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公開番号2025014255
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116671
出願日2023-07-18
発明の名称ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物、ポリウレタンフォーム製造用反応液セット、ポリウレタンフォーム、及びポリウレタンフォームの製造方法
出願人BASF INOACポリウレタン株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類C08G 18/00 20060101AFI20250123BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】ポリウレタンフォームの外観を良好にするとともに、ポリウレタンフォームの熱伝導率を低減できる技術を提供する。
【解決手段】ポリオールと、ハイドロハロオレフィンと、アルカノールアミドと、を含む、ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリオールと、ハイドロハロオレフィンと、アルカノールアミドと、を含む、ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記アルカノールアミドは、アルカノールアミンとカルボン酸がアミド結合した化合物であって、
前記カルボン酸は、炭素数1-30の飽和又は不飽和カルボン酸である、請求項1に記載のポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物と、イソシアネート成分と、を備えた、ポリウレタンフォーム製造用反応液セット。
【請求項4】
請求項3に記載のポリウレタンフォーム製造用反応液セットから得られた、ポリウレタンフォーム。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物と、イソシアネート成分と、を混合する、ポリウレタンフォームの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物、ポリウレタンフォーム製造用反応液セット、ポリウレタンフォーム、及びポリウレタンフォームの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1及び特許文献2は、硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物を開示する。特許文献1の及び特許文献2のポリオール組成物は、発泡剤として1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペンを用いている。特許文献1のポリオール組成物は、相溶化剤としてエチルジグリコールアセテートを用いている。特許文献2のポリオール組成物は、相溶化剤としてγ-ブチロラクトン、ε-カプロラクトン、メトキシプロピルアセテートを用いている。そして、これらの相溶化剤を用いることで、発泡剤として1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン用いていてもポリウレタンフォームの物性の低下を抑制できると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-74886号公報
特開2016-74887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載の技術は、ポリウレタンフォームの外観を良好にするとともに、ポリウレタンフォームの熱伝導率を低減する点において不十分である。
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ポリウレタンフォームの外観を良好にするとともに、ポリウレタンフォームの熱伝導率を低減できる技術を提供することを目的とする。本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
〔1〕
ポリオールと、ハイドロハロオレフィンと、アルカノールアミドと、を含む、ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物。
〔2〕
前記アルカノールアミドは、アルカノールアミンとカルボン酸がアミド結合した化合物であって、
前記カルボン酸は、炭素数1-30の飽和又は不飽和カルボン酸である、〔1〕に記載のポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物。
〔3〕
〔1〕又〔2〕に記載のポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物と、イソシアネート成分と、を備えた、ポリウレタンフォーム製造用反応液セット。
〔4〕
〔3〕に記載のポリウレタンフォーム製造用反応液セットから得られた、ポリウレタンフォーム。
〔5〕
〔1〕又〔2〕に記載のポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物と、イソシアネート成分と、を混合する、ポリウレタンフォームの製造方法。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、ポリウレタンフォームの外観を良好にするとともに、ポリウレタンフォームの熱伝導率を低減できる技術を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本開示を詳しく説明する。なお、本明細書において、数値範囲について「-」を用いた記載では、特に断りがない限り、下限値及び上限値を含むものとする。例えば、「10-20」という記載では、下限値である「10」、上限値である「20」のいずれも含むものとする。すなわち、「10-20」は、「10以上20以下」と同じ意味である。また、本明細書において、各数値範囲の上限値及び下限値は、任意に組み合わせることができる。
【0008】
1. ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物
ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物(以下、ポリオール組成物とも称する)は、ポリオールと、発泡剤と、界面活性剤と、を含む。発泡剤は、ハイドロハロオレフィンを含む。界面活性剤は、アルカノールアミドを含む。
【0009】
(1)ポリオール
ポリオールは、特に限定されない。各種のポリオールは単独で用いられてもよいし、2種以上併用されてもよい。ポリオールの数平均分子量、官能基数、水酸基価は特に限定されない。ポリオールとしては、数平均分子量350-3000、官能基数が2-8、水酸基価(OHV)が150mgKOH/g-500mgKOH/gであるポリオールが好ましい。
【0010】
ポリオールとしては、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルエステルポリオール、ポリカーボネートジオール、主鎖が炭素-炭素結合系ポリオールが例示される。これらの中でも、耐加水分解性の観点から、ポリエーテルポリオールが用いられることが好ましい。
ポリエーテルポリオールは、例えば、ポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレンポリオール、ポリマーポリオール、ポリオキシテトラメチレングリコールが挙げられる。
ポリエステルポリオールは、例えば、脂肪族系又は芳香族系の重縮合系ポリエステルポリオール、ポリカプロラクトンポリオールが挙げられる。
主鎖が炭素-炭素結合系ポリオールは、例えば、ポリブタジエンポリオール、イソプレンポリオール等のポリオレフィン系ポリオール、植物由来ポリオール、アクリルポリオールが挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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