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公開番号2025014612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117313
出願日2023-07-19
発明の名称車載カメラ用リアケース及び車載カメラ用ケース
出願人SMK株式会社
代理人弁理士法人有我国際特許事務所
主分類H01R 13/73 20060101AFI20250123BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】構造強度を保ちつつ、製造時の不良品の発生頻度を抑制する。
【解決手段】リアケース3は、フロントケース2と対向するように接合し、挿通孔22が形成されるとともに、一面が開放された箱状のリアケース本体10と、外部コネクタ6と車載カメラ用基板5とを電気的に接続し、挿通孔22に挿通され、リアケース本体10と係合する少なくとも一部が樹脂製であるコネクタモジュール40と、コネクタモジュール40と係合し、コネクタモジュール40を収容するとともに、外部コネクタ6と篏合するハウジング30と、を備え、リアケース本体10は、内面側リアケース上面11bの面上に設けられたボス部材16、17と、外面側リアケース上面11aの面上に設けられた加締め受け面11a1をと、有し、フランジ受け面ボス16、17は、コネクタモジュール40と係合した状態で加締められているよう構成した。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
フロントケースと対向するように接合することで車載カメラを収容する空間を形成し、挿通孔が形成されるとともに、一面が開放された箱状のリアケース本体と、
前記挿通孔に挿通され、前記リアケース本体と係合するとともに、前記リアケース本体の外部に突出する少なくとも一部が樹脂製であるコネクタモジュールと、
前記コネクタモジュールと係合し、前記コネクタモジュールを収容するハウジングと、を備え、
前記リアケース本体は、前記フロントケースと対向するリアケース上面と、
前記リアケース上面の外周に沿って垂直に設けられた複数のリアケース側面と、
前記リアケース上面から前記リアケース本体の内面側に向かって垂直方向に突出し、前記コネクタモジュールと係合する前記リアケース上面の前記内面側の面上に設けられたボス部材と、
前記リアケース上面の前記リアケース本体の外面側の面上であって、前記ボス部材と対向する位置に設けられた加締め受け部と、有し、
前記ボス部材は、前記コネクタモジュールと係合した状態で加締められていることを特徴とする車載カメラ用リアケース。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記コネクタモジュールは、
金属製で筒状部分を有する導体であるシェルと、
前記シェルの内側に中心軸に沿って配置され、一端側から他端側にかけて導通可能なターミナルと、
前記シェルと前記ターミナルとの間に介在し、前記ターミナルを保持する絶縁性のインシュレーターと、を有することを特徴とする請求項1に記載の車載カメラ用リアケース。
【請求項3】
前記シェルは、さらに、複数の係合孔が形成され、前記リアケース本体及び前記ハウジングとそれぞれ係合する平板状のフランジ部を有し、
前記フランジ部は前記リアケース本体の前記ボス部材と係合する際に、前記ボス部材は、前記複数の係合孔を貫通することを特徴とする請求項2に記載の車載カメラ用リアケース。
【請求項4】
前記シェルは、拡径したシェルフランジと、前記シェルフランジと前記ハウジングの内面との間に嵌装させる防水用のシェルOリングと、を有することを特徴とする請求項2に記載の車載カメラ用リアケース。
【請求項5】
前記リアケース本体は、前記リアケース上面の前記内面側の面上に前記フランジ部を受ける凹部としてのフランジ受け面を設け、前記フランジ受け面上に前記ボス部材を設けたことを特徴とする請求項3に記載の車載カメラ用リアケース。
【請求項6】
前記挿通孔は、円形状であり、前記リアケース上面の中央に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車載カメラ用リアケース。
【請求項7】
前記リアケース上面の外周をなす4つの辺部をそれぞれ第1の辺部、第2の辺部、第3の辺部、第4の辺部とし、
前記第1の辺部と前記第3の辺部とが対向し、前記第2の辺部と前記第4の辺部とが対向し、
前記挿通孔の外縁と前記第1の辺部との最近接距離をL1、前記第2の辺部との最近接距離をL2、前記第3の辺部との最近接距離をL3、前記第4の辺部との最近接距離をL4としたときに、
前記L1と前記L3とが異なる値となるよう、挿通孔の位置を前記リアケース上面の中央からずらしたことを特徴とする請求項5に記載の車載カメラ用リアケース。
【請求項8】
さらに、前記L2と前記L4とが異なる値となるよう、前記挿通孔の位置を前記リアケース上面の中央からずらしたことを特徴とする請求項7に記載の車載カメラ用リアケース。
【請求項9】
前記L1または前記L3の短い側における少なくとも1つの前記ボス部材は、前記内面側リアケース上面に備えられた側面ボスであり、
前記側面ボスは、前記フランジ部を前記フランジ受け面に係合させた状態で加締められていることを特徴とする請求項7に記載の車載カメラ用リアケース。
【請求項10】
前記側面ボスは、前記リアケース側面から延在され形成されることを特徴とする請求項9に記載の車載カメラ用リアケース。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタモジュール等を備えた車載カメラ用リアケース及び車載カメラ用ケースに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
車載カメラ用ケースは、前面側のフロントケースと背面側のリアケースとを接合して構成されるものが多く、車載カメラを収容するとともに、外部コネクタと車載カメラ用基板とを車載カメラ用ケースが備えるコネクタモジュール等を介して電気的に接続する。このようなコネクタモジュールを備えた車載カメラ用ケースにおいて、車載用カメラケースとコネクタモジュールを固定接続する構造が知られている。
【0003】
具体的には、このような構造を有するものとして、少なくとも1つのボスが形成された金属製のケース(車載カメラ用ケース)と、前記ケースの内部に収容される電子機器ユニットと、前記電子機器ユニットに電気的に接続されると共に外部機器と接続するための外部機器接続用コネクタ端子と、前記外部機器接続用コネクタ端子を囲むように配置され且つ表面が金属の被覆層で覆われ、前記ケースの前記少なくとも1つのボスに対応する少なくとも1つのボス挿入部が形成された金属製のグランドシェル(コネクタモジュール)とを備えた電子機器モジュールが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1に開示された電子機器モジュールにおいては、グランドシェルの表面から露出するボスの頭部を、例えばレーザー光照射により加熱溶融して、ボス挿入部の周辺に位置する被覆層と溶着させることで、ケース(車載カメラ用ケース)とグランドシェル(コネクタモジュール)とを固定接続している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許6039514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、グランドシェル(コネクタモジュール)は、一般的には金属材料のみからなるわけではなく、熱に弱い樹脂製等の部品を周囲に含む。実際、特許文献1の例では、グランドシェル18の周囲に設けられた内部ハウジング20は樹脂製であり、防水部材29はゴム製である。このような構成にあっては、ケースのボスをグランドシェルの被覆層に溶着させる際に、グランドシェル18、内部ハウジング20のような熱に弱い構成部品が変形し破損する恐れがある。その結果、不良品が一定頻度で発生することになる。
【0007】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、車載カメラ用ケース、又は車載カメラ用リアケースの構造強度を保ちつつ、製造時の不良品の発生頻度を抑制することができる車載カメラ用ケース、又は車載カメラ用リアケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る車載カメラ用リアケースは、上記目的を達成するため、フロントケースと対向するように接合することで車載カメラを収容する空間を形成し、挿通孔が形成されるとともに、一面が開放された箱状のリアケース本体と、前記挿通孔に挿通され、前記リアケース本体と係合するとともに、前記リアケース本体の外部に突出する少なくとも一部が樹脂製であるコネクタモジュールと、前記コネクタモジュールと係合し、前記コネクタモジュールを収容するハウジングと、を備え、前記リアケース本体は、前記フロントケースと対向するリアケース上面と、前記リアケース上面の外周に沿って垂直に設けられた複数のリアケース側面と、前記リアケース上面から前記リアケース本体の内面側に向かって垂直方向に突出し、前記コネクタモジュールと係合する前記リアケース上面の前記内面側の面上に設けられたボス部材と、前記リアケース上面の前記リアケース本体の外面側の面上であって、前記ボス部材と対向する位置に設けられた加締め受け部と、有し、前記ボス部材は、前記コネクタモジュールと係合した状態で加締められているよう構成される。
【0009】
この構成により、本発明に係る車載カメラ用リアケースは、コネクタモジュールをリアケース本体に固定接続する際に、溶着のように熱が発生する方法ではなく、リアケース本体のリアケース上面上に内面側に向かって垂直方向に突出するボス部材がコネクタモジュールと係合した状態で加締められることで固定接続される。加締めによる固定接続は熱の発生を伴わないため、コネクタモジュールの一部が樹脂製であっても、樹脂製の部分を熱により変形、破損させることはない。したがって、車載カメラ用リアケースの製造時の不良品の発生頻度を抑制することができる。
【0010】
また、加締めによる方法は、ボス部材が設けられたリアケース上面に圧力を加えるものであるが、本発明に係る車載カメラ用リアケースは、リアケース上面のリアケース本体の外面側の面上であって、ボス部材と対向する位置に加締め受け部を設けることで、加締めの際にリアケース上面に加えられる圧力を受けることができる。したがって、加締めによりコネクタモジュールをリアケース本体に固定接続する場合であっても車載カメラ用リアケースの構造強度を保つことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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