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公開番号
2025014413
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116936
出願日
2023-07-18
発明の名称
チタンアパタイトを含有する組成物及びその用途
出願人
株式会社経営総合研究所
代理人
弁理士法人小倉特許事務所
主分類
C08L
101/00 20060101AFI20250123BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】光触媒機能を有しつつ吸着特性に優れた光触媒であり,また,樹脂に添加してもチョーキングを起こさない光触媒を含有する組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の組成物は,吸着性と光触媒機能を有する光触媒としてチタンアパタイト及び,他の成分を含有するものである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
吸着性と光触媒機能を有するチタンアパタイト及び,他の成分を含有する組成物。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記他の成分が,少なくともシリカ及び,水である請求項1記載の組成物。
【請求項3】
請求項2に記載の組成物を含む無機塗料。
【請求項4】
前記シリカがコロイダルシリカであることを特徴とする請求項3記載の無機塗料。
【請求項5】
前記チタンアパタイトの含有量が5~15質量%,前記他の成分の含有量が95~85質量%であることを特徴とする請求項3記載の無機塗料。
【請求項6】
請求項3~5いずれか1項記載の無機塗料をコンクリートに塗布する塗装方法。
【請求項7】
コンクリートの表面に,請求項3~5いずれか1項記載の無機塗料により形成された塗膜層を有する積層構造。
【請求項8】
前記コンクリートが光触媒又は抗菌剤を含有している請求項6記載の塗装方法。
【請求項9】
前記コンクリートが光触媒又は抗菌剤を含有している請求項7記載の積層構造。
【請求項10】
塗布対象に,シリカ,亜鉛及び水を主成分とする無機ジンク塗料を塗布した後,請求項3~5いずれか1項記載の無機塗料を塗布する塗装方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は,光触媒機能を発揮するチタンアパタイトを含有する組成物及びその用途に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から,近接した有機物を光の照射により酸化分解することが可能な光触媒が,抗菌剤,殺菌剤,防汚剤,脱臭剤,環境浄化剤等において,広く利用されている。なお,酸化分解の対象となる有機物には,例えば,埃,汚泥,手脂,皮脂,廃液,排気ガス,微生物,ウイルス,菌やその他有害物質等が含まれる。
【0003】
特に,前記光触媒として,酸化チタン(TiO
2
)を使用したものが提案されている(特許文献1)。酸化チタンは,半導体物質であり,光を吸収すると価電子帯の電子が伝導帯に遷移し,この電子遷移により価電子帯には正孔が生じる。そして,伝導帯に遷移した前記電子は,空気中の酸素を還元してスーパーオキシドアニオン(・O2
-
)を生成させ,前記価電子帯に生じた正孔は,酸化チタン表面に吸着した水を酸化してヒドロキシラジカル(・OH)を生成させる。前記ヒドロキシラジカル(・OH)は,非常に強い酸化力を有しているため,酸化チタンに対して上述の有機物が吸着すると,前記ヒドロキシラジカルが作用して前記有機物は,水と二酸化炭素にまで分解される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-349327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら,前記酸化チタンは,有機物をその表面に吸着する能力が乏しいため,得られる光触媒(酸化分解)機能には限界があった。また,以前に樹脂成形品に光触媒として酸化チタンを添加すると,樹脂表面を次第に粉状にして風化させる所謂チョーキングを起こし,樹脂を劣化させる問題があった。
【0006】
そこで,本発明は,上述の従来技術における欠点を解消するために成されたもので,光触媒機能を有しつつ吸着特性に優れた光触媒であり,また,樹脂に添加してもチョーキングを起こさない光触媒を含有する組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下に,課題を解決するための手段を,発明を実施するための形態で使用する符号と共に記載する。この符号は,特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするためのものであり,言うまでもなく,本発明の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。
【0008】
上記目的を達成するために,本発明の組成物は,吸着性と光触媒機能を有するチタンアパタイト及び,他の成分を含有するものである(請求項1)。
【0009】
また,本発明の組成物は,前記他の成分が,少なくともシリカ及び水であると好適であり(請求項2),そして,当該組成物を含む無機塗料とすることが好ましい(請求項3)。また,前記無機塗料は,前記シリカがコロイダルシリカであることが好ましい(請求項4)。
【0010】
また,前記無機塗料は,前記組成物中の前記チタンアパタイトが5~15質量%,シリカや水を含む前記その他の成分が95~85質量%であることが好ましい(請求項5)。
(【0011】以降は省略されています)
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