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公開番号2025015952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023118883
出願日2023-07-21
発明の名称空調装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F24F 11/63 20180101AFI20250124BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】空調装置の使用形態を拡大する技術を提供する。
【解決手段】室内機302は、空間温度取得部326、空調制御部330を含み、空調制御部330は、取得判定部340、サーモオフ条件特定部342、サーモオフ条件実行部344を含む。取得判定部340は、空間温度取得部326による前記空間温度の取得の成否を判定する。サーモオフ条件特定部342は、取得判定部340による判定結果をもとに複数種のサーモオフ条件のうちのいずれか1つを特定する。サーモオフ条件実行部344は、サーモオフ条件特定部342が特定したサーモオフ条件により空調を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
室内機と室外機とを有し、空調対象空間を空調する空調装置であって、
前記室内機は、
前記空調の第1目標温度を設定する目標温度設定部と、
当該室内機に吸い込まれる空気の吸込温度を検知する吸込温度センサと、
前記空調対象空間の空間温度を取得するための空間温度取得部と、
前記目標温度設定部と前記吸込温度センサと前記空間温度取得部に接続され、空調を制御する空調制御部と、を備え、
前記空調制御部は、
前記空間温度取得部による前記空間温度の取得の成否を判定する取得判定部と、
前記取得判定部による判定結果をもとに複数種のサーモオフ条件のうちのいずれか1つを特定するサーモオフ条件特定部と、
前記サーモオフ条件特定部が特定したサーモオフ条件により空調を実行するサーモオフ条件実行部と、を備える空調装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記サーモオフ条件特定部は、
前記空間温度取得部による前記空間温度の前記取得が否の場合に、前記第1目標温度と前記吸込温度とを使用する通常サーモオフ条件を特定し、
前記空間温度取得部による前記空間温度の前記取得が成の場合に、前記第1目標温度と前記吸込温度と前記空間温度とを使用し、かつ前記通常サーモオフ条件よりもサーモオフ頻度が低い省エネルギーサーモオフ条件を特定する、請求項1に記載の空調装置。
【請求項3】
前記取得判定部は、
前記空間温度を検知する空間温度センサと前記空間温度取得部とが通信可能に接続されている場合、前記空間温度取得部による前記空間温度の前記取得が成と判定する、請求項2に記載の空調装置。
【請求項4】
前記空間温度取得部は、
前記空間温度センサに有線接続可能なコネクタを備える、請求項3に記載の空調装置。
【請求項5】
前記空間温度取得部は、
前記空間温度センサとの間で無線接続可能な通信部を備える、請求項3に記載の空調装置。
【請求項6】
前記空調の種別である空調種別を判定する空調種別判定部をさらに備え、
前記空調種別判定部により前記空調種別が暖房運転と判定され、かつ前記取得判定部にて前記空間温度の前記取得が成と判定された場合、
前記サーモオフ条件特定部は、
前記第1目標温度と前記空間温度とをもとに前記空調対象空間にて不足している温度である不足空調温度を算出し、前記吸込温度が、前記第1目標温度に前記不足空調温度を加算した第2目標温度よりも所定温度以上高くなった場合にサーモオフさせる前記省エネルギーサーモオフ条件を特定し、
前記サーモオフ条件実行部は、
前記サーモオフ条件特定部により設定された前記省エネルギーサーモオフ条件で前記空調を実行する、請求項2に記載の空調装置。
【請求項7】
前記空調の種別である空調種別を判定する空調種別判定部をさらに備え、
前記空調種別判定部により前記空調種別が冷房運転と判定され、かつ前記取得判定部にて前記空間温度の前記取得が成と判定された場合、
前記サーモオフ条件特定部は、
前記第1目標温度と前記空間温度とをもとに前記空調対象空間にて不足している温度である不足空調温度を算出し、前記吸込温度が、前記第1目標温度から前記不足空調温度を減算した第2目標温度よりも所定温度以上低くなった場合にサーモオフさせる前記省エネルギーサーモオフ条件を特定し、
前記サーモオフ条件実行部は、
前記サーモオフ条件特定部により設定された前記省エネルギーサーモオフ条件で前記空調を実行する、請求項2に記載の空調装置。
【請求項8】
前記空調の種別である空調種別を判定する空調種別判定部をさらに備え、
前記空調種別判定部により前記空調種別が暖房運転と判定され、かつ前記取得判定部にて前記空間温度の前記取得が否と判定された場合、
前記サーモオフ条件特定部は、
前記吸込温度が前記第1目標温度よりも所定温度以上高くなった場合にサーモオフさせる前記通常サーモオフ条件を特定し、
前記サーモオフ条件実行部は、
前記サーモオフ条件特定部により特定された前記通常サーモオフ条件で前記空調を実行する、請求項2に記載の空調装置。
【請求項9】
前記空調の種別である空調種別を判定する空調種別判定部をさらに備え、
前記空調種別判定部により前記空調種別が冷房運転と判定され、かつ前記取得判定部にて前記空間温度の前記取得が否と判定された場合、
前記サーモオフ条件特定部は、
前記吸込温度が前記第1目標温度よりも所定温度以上低くなった場合にサーモオフさせる前記通常サーモオフ条件を特定し、
前記サーモオフ条件実行部は、
前記サーモオフ条件特定部により特定された前記通常サーモオフ条件で前記空調を実行する、請求項2に記載の空調装置。
【請求項10】
前記室内機は、
前記取得判定部の判定結果によらず前記通常サーモオフ条件と前記省エネルギーサーモオフ条件とのいずれかの設定を受け付けるサーモオフ制御設定部を備え、
前記空調制御部は、
前記サーモオフ制御設定部にて前記省エネルギーサーモオフ条件が設定され、かつ前記取得判定部にて前記空間温度の前記取得が否と判定された場合、異常を通知する異常通知部をさらに備える、請求項2に記載の空調装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空調技術に関し、特に居室の空調を制御する空調装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
1台の空調装置により、複数の部屋を空調する全館空調システムが提案されている。このような全館空調システムでは、複数の部屋の設定温度に則して、複数の部屋の温度を制御することが難しい場合がある。そのため、複数の部屋のそれぞれの部屋温度及び第1設定温度の差に基づく空調強度と、吸込温度とに基づいて、第2設定温度を決定してから、第2設定温度に基づいて空調装置が制御される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-115500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
居室に設置される空調装置の室内機は、吸い込む空気の吸込温度が一定温度に達すると、室外機が停止する動作であるサーモオフを実行する。このような空調装置を空調室に設置して全館空調システムに使用する場合、空調室での吸込温度と居室の空間温度とが異なるために、吸込温度が一定温度に達するが、空間温度が一定温度に達しない状況が発生しうる。そのような状況では、サーモオフを実行すべきではないもかからわらず、サーモオフが実行されてしまう。このような動作は好ましくないので、全館空調システムには、通常使用される汎用の空調装置とは別に設計された専用の空調装置が必要になる。一方、製造コストを考慮すると、専用品ではなく汎用の空調装置が全館空調システムに使用できる方が好ましい。
【0005】
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、空調装置の使用形態を拡大する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の空調装置は、室内機と室外機とを有し、空調対象空間を空調する空調装置であって、室内機は、空調の第1目標温度を設定する目標温度設定部と、当該室内機に吸い込まれる空気の吸込温度を検知する吸込温度センサと、空調対象空間の空間温度を取得するための空間温度取得部と、目標温度設定部と吸込温度センサと空間温度取得部に接続され、空調を制御する空調制御部と、を備える。空調制御部は、空間温度取得部による空間温度の取得の成否を判定する取得判定部と、取得判定部による判定結果をもとに複数種のサーモオフ条件のうちのいずれか1つを特定するサーモオフ条件特定部と、サーモオフ条件特定部が特定したサーモオフ条件により空調を実行するサーモオフ条件実行部と、を備える。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、空調装置の使用形態を拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施例に係る住宅の構成を示す図である。
図2は、実施例に係る別の住宅の構成を示す図である。
図3は、図1と図2の室内機の構成を示す図である。
図4は、図3のサーモオフ条件特定部に保持されるテーブルのデータ構成を示す図である。
図5は、図3の室内機によるサーモオフ条件の特定手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施例を具体的に説明する前に、実施例の概要を説明する。本実施例は、空調対象の居室に設置可能であるとともに、空調対象の居室とは異なった空調室にも設置可能である空調装置に関する。前者は通常の空調装置の使用(以下、「通常状態」という)に相当し、後者は全館空調システムに空調装置を使用すること(以下、「全館空調状態」とう)に相当する。空調装置は、室内機と室外機とを含み、室内機は、吸い込む空気の吸込温度が一定温度に近くなるように空調を実行する。また、室内機は、一定温度に達すると、室外機が停止する動作であるサーモオフを実行する。ここでは、通常状態と全館空調状態とに対して同一の空調装置を使用しても、サーモオフを正常に実行させることを目的とする。
(【0011】以降は省略されています)

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