TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025014362
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116856
出願日2023-07-18
発明の名称車両用フロアマット構造
出願人株式会社SUBARU
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B60H 1/00 20060101AFI20250123BHJP(車両一般)
要約【課題】従来の車両では、空調風がフロアマットにより遮られ、リアシート側へと送風され難いという課題がある。
【解決手段】
本発明の車両用フロアマット構造10は、フロントシート12の下方のフロアマット21には、空調風の風路となる開口部22A,22Bと、開口部22A,22Bよりリアシート13側に形成される傾斜部23と、を備える。この構造により、フロントシート12の下方に吹き出された空調風は、傾斜部23を介してリアシート13側へと効率良く流れる。そして、空調風が、リアシート13に着座する乗員Pの足元R,Lへと導かれることで、乗員Pにとって快適な乗車環境や空調環境が実現される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両のフロントシートの下方からリアシートに着座する乗員の足元へと送風される空調風を誘導する車両用フロアマット構造であって、
前記フロントシートの下方のフロアマットに形成され、前記空調風の風路となる開口部と、
前記開口部より前記リアシート側であり、前記フロアマットに形成される傾斜部と、を備え、
前記傾斜部は、前記リアシート側へと向けた上り傾斜面を有することを特徴とする車両用フロアマット構造。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記傾斜部は、前記フロントシートを支持する一対のシートレールの間に形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用フロアマット構造。
【請求項3】
前記傾斜部は、少なくともその一部が前記フロントシートの下方に位置すると共に、前記傾斜部を形成する前記フロアマットは、前記車両のフロアパネルから離間して形成されることを特徴とする請求項2に記載の車両用フロアマット構造。
【請求項4】
前記開口部は、前記傾斜部に向けて開口すると共に、前記開口部の近傍の前記フロアマットの下方には空調ダクトの吹出口が配設されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車両用フロアマット構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用フロアマット構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来の空調ダクトの配設構造として、例えば、特許文献1に記載の構造が知られている。車両の運転席側では、一対のスライドレールが、フロントフロアの上面に配設されると共に、フロアトンネルに沿って車両の前後方向へと延在して配設される。そして、フロントシートは、スライドレールを介して車両の前後方向へとスライド可能に配設される。また、フロントシートのシートクッションとフロントフロアとの間には、スライドレール等を設置するための設置空間が形成される。
【0003】
また、フロントシートの前方側のフロントパネルからは、リアシートの乗員に対して空調風を送風するための空調ダクトが導出する。そして、空調ダクトは、フロアトンネルに沿ってフロアシート下方の上記設置空間へと延在する。空調ダクトの先端の吹出口が、上記設置空間内であり、リアシート側に向けて開口して形成される。
【0004】
また、従来の空調ダクトの配設構造として、例えば、特許文献2に記載の構造が知られている。空調ユニットは、フロアパネルの前後方向に延在するリアダクトを有する。リアダクトは、フロントシートとリアシートとの間にて、車幅方向に延在する配風ダクトを有する。そして、配風ダクトの中間部分には、リアシートの着座者の足元に空調風を送風する吹出口が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-67227号公報
特開2005ー289282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した特許文献1に記載の空調ダクトの配設構造では、フロントシートの下方から上記設置空間を介してリアシート側へと空調風が送風される。しかしながら、上記設置空間が、フロントフロアの窪んだ空間となることで、空調風が、設置空間のフロアマットの壁部により遮られ、リアシート側へと送風され難いという課題がある。
【0007】
また、上述した特許文献2に記載の空調ダクトの配設構造では、空調ユニットが、インストルメントパネルの内部に配設され、リアダクトが、フロントシートの後方側まで延在して形成される。この構造により、空調ダクトが長くなる等の部品点数が増加することで製造コストが嵩むという課題がある。また、リアシートに着座する乗員の足元に配風ダクトが露出し、配風ダクトによる段差部が形成されることで、足元スペースが狭くなる等の乗員の快適性が損なわれるという課題がある。
【0008】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、フロントシートの下方のフロアマットには、空調風を吹き出す開口部及び空調風をリアシート側へと誘導する傾斜部が形成されることで、リアシートに着座する乗員の足元の快適性を向上させる車両用フロアマット構造に関する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態である車両用フロアマット構造では、車両のフロントシートの下方からリアシートに着座する乗員の足元へと送風される空調風を誘導する車両用フロアマット構造であって、前記フロントシートの下方のフロアマットに形成され、前記空調風の風路となる開口部と、前記開口部より前記リアシート側であり、前記フロアマットに形成される傾斜部と、を備え、前記傾斜部は、前記リアシート側へと向けた上り傾斜面を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一実施形態である車両用フロアマット構造は、フロントシートの下方のフロアマットには、空調風の風路となる開口部と、開口部よりリアシート側に形成される傾斜部と、を備える。この構造により、フロントシートの下方に吹き出された空調風は、傾斜部を介してリアシート側へと効率良く流れる。そして、空調風が、リアシートに着座する乗員の足元へと導かれることで、乗員にとって快適な乗車環境や空調環境が実現される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
授乳用車両
24日前
個人
眼科手術車
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
24日前
日本精機株式会社
表示装置
10日前
個人
台車用車輪止め具
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
24日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
株式会社青木製作所
タンクローリ
1か月前
マツダ株式会社
車両
17日前
株式会社小糸製作所
投影装置
21日前
株式会社SUBARU
保護構造
11日前
関西広域輸送協同組合
制限装置
11日前
株式会社SUBARU
保護構造
17日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
1か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
11日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
豊田合成株式会社
エアバッグ装置
1か月前
株式会社諸岡
昇降用ステップ装置
21日前
スズキ株式会社
車両のリッド構造
4日前
株式会社小糸製作所
画像照射装置
11日前
株式会社カーメイト
キャリア
4日前
株式会社ニフコ
乗物用テーブル装置
5日前
株式会社SUBARU
車両前部構造
11日前
株式会社クボタ
作業車
24日前
株式会社クボタ
作業車
24日前
株式会社クボタ
作業車
18日前
株式会社ニフコ
乗物用テーブル装置
5日前
株式会社ナンシン
旋回キャスタ構造
21日前
株式会社SUBARU
車両前部構造
11日前
株式会社クボタ
作業車
17日前
豊田合成株式会社
コンソール
1か月前
株式会社クボタ
作業車
17日前
株式会社クボタ
作業車
17日前
株式会社SUBARU
車両前部構造
10日前
豊田合成株式会社
車両用外装品
17日前
続きを見る