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公開番号
2025013923
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-28
出願番号
2024186287,2022509606
出願日
2024-10-23,2020-08-14
発明の名称
老化に関連する疾患を治療するための方法
出願人
ステッドマン・フィリポン・リサーチ・インスティテュート
代理人
個人
,
個人
主分類
C12N
5/074 20100101AFI20250121BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】老化細胞を除去するための老化細胞除去剤、さらに老化に関連する疾患および障害を治療するための方法を提供する。
【解決手段】バンクされた幹細胞から老化細胞を除去する方法であって、細胞に少なくとも1つの老化細胞除去剤を加えることを含む前記方法とする。また、対象の老化に関連する疾患、障害、または状態を治療する方法に使用するための少なくとも1つの老化細胞除去剤を含む医薬組成物であって、該方法は、対象から幹細胞を取り出すこと、該医薬組成物とともに細胞を培養すること、および培養細胞を対象に投与することを含む、前記医薬組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
細胞サンプル中の老化細胞を検出する方法であって、細胞をC12FDGで染色すること、および細胞をフローサイトメトリーに供することを含む前記方法。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
細胞サンプルがCD3+T細胞を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
細胞サンプルが、全末梢血単核細胞、骨髄吸引物(BMA)、全血、エキソビボ培養拡大幹細胞、バンクされた幹細胞、新たに単離された幹細胞、または内因性幹細胞である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
検出された老化細胞が老化の段階に従って特徴付けられる、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
特徴付けがシグナルの明るさに基づく、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
老化の段階が、フローサイトメトリーによる正規化されたイベントゲーティングによって決定されるとおり、初期段階(比較的低いC12FDG陽性)、中期段階(比較的中程度のC12FDG陽性)、または後期段階(比較的高いC12FDG陽性)である、請求項4または5に記載の方法。
【請求項7】
バンクされた幹細胞から老化細胞を除去する方法であって、細胞に少なくとも1つの老化細胞除去剤を加えることを含む前記方法。
【請求項8】
バンクされた幹細胞を濃縮する方法であって、細胞に対して少なくとも1つの老化細胞除去剤を添加することを含む前記方法。
【請求項9】
バンクされた幹細胞が、ADSC、エキソビボ培養拡大幹細胞、新たに単離された幹細胞、内因性幹細胞、骨髄吸引濃縮物(BMAC)幹細胞、および全血幹細胞からなる群より選択される、請求項7または8に記載の方法。
【請求項10】
老化細胞の少なくとも25%が除去される、請求項7~9のいずれか1項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、PCT国際特許出願として2020年8月14日に出願されており、2019年8月15日に出願された、「老化細胞除去剤の使用(USE OF SENOLYTIC AGENTS)」と題された、米国仮特許出願第62/887,090号;2019年8月23日に出願された「老化細胞の除去(CLEARING SENESCENT
CELLS)」と題された、同第62/890,893号;2019年8月23日に出願された、「フィセチンは、加齢、培養拡大、およびバンクされたヒト脂肪由来幹細胞の老化を軽減する(FISETIN ATTENUATES SENESCENCE IN
AGED,CULTURE EXPANDED,AND BANKED HUMAN ADIPOSE DERIVED STEM CELLS)」と題された同第62/890,910号;2020年1月9日に出願された「老化細胞の検出および評価(DETECTION AND EVALUATION OF SENESCENT CELLS)」と題された、同第62/959,012号;ならびに2020年3月4日に提出された「加齢性疾患および状態における老化:整形外科、筋骨格系およびオルソバイオロジクスへの影響(SENESCENCE IN AGE-RELATED DISEASES AND CONDITIONS:IMPLICATIONS FOR ORTHOPEDICS,MUSCULOSKELETAL SYSTEM AND ORTHOBIOLOGICS)」と題された同第62/985,242号に対する優先権の利益を主張し、本明細書にそれぞれの開示が、それらの全体が参照により組み入れられる。
続きを表示(約 1,700 文字)
【0002】
開示の分野
本開示は、老化細胞を除去するための老化細胞除去剤の使用に関する。本開示はさらに、老化に関連する疾患および障害を治療するための方法に関する。
【背景技術】
【0003】
細胞老化において、通常増殖している細胞は、細胞周期停止の永続的な状態にあり、そこでは、それらは、もはや成長刺激に応答せず、もはや分裂しない。前駆細胞の細胞周期停止は、組織を修復する能力の喪失に寄与する。さらに、老化細胞は炎症誘発性およびマトリックス分解性分子を産生し、これは、老化関連分泌表現型(SASP)と呼ばれる応答である(非特許文献1;非特許文献2)。細胞老化は、加齢プロセスおよび加齢性疾患に関連している。結果として、老化細胞を標的とすることが治療アプローチとして浮上してきた。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Childsら、2015 Nat Med 21(12):1424-1435
Paez-Ribesら、2019 EMBO Mol Med 11:1-19
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明の簡単な要約
一態様では、本発明は、細胞サンプル中の老化細胞を検出する方法を提供し、この方法は、細胞をC12FDGで染色すること;この細胞をフローサイトメトリーに供することを含む。一実施形態では、この細胞サンプルは、CD3+T細胞を含む。別の実施形態では、細胞サンプルは、全末梢血単核細胞、骨髄吸引物(BMA)、全血、エキソビボ培養
拡大幹細胞、バンクされた幹細胞、新たに単離された幹細胞、または内因性幹細胞である。さらに別の実施形態では、検出された老化細胞は、老化の段階に従って特徴付けられる。さらに別の実施形態では、特徴付けは、シグナルの明るさに基づく。さらなる実施形態では、老化の段階は、フローサイトメトリーによる正規化されたイベントゲーティングによって決定した場合、初期段階(比較的低いC12FDG陽性、「ディム(dim)」、フローサイトメトリープロット上の低い緑色蛍光強度)、中期(比較的中程度のC12FDG陽性)、または後期段階(比較的高いC12FDG陽性、「ブライト(bright)」、フローサイトメトリープロットでの高い蛍光強度)である。特定の実施形態では、後期老化細胞は、老化細胞除去剤または老化治療薬の標的である。
【0006】
別の態様では、本発明は、バンクされた幹細胞から老化細胞を除去する方法を提供し、この方法は、細胞に少なくとも1つの老化細胞を加えることを含む。
【0007】
さらに別の態様では、本発明は、バンクされた幹細胞を濃縮する方法を提供し、この方法は、細胞に少なくとも1つの老化細胞除去剤を添加することを含む。
【0008】
本発明による方法の特定の実施形態では、バンクされた幹細胞は、ADSC、エキソビボ培養拡大幹細胞、新たに単離された幹細胞、内因性幹細胞、骨髄吸引物濃縮物(BMAC)幹細胞、および全血幹細胞からなる群より選択される。追加の実施形態では、老化細胞の少なくとも25%が除去されるか、老化細胞の少なくとも50%が除去されるか、老化細胞の少なくとも75%が除去されるか、老化細胞の少なくとも80%が除去されるか、老化細胞の85%が除去されるか、老化細胞の少なくとも90%が除去されるか、または老化細胞の少なくとも95%が除去される。
【0009】
さらに別の態様では、本発明は、対象の老化に関連する疾患、障害、または状態を治療する方法を提供し、この方法は、対象に少なくとも1つの老化細胞除去剤を投与することを含む。
【0010】
さらなる態様では、本発明は、対象における老化に関連する疾患、障害、または状態を治療する方法を提供し、この方法は、対象から幹細胞を取り出すこと、細胞を少なくとも1つの老化細胞除去剤とともに培養すること、および培養細胞を対象に投与することを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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