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公開番号2025014159
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116444
出願日2023-07-18
発明の名称冷凍サイクル装置およびファン制御装置
出願人株式会社富士通ゼネラル
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類F24F 11/36 20180101AFI20250123BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】冷媒の漏洩の有無を判定する制御部に異常がある場合でも、冷媒の漏洩時にファンを適正に運転させることができる冷凍サイクル装置およびファン制御装置を提供する。
【解決手段】本発明の一形態に係る冷凍サイクル装置は、ファンと、ファンモータと、冷媒検知部と、制御部と、駆動部と、漏洩検出部とを備える。前記ファンモータは、前記ファンを回転させる。前記冷媒検知部は、冷媒の漏洩の有無に関する検知信号を出力する。前記制御部は、前記検知信号が入力される入力部と、前記ファンモータを制御するための制御信号を生成する信号生成部とを有する。前記駆動部は、前記制御信号に基づいて前記ファンモータを駆動する。前記漏洩検出部は、前記検知信号に基づいて冷媒の漏洩を検知して強制駆動信号を前記駆動部へ出力する。前記駆動部は、前記強制駆動信号が入力されたときは、前記制御信号によらずに前記ファンモータを駆動する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ファンと、
前記ファンを回転させるファンモータと、
冷媒の漏洩の有無に関する検知信号を出力する冷媒検知部と、
前記検知信号が入力される入力部と、前記ファンモータを制御するための制御信号を生成する信号生成部とを有する制御部と、
前記制御信号に基づいて前記ファンモータを駆動する駆動部と、
前記検知信号に基づいて冷媒の漏洩を検知して強制駆動信号を前記駆動部へ出力する漏洩検出部と
を備え、
前記駆動部は、前記強制駆動信号が入力されたときは、前記制御信号によらずに前記ファンモータを駆動する
冷凍サイクル装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の冷凍サイクル装置であって、
前記制御信号に基づく駆動信号を伝送する第1伝送経路と、前記第1伝送経路と合流し前記強制駆動信号を伝送する第2伝送経路とを有する信号伝送部をさらに備え、
前記信号伝送部は、前記駆動信号および前記強制駆動信号の両方が出力されているときは、前記強制駆動信号を前記駆動部へ入力する
冷凍サイクル装置。
【請求項3】
請求項2に記載の冷凍サイクル装置であって、
前記駆動信号は、アクティブローのPWM信号であり、
前記強制駆動信号は、ローレベルの信号である
冷凍サイクル装置。
【請求項4】
請求項3に記載の冷凍サイクル装置であって、
前記冷媒検知部は、検知した冷媒の濃度に応じて変化する信号を前記検知信号として前記漏洩検出部および前記制御部へ出力し、
前記制御部は、前記冷媒の濃度が所定の閾値以上であると判定したとき、所定のデューティ比のPWM信号を前記制御信号として出力する
冷凍サイクル装置。
【請求項5】
請求項2に記載の冷凍サイクル装置であって、
前記信号伝送部は、前記第1伝送経路と前記第2伝送経路との合流部と前記駆動部との間を電気的に絶縁した状態で、前記駆動信号または前記強制駆動信号を前記駆動部へ入力する信号伝達素子をさらに有する
冷凍サイクル装置。
【請求項6】
請求項5に記載の冷凍サイクル装置であって、
前記信号伝達素子は、フォトカプラである
冷凍サイクル装置。
【請求項7】
請求項4に記載の冷凍サイクル装置であって、
前記制御部は、前記信号生成部が正常か否かを判定する判定部をさらに有し、
前記漏洩検出部は、前記判定部が前記信号生成部を正常と判定しているときは、前記強制駆動信号を出力しない
冷凍サイクル装置。
【請求項8】
請求項7に記載の冷凍サイクル装置であって、
前記漏洩検出部は、
前記検知信号を前記駆動部へ伝送する信号ラインと、
前記信号ラインから分岐する第1分岐ラインと、
前記冷媒検知部と前記第1分岐ラインとの間の前記信号ラインから分岐し前記検知信号を前記入力部へ入力する第2分岐ラインと、
前記第1分岐ラインと前記第2分岐ラインとの間の前記信号ラインに設けられた抵抗部と、を有し、
前記制御部は、前記判定部が前記信号生成部を正常と判定しているときは、前記第1分岐ラインをグランドに接続するスイッチ部をさらに有する
冷凍サイクル装置。
【請求項9】
ファンを回転させるファンモータを制御するファン制御装置であって、
冷媒の漏洩の有無に関する検知信号を出力する冷媒検知部と、
前記検知信号が入力される入力部と、前記ファンモータを制御するための制御信号を生成する信号生成部とを有する制御部と、
前記制御信号に基づいて前記ファンモータを駆動する駆動部と、
前記検知信号に基づいて冷媒の漏洩を検知して強制駆動信号を前記駆動部へ出力する漏洩検出部と
を備え、
前記駆動部は、前記強制駆動信号が入力されたときは、前記制御信号によらずに前記ファンモータを駆動する
ファン制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷凍サイクル装置およびファン制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、空気調和機においては地球温暖化係数(GWP:Global Warming Potential)の低い冷媒への転換が求められている。しかし、GWPの低い冷媒は可燃性あるいは微燃性であることが多いため、例えば冷媒回路の損傷あるいは設置不良などにより冷媒が漏洩したときは、冷媒濃度が局所的に高くなることを抑制する必要がある。例えば特許文献1には、漏洩した冷媒の濃度を検知する冷媒検知手段と、冷媒検知手段の検知信号に基づいて冷媒の漏洩の有無を判定する制御部とを備え、制御部が冷媒の漏洩を判定したとき、室内ファンを運転させ、漏洩した冷媒を室内空間に拡散させる冷凍サイクル装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-197006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の冷凍サイクル装置においては、冷媒の漏洩の有無を判定する制御部に故障による機能停止あるいは誤作動等の異常がある場合、冷媒の漏洩時に室内ファンを適正に運転させることができないという問題がある。
【0005】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、冷媒の漏洩の有無を判定する制御部に異常がある場合でも、冷媒の漏洩時にファンを適正に運転させることができる冷凍サイクル装置およびファン制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係る冷凍サイクル装置は、ファンと、ファンモータと、冷媒検知部と、制御部と、駆動部と、漏洩検出部とを備える。
前記ファンモータは、前記ファンを回転させる。
前記冷媒検知部は、冷媒の漏洩の有無に関する検知信号を出力する。
前記制御部は、前記検知信号が入力される入力部と、前記ファンモータを制御するための制御信号を生成する信号生成部とを有する。
前記駆動部は、前記制御信号に基づいて前記ファンモータを駆動する。
前記漏洩検出部は、前記検知信号に基づいて冷媒の漏洩を検知して強制駆動信号を前記駆動部へ出力する。
前記駆動部は、前記強制駆動信号が入力されたときは、前記制御信号によらずに前記ファンモータを駆動する。
【0007】
前記冷凍サイクル装置は、前記制御信号に基づく駆動信号を伝送する第1伝送経路と、前記第1伝送経路と合流し前記強制駆動信号を伝送する第2伝送経路とを有する信号伝送部をさらに備えてもよい。前記信号伝送部は、前記駆動信号および前記強制駆動信号の両方が出力されているときは、前記強制駆動信号を前記駆動部へ入力してもよい。
【0008】
前記駆動信号は、アクティブローのPWM信号であり、前記強制駆動信号は、ローレベルの信号であってもよい。
【0009】
前記冷媒検知部は、検知した冷媒の濃度に応じて変化する信号を前記検知信号として前記漏洩検出部および前記制御部へ出力し、前記制御部は、前記冷媒の濃度が所定の閾値以上であると判定したとき、所定のデューティ比のPWM信号を前記制御信号として出力してもよい。
【0010】
前記信号伝送部は、前記第1伝送経路と前記第2伝送経路との合流部と前記駆動部との間を電気的に絶縁した状態で、前記駆動信号または前記強制駆動信号を前記駆動部へ入力する信号伝達素子をさらに有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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