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公開番号
2025013924
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-28
出願番号
2024186291,2023538101
出願日
2024-10-23,2021-12-21
発明の名称
自己免疫疾患および炎症性疾患を治療するためのIL-2ムテイン
出願人
メルク・シャープ・アンド・ドーム・エルエルシー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07K
14/55 20060101AFI20250121BHJP(有機化学)
要約
【課題】免疫媒介性疾患を治療するための、異なる細胞型においてIL-2Rシグナルをより選択的に活性化しうる革新的なIL-2ムテイン、例えば、自己免疫疾患および炎症性疾患の治療のための、IL-2Rαサブユニットに選択的に結合する生物学的に最適化されたIL-2ムテインをを提供する。
【解決手段】特定のアミノ酸配列を含む第1ポリペプチドを含む単離されたIL-2ムテインであって、ここで、それぞれの配列の19位のDがNで置換されており、そして、それぞれの配列の67位のEがSで置換されており、ここで、該ポリペプチドが、それぞれの配列に対する1以上の追加的なアミノ酸置換を含んでいてもよい、前記IL-2ムテインが提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
配列番号1または2に記載されているアミノ酸配列を含む第1ポリペプチドを含むIL
-2ムテインであって、ここで、配列番号1または2の19位のDがNで置換されており
、配列番号1または2の33位のPがRで置換されており、ここで、該ポリペプチドが、
所望により、配列番号1または2に対する1以上の追加的なアミノ酸置換を含んでいても
よい、前記IL-2ムテイン。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
配列番号1または2に記載されているアミノ酸配列を含む第1ポリペプチドを含むIL
-2ムテインであって、ここで、配列番号1または2の19位のDがNで置換されており
、配列番号1または2の67位のEがSで置換されており、ここで、該ポリペプチドが、
所望により、配列番号1または2に対する1以上の追加的なアミノ酸置換を含んでいても
よい、前記IL-2ムテイン。
【請求項3】
第1ポリペプチドが配列番号1または2の67位のEからSへの置換を更に含む、請求
項1記載のIL-2ムテイン。
【請求項4】
第1ポリペプチドが配列番号1または2の68位のVからAへの置換、70位のNから
Rへの置換、または73位のQからPへの置換を含む、請求項1~3のいずれか1項記載
のIL-2ムテイン。
【請求項5】
第1ポリペプチドが、以下の3つの置換、すなわち、配列番号1または2の68位のV
からAへの置換、70位のNからRへの置換、または73位のQからPへの置換のうちの
任意の2つを更に含む、請求項1~3のいずれか1項記載のIL-2ムテイン。
【請求項6】
第1ポリペプチドが配列番号1または2の68位のVからAへの置換、70位のNから
Rへの置換、および73位のQからPへの置換を更に含む、請求項1~3のいずれか1項
記載のIL-2ムテイン。
【請求項7】
配列番号3、4、5、6、7、8、9、10、11または12に記載されているアミノ
酸配列を含む第1ポリペプチドを含むIL-2ムテイン。
【請求項8】
第1ポリペプチドが、配列番号13、14または15に記載されているアミノ酸配列を
更に含む、請求項1~7のいずれか1項記載のIL-2ムテイン。
【請求項9】
第1ポリペプチドが、配列番号16に記載されているリンカーを更に含む、請求項8記
載のIL-2ムテイン。
【請求項10】
第2ポリペプチドを更に含み、
(1)第1ポリペプチドが、配列番号14に記載されているアミノ酸配列を含み、第2
ポリペプチドが、配列番号17に記載されているアミノ酸配列を含み、または
(2)第1ポリペプチドが、配列番号15に記載されているアミノ酸配列を含み、第2
ポリペプチドが、配列番号18に記載されているアミノ酸配列を含む、請求項8または9
記載のIL-2ムテイン。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
分野
続きを表示(約 1,800 文字)
【0002】
本発明は、IL-2受容体αサブユニットには結合するがIL-2受容体βサブユニッ
トに対しては測定可能な結合を示さないIL-2ムテイン(mutein)に関する。本発明は
また、そのようなIL-2ムテインを含む組成物、キット、方法および使用に関する。
【0003】
関連出願に対する相互参照
【0004】
本出願は2020年12月23日付出願の米国仮特許出願第63/129,712号の
利益を主張するものであり、その内容の全体を参照により本明細書に組み入れることとす
る。
【0005】
電子的に提出される配列表に対する言及
【0006】
本出願の配列表は、ファイル名「25184WOPCT-SEQLIST-21NOV
2021.TXT」、2021年11月21日の作成日および132KBのサイズを有す
るASCII形式の配列表として、EFS-Webを介して電子的に提出される。EFS
-Webを介して提出されるこの配列表は本明細書の一部であり、その全体を参照により
本明細書に組み入れることとする。
【背景技術】
【0007】
インターロイキン2(IL-2)の生物活性は、以下の2つまたは3つのポリペプチド
サブユニットを含む多サブユニットIL-2受容体(IL-2R)複合体によってもたら
される。すなわち、CD25(IL-2R αサブユニット)はIL-2に対するIL-
2複合体のアフィニティを増強し、一方、CD122(IL-2R βサブユニット)お
よびCD132(IL-2R γサブユニット)はシグナル伝達に要求される。二量体I
L-2R β/γ複合体および三量体IL-2R α/β/γ複合体は種々の免疫細胞亜
型によって異なって発現される。例えば、高アフィニティ三量体IL-2R α/β/γ
複合体は制御性T(Treg)細胞によって高レベルで構成的に発現され、CD4+ T
エフェクター細胞によって低レベルで一過性に発現され、一方、中程度のアフィニティの
二量体IL-2R β/γ複合体は主にCD8+ T細胞およびナチュラルキラー細胞上
で発現される(Stauberら,(2006)PNAS USA 103(8):27
88-93;MalekおよびCastro,(2010)Immunity 33(2
):153-165;RossおよびCantrell,(2018)Annu Rev
Immunol 36:418-433)。したがって、二量体または三量体IL-2
R複合体に結合する傾向を有するIL-2ムテインは種々の細胞型を活性化し、それぞれ
免疫の活性化または抑制をもたらしうる。免疫媒介性疾患を治療するための、異なる細胞
型においてIL-2Rシグナルをより選択的に活性化しうる革新的なIL-2ムテイン、
例えば、自己免疫疾患および炎症性疾患の治療のための、IL-2R αサブユニットに
選択的に結合する生物学的に最適化されたIL-2ムテインを特定する必要性は未だ満た
されていない。
【発明の概要】
【0008】
発明の概括
【0009】
本開示は、IL-2受容体αサブユニットには結合するがIL-2受容体βサブユニッ
トに対しては測定可能な結合を示さないIL-2ムテインを提供する。また、そのような
IL-2ムテインを含む方法または使用、そのようなIL-2ムテインを含む組成物また
はキット、そのようなIL-2ムテインをコードするポリヌクレオチド配列を含む単離さ
れた核酸およびベクター、そのような単離された核酸またはベクターを含む細胞(例えば
、宿主細胞)、ならびにそのようなIL-2ムテインの製造方法も、本明細書において提
供する。
【0010】
1つの態様においては、IL-2受容体αサブユニットには結合するがIL-2受容体
βサブユニットには直接的に結合しないIL-2ムテインを本明細書において提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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