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公開番号
2025014778
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117601
出願日
2023-07-19
発明の名称
直動案内ユニット製造装置
出願人
日本トムソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16C
43/06 20060101AFI20250123BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】各軌道路に対して円滑かつ効率的に転動体を挿入することができる直動案内ユニット製造装置を提供する。
【解決手段】直動案内ユニット製造装置は、4条列の直動案内ユニットの軌道路内に転動体を挿入する。直動案内ユニットは、レールと、スライダと、複数の第1転動体と、複数の第2転動体と、を含む。直動案内ユニット製造装置は、スライダ保持部と、第1転動体貯留部と、第2転動体貯留部と、第1転動体供給管と、第2転動体供給管と、第1転動体挿入機構と、第2転動体挿入機構と、を備える。第1転動体を挿入する第1転動体挿入方向は、第1転動体の転動軸心方向に沿う方向である。第2転動体挿入機構は、第2転動体供給管の排出口から第2軌道路に至る第2転動体案内路と、棒状であって、第2転動体案内路内を往復運動可能であり、第2転動体の転動面が第2下軌道面に沿うように第2転動体を第2軌道路内に第2転動体を押し込む押し部材を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
4条列の直動案内ユニットの軌道路内に転動体を挿入する直動案内ユニット製造装置であって、
前記直動案内ユニットは、
長手方向に延びる一対の第1上軌道面および一対の第1下軌道面を有するレールと、
前記レールに相対移動可能に取り付けられ、前記一対の第1上軌道面に対向する一対の第2上軌道面および前記一対の第1下軌道面に対向する一対の第2下軌道面を有するスライダと、
前記第1上軌道面と前記第2上軌道面とから構成される第1軌道路を転動する複数の第1転動体と、
前記第1下軌道面と前記第2下軌道面とから構成される第2軌道路を転動する複数の第2転動体と、を含み、
前記直動案内ユニット製造装置は、
前記スライダを保持するスライダ保持部と、
前記スライダ保持部の上側に配置されており、前記第1軌道路内に挿入される前記複数の第1転動体を貯留する第1転動体貯留部と、
前記スライダ保持部の上側に配置されており、前記第2軌道路内に挿入される前記複数の第2転動体を貯留する第2転動体貯留部と、
前記第1転動体が一つずつ通過可能であり、前記第1転動体貯留部から延びる第1転動体供給管と、
前記第2転動体が一つずつ通過可能であり、前記第2転動体貯留部から延びる第2転動体供給管と、
前記第1転動体供給管の排出口から前記第1軌道路へ前記第1転動体を挿入する第1転動体挿入機構と、
前記第2転動体供給管の排出口から前記第2軌道路へ前記第2転動体を挿入する第2転動体挿入機構と、
前記スライダ保持部、前記第1転動体貯留部、前記第2転動体貯留部、前記第1転動体供給管、前記第2転動体供給管、前記第1転動体挿入機構および前記第2転動体挿入機構を保持する枠体と、を備え、
前記第1転動体を挿入する第1転動体挿入方向は、前記第1転動体の転動軸心方向に沿う方向であり、
前記第2転動体挿入機構は、
前記第2転動体供給管の排出口から前記第2軌道路に至る第2転動体案内路と、
棒状であって、前記第2転動体案内路内を往復運動可能であり、前記第2転動体の転動面が前記第2下軌道面に沿うように前記第2転動体を前記第2軌道路内に前記第2転動体を押し込む押し部材を含む、直動案内ユニット製造装置。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記複数の第1転動体はそれぞれ、自重により前記第1軌道路に向かって移動する、請求項1に記載の直動案内ユニット製造装置。
【請求項3】
前記第1転動体挿入機構は、前記第1軌道路内において前記第1転動体供給管の排出口の延長上に配置可能であり、前記第1軌道路に沿って往復運動可能なコマ部材を含む、請求項1または請求項2に記載の直動案内ユニット製造装置。
【請求項4】
前記第1転動体の転動軸心方向から見て、前記コマ部材の側壁面は、前記第1転動体の転動面に沿う円弧状である、請求項3に記載の直動案内ユニット製造装置。
【請求項5】
前記複数の第2転動体はそれぞれ、自重により前記第2転動体案内路に向かって移動する、請求項1または請求項2に記載の直動案内ユニット製造装置。
【請求項6】
鉛直方向に見て、前記第2転動体案内路は、前記第2軌道路に対して傾斜している、請求項1または請求項2に記載の直動案内ユニット製造装置。
【請求項7】
前記押し部材の先端部には、前記第2下軌道面に沿って傾斜する端面を有し、前記第2転動体を受け入れる凹部が設けられる、請求項1または請求項2に記載の直動案内ユニット製造装置。
【請求項8】
前記スライダ保持部は、鉛直方向の位置および水平方向の位置のうちの少なくともいずれか1つが可変である、請求項1または請求項2に記載の直動案内ユニット製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、直動案内ユニット製造装置に関するものである。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
転動体としての複数のローラが組み込まれる直動案内ユニットが開示されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に開示の直動案内ユニットは、第1軌道面を有する軌道レールと、第2軌道面を有するケーシングを含むスライダと、第1軌道面および第2軌道面を転動する複数のローラと、を備える。スライダは、軌道レールに対して相対摺動自在に設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-291932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
直動案内ユニットの製造に際しては、転動体を軌道路内に挿入する必要がある。この時、4条列、すなわち一対の上軌道路および一対の下軌道路を有する直動案内ユニットにおいては、各軌道路に対して円滑かつ効率的に転動体を挿入することが求められる。
【0005】
そこで、各軌道路に対して円滑かつ効率的に転動体を挿入することができる直動案内ユニット製造装置を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従った直動案内ユニット製造装置は、4条列の直動案内ユニットの軌道路内に転動体を挿入する。直動案内ユニットは、長手方向に延びる一対の第1上軌道面および一対の第1下軌道面を有するレールと、レールに相対移動可能に取り付けられ、一対の第1上軌道面に対向する一対の第2上軌道面および一対の第1下軌道面に対向する一対の第2下軌道面を有するスライダと、第1上軌道面と第2上軌道面とから構成される第1軌道路を転動する複数の第1転動体と、第1下軌道面と第2下軌道面とから構成される第2軌道路を転動する複数の第2転動体と、を含む。直動案内ユニット製造装置は、スライダを保持するスライダ保持部と、スライダ保持部の上側に配置されており、第1軌道路内に挿入される複数の第1転動体を貯留する第1転動体貯留部と、スライダ保持部の上側に配置されており、第2軌道路内に挿入される複数の第2転動体を貯留する第2転動体貯留部と、第1転動体が一つずつ通過可能であり、第1転動体貯留部から延びる第1転動体供給管と、第2転動体が一つずつ通過可能であり、第2転動体貯留部から延びる第2転動体供給管と、第1転動体供給管の排出口から第1軌道路へ第1転動体を挿入する第1転動体挿入機構と、第2転動体供給管の排出口から第2軌道路へ第2転動体を挿入する第2転動体挿入機構と、スライダ保持部、第1転動体貯留部、第2転動体貯留部、第1転動体供給管、第2転動体供給管、第1転動体挿入機構および第2転動体挿入機構を保持する枠体と、を備える。第1転動体を挿入する第1転動体挿入方向は、第1転動体の転動軸心方向に沿う方向である。第2転動体挿入機構は、第2転動体供給管の排出口から第2軌道路に至る第2転動体案内路と、棒状であって、第2転動体案内路内を往復運動可能であり、第2転動体の転動面が第2下軌道面に沿うように第2転動体を第2軌道路内に第2転動体を押し込む押し部材を含む。
【発明の効果】
【0007】
上記直動案内ユニット製造装置によれば、各軌道路に対して円滑かつ効率的に転動体を挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の実施の形態1における直動案内ユニット製造装置を示す概略斜視図である。
図2は、図1に示す直動案内ユニット製造装置の概略側面図である。
図3は、直動案内ユニット製造装置によって製造される直動案内ユニットを示す概略斜視図である。
図4は、図3に示す直動案内ユニットの一部を示す概略断面図である。
図5は、第1軌道路内にローラを挿入する状態を示す概略斜視図である。
図6は、第1軌道路内にローラを挿入する状態を示す概略斜視図である。
図7は、第2軌道路内にローラを挿入する状態を示す概略斜視図である。
図8は、第2軌道路へローラ挿入する際の挿入経路を示す概略図である。
図9は、第2軌道路内へローラを挿入する際のローラの姿勢を傾斜させる状態を示す概略図である。
図10は、第2軌道路へのローラの押し込み状態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施形態の概要]
本開示の直動案内ユニット製造装置は、4条列の直動案内ユニットの軌道路内に転動体を挿入する。直動案内ユニットは、長手方向に延びる一対の第1上軌道面および一対の第1下軌道面を有するレールと、レールに相対移動可能に取り付けられ、一対の第1上軌道面に対向する一対の第2上軌道面および一対の第1下軌道面に対向する一対の第2下軌道面を有するスライダと、第1上軌道面と第2上軌道面とから構成される第1軌道路を転動する複数の第1転動体と、第1下軌道面と第2下軌道面とから構成される第2軌道路を転動する複数の第2転動体と、を含む。直動案内ユニット製造装置は、スライダを保持するスライダ保持部と、スライダ保持部の上側に配置されており、第1軌道路内に挿入される複数の第1転動体を貯留する第1転動体貯留部と、スライダ保持部の上側に配置されており、第2軌道路内に挿入される複数の第2転動体を貯留する第2転動体貯留部と、第1転動体が一つずつ通過可能であり、第1転動体貯留部から延びる第1転動体供給管と、第2転動体が一つずつ通過可能であり、第2転動体貯留部から延びる第2転動体供給管と、第1転動体供給管の排出口から第1軌道路へ第1転動体を挿入する第1転動体挿入機構と、第2転動体供給管の排出口から第2軌道路へ第2転動体を挿入する第2転動体挿入機構と、スライダ保持部、第1転動体貯留部、第2転動体貯留部、第1転動体供給管、第2転動体供給管、第1転動体挿入機構および第2転動体挿入機構を保持する枠体と、を備える。第1転動体を挿入する第1転動体挿入方向は、第1転動体の転動軸心方向に沿う方向である。第2転動体挿入機構は、第2転動体供給管の排出口から第2軌道路に至る第2転動体案内路と、棒状であって、第2転動体案内路内を往復運動可能であり、第2転動体の転動面が第2下軌道面に沿うように第2転動体を第2軌道路内に第2転動体を押し込む押し部材を含む。
【0010】
本開示の直動案内ユニット製造装置によると、第1転動体挿入方向は、第1転動体の転動軸心方向に沿う方向である。そうすると、第1転動体を第1転動体貯留部から第1転動体供給管を通過させて、第1軌道路内に円滑に挿入することができる。この場合、一つずつ通過可能なので、第1軌道路内に転動体の姿勢を適切にしながら複数の第1転動体を挿入することができる。また、第2転動体は、第2転動体貯留部から第2転動体供給管を通過して、第2転動体案内路内に供給される。そして、押し部材により一つずつ第2下軌道面に沿うように第2転動体を第2軌道路内に挿入することができる。そうすると、適切に第2転動体を第2軌道路内に挿入することができる。したがって、第2転動体を第2軌道路内に円滑に挿入することができる。この場合、第1転動体と第2転動体とを同時に挿入することができるため、時間の節約もでき、効率的な転動体の挿入が可能になる。以上より、上記直動案内ユニット製造装置によれば、各軌道路に対して円滑かつ効率的に転動体を挿入することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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