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公開番号
2025014157
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116439
出願日
2023-07-18
発明の名称
光源、測定装置、および、光源の製造方法
出願人
株式会社小糸製作所
代理人
弁理士法人アルファ国際特許事務所
主分類
H01S
5/02345 20210101AFI20250123BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】面発光素子のカソードが、接合部を介して、導電性部材に短絡することを抑制する。
【解決手段】光源は、面発光素子が配置された発光チップであって、面発光素子のカソードに電気的に接続される第1の表面と、面発光素子のアノードに電気的に接続される第2の表面とを有する発光チップと、第1の導電パターンと第2の導電パターンとが形成された基板と、発光チップの第1の表面と第1の導電パターンとを接合する導電性の接合部と、発光チップの第2の表面と第2の導電パターンとを電気的に接続するワイヤと、を備える。光源は、さらに、接合部の外周側に配置され、接合部の外周面の少なくとも一部を覆っている非導電性の保護部を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
面発光素子が配置された発光チップであって、前記面発光素子のカソードに電気的に接続される第1の表面と、前記面発光素子のアノードに電気的に接続される第2の表面とを有する発光チップと、
第1の導電パターンと第2の導電パターンとが形成された基板と、
前記発光チップの前記第1の表面と前記第1の導電パターンとを接合する導電性の接合部と、
前記発光チップの前記第2の表面と前記第2の導電パターンとを電気的に接続するワイヤと、を備える光源であって、
前記接合部の外周側に配置され、前記接合部の外周面の少なくとも一部を覆っている非導電性の保護部を備える、光源。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の光源であって、
前記発光チップの前記第2の表面の周縁部には、前記ワイヤが電気的に接続させる接続部が設けられており、
前記保護部は、前記接合部における前記接続部側の外周面を覆っている、光源。
【請求項3】
請求項1に記載の光源であって、
前記保護部は、前記接合部の外周面の全周を覆っている、光源。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の光源であって、
前記発光チップに直交する方向視で、前記接合部の外周面の少なくとも一部は、前記発光チップの外縁よりも内側に位置し、
前記保護部は、前記発光チップと前記基板との間に挟まれている支持部分を有している、光源。
【請求項5】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の光源であって、
前記保護部は、前記接合部の外周面に接触しており、かつ、前記保護部の露出面の面積は、前記保護部と前記接合部との接触面積よりも大きい、光源。
【請求項6】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の光源を備える投光器と、
前記投光器から出力され、測定対象にて反射した光を受光する受光器と、を備える
測定装置。
【請求項7】
面発光素子が配置された発光チップであって、前記面発光素子のカソードに電気的に接続される第1の表面と、前記面発光素子のアノードに電気的に接続される第2の表面とを有する発光チップと、第1の導電パターンと第2の導電パターンとが形成された基板とを備える光源の製造方法であって、
前記発光チップの前記第1の表面と前記基板の前記第1の導電パターンとの間に導電性の第1の接合材を塗布し、前記第1の接合材の周囲の少なくとも一部に非導電性の第2の接合材を塗布する工程と、
前記発光チップの前記第2の表面と前記第2の導電パターンとを、ワイヤによって電気的に接続する工程と、
前記第1の接合材と前記第2の接合材とを硬化させて、前記発光チップの前記第1の表面と前記基板との間に形成される導電性の接合部と、前記接合部の外周面の少なくとも一部を覆う保護部とを形成する工程と、
を含む、光源の製造方法。
【請求項8】
面発光素子が配置された発光チップであって、前記面発光素子のカソードに電気的に接続される第1の表面と、前記面発光素子のアノードに電気的に接続される第2の表面とを有する発光チップと、
第1の導電パターンと第2の導電パターンとが形成された基板と、
前記発光チップの前記第1の表面と前記第1の導電パターンとを接合する導電性の接合部と、
前記発光チップの前記第2の表面と前記第2の導電パターンとを電気的に接続するワイヤと、を備える光源であって、
前記発光チップに直交する第1の方向視で、前記接合部の外周面の少なくとも一部は、前記発光チップの外縁よりも内側に位置し、
前記ワイヤと前記第2の表面との接続部は、前記接合部の外周面よりも内側に位置している、光源。
【請求項9】
請求項8に記載の光源であって、
前記第1の方向視で、前記発光チップの発光領域の周縁は、前記接合部の外周面よりも内側に位置しており、
前記発光領域の周縁と前記接合部の外周面との結ぶ仮想直線が、前記第1の方向に対して傾斜する傾斜角度は、45度以上である、光源。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、光源、測定装置、および、光源の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
AD(Autonomous Driving:自動運転)やADAS(Advanced Driver-Assistance Systems:先進運転支援システム)の進展に伴い、車両の走行時における周囲環境の把握や自己位置推定に用いる測定装置の一つとして、LiDAR(Light Detection And Ranging)の開発研究が進められている。LiDARは、測定対象にレーザ光を投光(照射)する投光器と、レーザ光が測定対象に反射して戻ってくる反射光を受光する受光器とを備える。LiDARは、投光器がレーザ光を出射したタイミングと受光器が反射光を受光したタイミングとの差に基づき測定対象までの距離を測定することにより測定対象に関する情報を出力する。投光器は、光源と、光源が発した光が透過する投光レンズとを備える(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-105613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者は、投光器に備えられる光源として、面発光素子が配置された発光チップを備える光源を利用することを検討した。この光源は、発光チップと基板と導電性の接合部とワイヤとを有している。発光チップは、面発光素子のカソードに電気的に接続される第1の表面と、面発光素子のアノードに電気的に接続される第2の表面とを有している。基板には、第1の導電パターンと第2の導電パターンとが形成されている。接合部は、発光チップの第1の表面と第1の導電パターンとを接合する。ワイヤは、発光チップの第2の表面と第2の導電パターンとを電気的に接続している。
【0005】
このような光源では、面発光素子のカソードが、導電性を有する接合部を介して、例えばワイヤや面発光素子のアノードなどの導電性部材に短絡するおそれがある。
【0006】
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
【0008】
(1)本明細書に開示される光源は、面発光素子が配置された発光チップであって、前記面発光素子のカソードに電気的に接続される第1の表面と、前記面発光素子のアノードに電気的に接続される第2の表面とを有する発光チップと、第1の導電パターンと第2の導電パターンとが形成された基板と、前記発光チップの前記第1の表面と前記第1の導電パターンとを接合する導電性の接合部と、前記発光チップの前記第2の表面と前記第2の導電パターンとを電気的に接続するワイヤと、を備える光源であって、前記接合部の外周側に配置され、前記接合部の外周面の少なくとも一部を覆っている非導電性の保護部を備える。
【0009】
本光源によれば、導電性の接合部の外周側に保護部が配置されていない構成に比べて、面発光素子のカソードが、接合部を介して、例えば面発光素子のアノードなどの導電性部材に短絡することを抑制することができる。
【0010】
(2)上記光源において、前記発光チップの前記第2の表面の周縁部には、前記ワイヤが電気的に接続させる接続部が設けられており、前記保護部は、前記接合部における前記接続部側の外周面を覆っている構成としてもよい。本光源によれば、接合部とワイヤとの間に保護部が介在するため、面発光素子のカソードが接合部を介してワイヤに短絡することを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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