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公開番号
2025016254
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119397
出願日
2023-07-21
発明の名称
車両前部構造
出願人
株式会社SUBARU
代理人
個人
主分類
B60R
19/16 20060101AFI20250124BHJP(車両一般)
要約
【課題】歩行者の膝部への傷害を低くする。
【解決手段】車両前部構造Sでは、導風ガイド34が支持レール32を介してラジエータサポート16に上下方向に移動可能に連結され、導風ガイド34には、第1アクチュエータ40が連結されている。また、導風ガイド34の下端部と足払い部70とが、第2アクチュエータ60によって連結されている。歩行者のバンパカバー20への衝突時には、第1アクチュエータ40が作動して、第1アクチュエータ40によって導風ガイド34が下降して地面GRに当接する。また、導風ガイド34の地面GRへの当接時には、第2アクチュエータ60が作動して、第2アクチュエータ60によって足払い部70が前側へ移動してバンパカバー20よりも前側へ突出する。このときには、足払い部70は、地面GRに沿って前側へ移動するため、足払い部70を歩行者の足元(足首周辺)に当てて、歩行者の足を払うことができる。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の前端部に設けられ、車幅方向に延在されたバンパカバーと、
前記バンパカバーの車両後側に設けられ、車両上下方向に移動可能に車体部材に連結された本体部と、
前記本体部の下端部に連結された足払い部と、
前記本体部に連結され、歩行者の前記バンパカバーへの衝突時に作動して前記本体部を下降させて地面に当接させる第1アクチュエータと、
前記足払い部と前記本体部とを連結すると共に、下降する前記本体部の地面への当接時に作動して前記足払い部を車両前側へ移動させると共に前記バンパカバーよりも車両前側へ突出させる第2アクチュエータと、
を備えた車両前部構造。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記本体部には、前記本体部の前記地面への当接を検出する検出部が設けられており、
前記検出部によって前記地面への当接を検出したときに、前記第2アクチュエータが作動する請求項1に記載の車両前部構造。
【請求項3】
前記バンパカバーの車両後側で且つ前記第1アクチュエータの車両前側には、車幅方向に延在されたバンパビームが設けられ、
前記バンパビームの車両前側には、衝撃吸収部材が設けられ、
前記第1アクチュエータ及び前記衝撃吸収部材を連結するロッドが、前記バンパビームに車両前後方向に移動可能に支持されており、
歩行者の前記バンパカバーへの衝突時に前記衝撃吸収部材によって前記ロッドが車両後側へ移動することで、第1アクチュエータが作動する請求項2に記載の車両前部構造。
【請求項4】
前記本体部は、車両前後方向に貫通するガイド孔を有しており、
前記ガイド孔によって、走行風を、車両の前部のパワーユニット室へ導く請求項1~請求項3の何れか1項に記載の車両前部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前部構造
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
車両では、歩行者が車両の前端部に衝突したときに、歩行者の足部を払い、歩行者を車両のフード上に倒れ込ませて、歩行者の保護を図るものがある。例えば、下記特許文献1に記載の車両前部構造では、車両のフロントフェイスの下端部を構成するフェイスロアの車両後側にフェイスロア可動装置が設けられている。フェイスロア可動装置は、駆動部と、駆動部によって進退するプランジャと、を含んで構成されている。そして、車両と歩行者との衝突時には、駆動部によって前進するプランジャによって、フェイスロアが車両前方側へ押出される。これにより、押し出されたフェイスロアによって、歩行者の足部を払って、歩行者をフード上に倒れ込ませることで、歩行者の保護を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-23281号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、歩行者の足部を車両前方側へ押出すときに歩行者の膝部への傷害値を低くするという観点からすると、車両から前側へ突出するフェイスロア(足払い部)を、歩行者の足元に当てることが有効である。しかしながら、上記車両前部構造では、フロントフェイスの下端部(フェイスロア)を車両前方側へ押出して、歩行者の足部に当てるため、フェイスロアが歩行者の膝部や膝部周辺に当たる可能性がある。このため、上記車両前部構造では、歩行者の膝部への傷害を低くするという点において改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、歩行者の膝部への傷害を低くすることができる車両前部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、車両の前端部に設けられ、車幅方向に延在されたバンパカバーと、前記バンパカバーの車両後側に設けられ、車両上下方向に移動可能に車体部材に連結された本体部と、前記本体部の下端部に連結された足払い部と、前記本体部に連結され、歩行者の前記バンパカバーへの衝突時に作動して前記本体部を下降させて地面に当接させる第1アクチュエータと、前記足払い部と前記本体部とを連結すると共に、下降する前記本体部の地面への当接時に作動して前記足払い部を車両前側へ移動させると共に前記バンパカバーよりも車両前側へ突出させる第2アクチュエータと、を備えた車両前部構造である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、歩行者の膝部への傷害を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態に係る車両前部構造が適用された車両の前端部を模式的に示す車両左側から見た側面図である。
図1に示される車両の前端部の車両上側から見た平面図である。
図1に示される足払い機構を模式的に示す車両左側から見た側面図である。
図3に示される足払い機構の下部の車両左側部分を示す車両上側から見た断面図(図3の4-4線断面図)である。
歩行者と車両との前面衝突前の足払い機構の状態を示す車両左側から見た側面図である。
歩行者と車両との前面衝突初期においてトリガロッドによって第1ロック部材と第1ピストンとの係合状態が解除された状態を示す側面図である。
図6に示される状態から第1アクチュエータによって導風ガイドが下降位置へ下降した状態を示す側面図である。
図7に示される状態から第2アクチュエータによって足払い部が車両前側に移動した状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて、本実施の形態に係る車両前部構造Sが適用された車両(自動車)Vについて説明する。なお、図面では、車両Vの車両前側を矢印FRで示し、車両上側を矢印UPで示し、車両上側から見たときの車両左側(車幅方向一方側)を矢印LHで示している。また、以下の説明において、上下、前後、左右の方向を用いて説明するときには、特に断りのない限り、車両上下方向、車両前後方向、車両左右方向を示すものとする。
【0010】
図1及び図2に示されるように、車両前部構造Sは、車両Vの前端部に適用されている。車両前部構造Sは、左右一対のフロントサイドフレーム10と、バンパビーム14と、車体部材としてのラジエータサポート16と、衝撃吸収部材としてのアブソーバ18と、バンパカバー20と、足払い機構30と、を含んで構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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