側に折り畳まれた折り畳み状態で設けられ、折り畳み状態から延ばして展開した展開状態で他端側が吸収性物品10の長手方向の端部よりも外側まで延出可能な帯状のテープ15と、を備え、テープ15は、展開状態における肌側面に中間付着強度粘着層19aを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
着用時に肌側に位置する液透過性のトップシートと、着用時に非肌側に位置する液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収体と、を備え、アウターの内側に配置されて使用されるパッドタイプの吸収性物品であって、
前記吸収性物品の非肌側面の長手方向の両側に設けられて前記アウターに対して取付可能な取付手段と、
前記吸収性物品の非肌側面の長手方向の端部に固定される一端側の固定部を有し、前記吸収性物品の非肌側面の長手方向の両側に折り畳まれた折り畳み状態で設けられ、前記折り畳み状態から延ばして展開した展開状態で他端側が前記吸収性物品の長手方向の端部よりも外側まで延出可能な帯状のテープと、を備え、
前記テープは、前記展開状態における肌側面に粘着層を有する
ことを特徴とする吸収性物品。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記テープは、前記吸収性物品の非肌側面の長手方向の一側の幅方向の両側、及び前記吸収性物品の非肌側面の長手方向の他側の幅方向の両側の計4箇所に設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記テープの前記固定部は、前記吸収体の長手方向の端部に厚み方向で重なる位置に配置される
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
【請求項4】
前記テープの前記固定部の面積は、150mm
2
以上900mm
2
以下である
ことを特徴とする請求項3に記載の吸収性物品。
【請求項5】
前記吸収性物品の長手方向の長さは、360mm以上680mm以下であり、
前記吸収性物品の幅方向の長さは、120mm以上180mm以下であり、
前記吸収体の長手方向の長さは、280mm以上600mm以下であり、
前記吸収体の幅方向の長さは、90mm以上160mm以下であり、
前記展開状態の前記テープの長手方向の長さは、200mm以上400mm以下である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
【請求項6】
前記トップシートと前記バックシートとの貼り合わせ部分の引張速度500mm/分での破断時の引張強度は、750gf/75mm以上2500gf/75mm以下である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
【請求項7】
前記テープの本体は、ポリプロピレン樹脂で形成され、
前記テープの前記粘着層は、合成ゴム系粘着剤で構成され、
前記テープの前記粘着層をカナキン3号へ、ローラーを2kgの荷重で1往復して加圧貼り付けし、養生条件23℃50%RH×2時間以上後に引張速度300mm/分で剥離した際の剥離強度は、120gf/15mm以上220gf/15mm以下である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、吸収性物品に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
昨今は高齢者の増加と介護者の不足から、高齢者がフレイル状態に陥らないように働きかけることが推奨されている。排泄においても高齢者が寝たきりにならず、極力日常動作を維持できるようトイレ誘導を行う等が好例である。寝たきり状態の人がリハビリを行うために、着用するおむつをテープ止め紙おむつからパンツ型紙おむつへ切り替える事例も多い。パンツ型紙おむつを使用する際には、経済性の観点から、パンツ用パッド(パッド型の吸収性物品)を併用してパンツ型紙おむつのインナーとして装着し、排尿後はパンツ用パッドのみを交換し、パンツ型紙おむつは繰り返し使用することが一般化している。排尿後のパンツ用パッドの交換には介助が必要となるが、介護の人手不足から、パンツ用パッドを高吸収量化し、長時間の使用に耐えるよう図った製品が増加している。
【0003】
特許文献1には、パッドタイプの吸収性物品が開示されている。この吸収性物品では、パッド本体にずれ止めテープが設けられている。パッド本体の衣類側面(非肌側面)は不織布であり、ずれ止めテープの一側面はパッド本体の衣類側面の不織布へ係止できるフックテープで構成され、ずれ止めテープの他側面は下着へ係止できる粘着剤を塗布した粘着層で構成される。ずれ止めテープは、両面の係止手段を持つので、パンツ用パッド及び下着等のアウターの双方に対して係止できる。このため、ずれ止めテープの位置を自由に設定して着用時は適切な位置へ配置し、また廃棄時には周囲を汚さないよう肌側面を閉じるような位置に配置し直して丸めて固定できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-182970号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、高吸収量のパンツ用パッドへ繰り返し排尿した後のパンツ用パッドの重量はかなり増加しているため、立位の状態では、吸収後のパンツ用パッドをアウターであるパンツ型紙おむつで保持することができず、下方へズレ落ちてしまう事例が後を絶たない。これは、アウターのパンツ型紙おむつは、装着者に対してタイトなサイズの方がズレ落ちし難いが、体型や体勢により圧迫感を生じる場合があるため、緩いサイズで着用する場合も少なくないためである。このように、パンツ型紙おむつがズレ落ちてしまうので、動作がし難くなってしまい、リハビリの効果が薄れてしまうおそれがある。
【0006】
また、パンツ型紙おむつのズレ落ちによって適正なパンツ用パッドの装着位置を維持できず、パンツ型紙おむつの外まで尿漏れが生じることもあり、後片付けや着替え等に大きな負担が生じてしまうケースもある。
【0007】
このため、排尿後にパンツ用パッドの重量が増大した場合でもズレ落ちし難いパンツ用パッドタイプの吸収性物品が求められている。
【0008】
特許文献1に記載のパッドタイプの吸収性物品では、ずれ止めテープをパッド本体から取り外すことが可能であり、ずれ止めテープの設置位置の自由度を高めたものだが、ずれ止めテープがパッド本体から分離するため、ずれ止めテープを最適な着用位置へ調整する作業が生じてしまい、利用者にとって煩雑となる。また、パッド本体と複数のずれ止めテープの位置が適切でない場合は、ずれ止めテープのフックテープ部分が下着に不用意に貼りつき、あるいはフックテープ部分が皮膚に触れて痛みを生じる等、かえって使い勝手が低下するおそれがある。
【0009】
そこで、本開示は、排尿後に重量が増加してもズレ落ちし難いパッドタイプの吸収性物品の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、着用時に肌側に位置する液透過性のトップシートと、着用時に非肌側に位置する液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収体と、を備え、アウターの内側に配置されて使用されるパッドタイプの吸収性物品であって、前記吸収性物品の非肌側面の長手方向の両側に設けられて前記アウターに対して取付可能な取付手段と、前記吸収性物品の非肌側面の長手方向の端部に固定される一端側の固定部を有し、前記吸収性物品の非肌側面の長手方向の両側に折り畳まれた折り畳み状態で設けられ、前記折り畳み状態から延ばして展開した展開状態で他端側が前記吸収性物品の長手方向の端部よりも外側まで延出可能な帯状のテープと、を備え、前記テープは、前記展開状態における肌側面に粘着層を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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