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公開番号
2025013832
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-28
出願番号
2024176886,2022518750
出願日
2024-10-09,2020-09-08
発明の名称
シーケンスレベルHRDパラメータ
出願人
ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
代理人
弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類
H04N
19/30 20140101AFI20250121BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】ビデオコーディングメカニズムを提供する。
【解決手段】本メカニズムは、1つまたは複数の出力レイヤセット(OLS)を含むビットストリーム800をエンコードすることを含む。OLSを指定するビデオパラメータセット(VPS)もビットストリームにエンコードされる。VPSは、VPSによって指定されたすべてのOLSに適用されるシーケンスレベル仮想参照デコーダ(HRD)パラメータを含む。ビットストリーム適合性試験のセットがシーケンスレベルHRDパラメータに基づいて実行される。ビットストリームは、デコーダに向けて通信するために記憶される。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
デコーダによって実装される方法であって、
1つまたは複数の出力レイヤセット(OLS)とビデオパラメータセット(VPS)とを含むビットストリームを受信する段階であって、前記VPSが、前記1つまたは複数のOLSを指定し、前記VPSによって指定されたすべてのOLSに適用されるシーケンスレベル仮想参照デコーダ(HRD)パラメータを含み、前記VPSは、サブレイヤコーディング画像バッファ(CPB)パラメータ存在フラグ(sublayer_cpb_params_present_flag)およびOLSモード指示フラグを含み、前記OLSモード指示フラグは、0に等しく設定されて、前記VPSによって指定されるOLSの総数が、vps_max_layers_minus1+1に等しいことを指定し、i番目のOLSは、両端値を含めて、0~iのレイヤインデックスを有するレイヤを含み、各OLSについて、前記OLSにおける最上位レイヤのみが出力され、vps_max_layers_minusは、レイヤの数を指定する、受信する段階と、
前記sublayer_cpb_params_present_flagが0に等しいとき、最大HRD時間ID(hrd_max_tid)よりも小さい時間識別子(TemporalId)を有するすべてのサブレイヤ表現のためのHRDパラメータが、前記hrd_max_tidに等しいTemporalIdを有する前記サブレイヤ表現のためのHRDパラメータと同じであると推測する段階と、
前記ビットストリームを解析して、前記1つまたは複数のOLSおよび前記VPSを取得し、前記VPSに基づいて前記1つまたは複数のOLSからの画像をデコードする段階と、
を備える、方法。
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【請求項2】
前記シーケンスレベルHRDパラメータが、一般HRDパラメータ(general_hrd_parameters)シンタックス構造に含まれ、前記general_hrd_parametersシンタックス構造が、HRD動作において使用されるパラメータを提供する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記シーケンスレベルHRDパラメータが、デコードユニットHRDパラメータ存在フラグ(decoding_unit_hrd_params_present_flag)を含み、前記decoding_unit_hrd_params_present_flagが、HRDがアクセスユニット(AU)レベルまたはデコードユニット(DU)レベルで動作するようにスケジュールされるときに、1に設定され、前記decoding_unit_hrd_params_present_flagが、前記HRDが前記AUレベルで動作するようにスケジュールされるときに、0に設定される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記シーケンスレベルHRDパラメータが、デコードユニットHRDパラメータ存在フラグ(decoding_unit_hrd_params_present_flag)を含み、前記decoding_unit_hrd_params_present_flagが、前記HRDがアクセスユニット(AU)レベルまたはデコードユニット(DU)レベルで動作するようにスケジュールされるときに、1に設定され、前記decoding_unit_hrd_params_present_flagが、前記HRDが前記AUレベルで動作するようにスケジュールされるときに、0に設定される、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記シーケンスレベルHRDパラメータが、HRDコーディング画像バッファカウント(hrd_cpb_cnt_minus1)を含み、前記hrd_cpb_cnt_minus1+1が、代替のコーディング画像バッファ(CPB)配信スケジュールの数を指定し、hrd_cpb_cnt_minus1の値が、両端値を含めて、0~31までの範囲に制約される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記sublayer_cpb_params_present_flagが、i番目のレイヤHRDパラメータシンタックス構造が、両端値を含めて、0から最大HRD時間ID(hrd_max_tid[i])までの範囲の時間識別子(ID)を有するサブレイヤ表現のためのHRDパラメータを含むときに、1に設定され、前記sublayer_cpb_params_present_flagが、i番目のレイヤHRDパラメータシンタックス構造が、hrd_max_tid[i]のみに等しい時間IDを有するサブレイヤ表現のためのHRDパラメータを含むときに、0に設定される、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記シーケンスレベルHRDパラメータは、前記サブレイヤコーディング画像バッファ(CPB)パラメータ存在フラグ、デコードユニットHRDパラメータ存在フラグ及びHRDコーディング画像バッファカウントを含み、前記サブレイヤコーディング画像バッファ(CPB)パラメータ存在フラグ、前記デコードユニットHRDパラメータ存在フラグ及び前記HRDコーディング画像バッファカウントは、シーケンスの各サブレイヤについて同じ値を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記OLSモード指示フラグは、1に等しく設定されて、前記VPSによって指定されるOLSの前記総数が、vps_max_layers_minus1+1に等しいことを指定し、i番目のOLSは、両端値を含めて、0~iのレイヤインデックスを有する前記レイヤを含み、各OLSについて、前記OLSにおけるすべてのレイヤが出力される、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記OLSモード指示フラグは、2に等しく設定されて、前記VPSによって指定されるOLSの前記総数が明示的にシグナリングされることを指定し、各OLSについて、前記OLSにおける最上位レイヤおよび明示的にシグナリングされる下位レイヤのセットが出力される、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
vps_all_independent_layers_flagが1に等しく、each_layer_is_an_ols_flagが0に等しい場合、前記OLSモード指示フラグの値は、2に等しいと推測される、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本特許出願は、Ye-Kui Wangによって2019年9月24日に出願された「Hypothetical Reference Decoder(HRD)for Multi-Layer Video Bitstreams」と題する米国仮特許出願第62/905,244号の利益を主張するものであり、参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,100 文字)
【0002】
本開示は、一般にビデオコーディングに関し、具体的には、マルチレイヤビットストリームの効率的なエンコードおよび/または適合性試験をサポートするための仮想参照デコーダ(HRD)パラメータ変更に関する。
【背景技術】
【0003】
比較的短いビデオであってもその描写に必要なビデオデータの量は膨大なものとなる可能性があり、このため、帯域幅容量が限られた通信ネットワークを介してデータをストリーミングまたはその他の方法で通信する場合に困難が伴う場合がある。したがって、ビデオデータは、現代の電気通信ネットワークを介して通信される前に圧縮されるのが一般的である。また、ビデオをストレージデバイスに記憶する場合、メモリのリソースが限られていることがあるため、ビデオのサイズが問題となることもある。ビデオ圧縮デバイスは、しばしば、送信または保存の前にソースにおいてソフトウェアおよび/またはハードウェアを使用して、ビデオデータをコーディングし、それによって、デジタルビデオ画像を表すために必要なデータの量を減少させる。その後、圧縮されたデータは、配信先において、ビデオデータをデコードするビデオ伸張デバイスによって受信される。ネットワークリソースが限られ、ビデオの高品質化が増々求められている中で、画質をほとんどまたは全く犠牲にすることなく圧縮率を向上させる、改善された圧縮および伸長技術が望まれている。
【発明の概要】
【0004】
一実施形態では、本開示は、デコーダによって実装される方法を含み、本方法は、デコーダの受信機によって、1つまたは複数の出力レイヤセット(OLS)とビデオパラメータセット(VPS)とを含むビットストリームを受信する段階であって、VPSが、OLSを指定し、VPSによって指定されたすべてのOLSに適用されるシーケンスレベル仮想参照デコーダ(HRD)パラメータを含む、段階と、デコーダのプロセッサによって、OLSから画像をデコードする段階と、を含む。
【0005】
ビデオコーディングシステムは、ビットストリームがデコーダによってデコード可能であることを保証するために様々な適合性試験を利用する。例えば、適合性チェックは、適合性についてビットストリーム全体をテストすることと、次いで適合性についてビットストリームの各レイヤをテストすることと、最後に適合性について潜在的なデコード可能出力をチェックすることと、を含み得る。適合性チェックを実装するために、対応するパラメータがビットストリームに含まれている。仮想参照デコーダ(HRD)は、パラメータを読み取り、テストを実行することができる。ビデオは、多くのレイヤおよび多くの異なるOLSを含み得る。要求に応じて、エンコーダは、選択されたOLSの1つまたは複数のレイヤを送信する。例えば、エンコーダは、現在のネットワーク帯域幅によってサポート可能なOLSから最良のレイヤを送信することができる。このメカニズムに関する問題は、いくつかのビデオコーディングシステムにおいてHRD適合性試験に使用されるHRDパラメータシグナリング処理が、マルチレイヤコンテキストにおいて複雑になる可能性があることである。例えば、HRDパラメータのセットは、各OLSのレイヤごとにシグナリングされ得る。このようなHRDパラメータは、パラメータの意図された範囲に応じて、ビットストリーム内の異なるロケーションにおいてシグナリングされ得る。その結果、より多くのレイヤおよび/またはOLSが追加されるにつれてスキームがより複雑になる。さらに、異なるレイヤおよび/またはOLSのHRDパラメータは、冗長な情報を含んでいる場合がある。OLSおよび対応するレイヤのためのシーケンスレベルHRDパラメータのグローバルなセットをシグナリングするための例示的なメカニズムが開示される。例えば、すべてのOLS、およびOLSに含まれるすべてのレイヤに適用されるすべてのシーケンスレベルHRDパラメータが、VPSにおいてシグナリングされる。VPSはビットストリームで1回シグナリングされ、したがって、シーケンスレベルHRDパラメータは1回シグナリングされる。さらに、シーケンスレベルHRDパラメータは、すべてのOLSで同じであるように制約されてもよい。このようにして、冗長なシグナリングが低減され、コーディング効率が向上する。また、この手法により、HRD処理が簡略化される。その結果、プロセッサ、メモリ、および/またはネットワークのシグナリングリソースの使用量がエンコーダおよびデコーダの両方において削減される。
【0006】
任意選択で、前述の態様のいずれかにおいて、シーケンスレベルHRDパラメータが、一般HRDパラメータ(general_hrd_parameters)シンタックス構造に含まれ、general_hrd_parametersシンタックス構造が、HRD動作において使用されるパラメータを提供する、態様の別の実装が提供される。
【0007】
任意選択で、前述の態様のいずれかにおいて、HRD動作が、エンコーダ上で動作するHRDによって実行されるビットストリーム適合性試験のセットを含む、態様の別の実装が提供される。
【0008】
任意選択で、前述の態様のいずれかにおいて、シーケンスレベルHRDパラメータがデコードユニットHRDパラメータ存在フラグ(decoding_unit_hrd_params_present_flag)を含み、decoding_unit_hrd_params_present_flagが、HRDがアクセスユニット(AU)レベルまたはデコードユニット(DU)レベルで動作するようにスケジュールされるときに、1に設定され、decoding_unit_hrd_params_present_flagが、HRDがAUレベルで動作するようにスケジュールされるときに、0に設定される、態様の別の実装が提供される。
【0009】
任意選択で、前述の態様のいずれかにおいて、シーケンスレベルHRDパラメータがHRDコーディング画像バッファカウント(hrd_cpb_cnt_minus1)を含み、hrd_cpb_cnt_minus1+1が代替のコーディング画像バッファ(CPB)配信スケジュールの数を指定し、hrd_cpb_cnt_minus1の値が、両端値を含めて、0~31の範囲に制約される、態様の別の実装が提供される。
【0010】
任意選択で、前述の態様のいずれかにおいて、VPSがサブレイヤCPBパラメータ存在フラグ(sublayer_cpb_params_present_flag)をさらに含み、sublayer_cpb_params_present_flagが、i番目のレイヤHRDパラメータシンタックス構造が、両端値を含めて、0から最大HRD時間ID(hrd_max_tid[i])までの範囲の時間識別子(ID)を有するサブレイヤ表現のためのHRDパラメータを含むときに、1に設定され、sublayer_cpb_params_present_flagが、i番目のレイヤHRDパラメータシンタックス構造がhrd_max_tid[i]のみに等しい時間IDを有するサブレイヤ表現のためのHRDパラメータを含むときに、0に設定される、態様の別の実装が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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