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公開番号2025013828
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-28
出願番号2024175793,2023129238
出願日2024-10-07,2015-12-04
発明の名称心臓弁を修復するためのクリップおよびアセンブリ
出願人エドワーズ ライフサイエンシーズ コーポレイション,Edwards Lifesciences Corporation
代理人個人,個人,個人
主分類A61F 2/24 20060101AFI20250121BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】弁尖クリップを心臓弁内に導入する弁尖クリップおよびデバイスおよび方法を提供する。
【解決手段】弁尖クリップが、近位端部分および遠位端部分を含む細長部材と、開位置と閉位置との間で移動可能な第1のクリッピングアームおよび第2のクリッピングアームとを有する。クリッピングアームは、細長部材の近位端部分に結合されたそれぞれの近位端部分と、細長部材に対し遠位方向かつ径方向に外側に延びるそれぞれの遠位端部分とを含む。弁尖クリップは、細長部材の周りに同軸で配置された管状部材を更に備える。細長部材に対する管状部材の軸方向運動または管状部材に対する細長部材の軸方向運動によって、開位置と閉位置との間でクリッピングアームの対応する動きが生じる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
心臓弁の二つの弁尖に取り付けるためのクリップであって、
前記心臓弁の二つの弁尖の間に位置するように構成された細長部材であって、細長部材は、第1の部分および前記第1の部分から延在する第2の部分を有し、前記第2の部分の幅は、前記第1の部分の幅より大きい、細長部材と、
前記第1の部分に結合されるとともに前記第2の部分に向かって延在する一対のアームであって、一対のアームが開位置にあるときに、前記第1の部分から離れるように前記第2の部分に向かって延在するにつれて、前記細長部材から径方向に離れるように延在する、一対のアームと、
を備え、
前記一対のアームが閉位置にあるときに、組織収集領域が、前記第1の部分と前記一対のアームとの間に画定され、
前記一対のアームが前記閉位置にあるときに、組織圧縮領域が、前記第2の部分と前記一対のアームとの間に画定されている、クリップ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記組織収集領域は、前記一対のアームが閉じているときに前記組織収集領域における弁尖の一部が圧縮されないように構成されている、請求項1に記載のクリップ。
【請求項3】
前記組織圧縮領域は、前記一対のアームが閉じているときに前記組織圧縮領域における弁尖の一部が前記第2の部分と前記一対のアームとの間で圧縮されるように構成されている、請求項1に記載のクリップ。
【請求項4】
前記組織収集領域は、前記一対のアームが閉じているときに前記組織収集領域における弁尖の一部が圧縮されないように構成され、前記組織圧縮領域は、前記一対のアームが閉じているときに前記組織圧縮領域における弁尖の一部が前記第2の部分と前記一対のアームとの間で圧縮されるように構成されている、請求項1に記載のクリップ。
【請求項5】
僧帽弁に取り付けるためのクリップである、請求項1に記載のクリップ。
【請求項6】
前記一対のアームがヒンジ式に結合されている、請求項1に記載のクリップ。
【請求項7】
送達システムに結合された請求項1~6のいずれか一項に記載のクリップを備えている、アセンブリ。
【請求項8】
心臓弁の二つの弁尖に取り付けるためのクリップであって、
前記心臓弁の二つの弁尖の間に位置するように構成された細長部材と、
前記細長部材の第1の部分に結合されるとともに前記細長部材の第2の部分に向かって延在する、第1のアームおよび第2のアームであって、
前記第1のアームは、前記第1のアームが開位置にあるときに第1の弁尖受け領域を形成するように、前記第1のアームが前記第1の部分から前記第2の部分に向かって延在するにつれて前記細長部材から径方向に離れるように延在し、
前記第2のアームは、前記第2のアームが開位置にあるときに第2の弁尖受け領域を形成するように、前記第2のアームが前記第1の部分から前記第2の部分に向かって延在するにつれて前記細長部材から径方向に離れるように延在している、
第1のアームおよび第2のアームと、
前記細長部材上に配置された受動弁尖係合機構と、
を備えている、クリップ。
【請求項9】
前記受動弁尖係合機構は、第1のクリッピングアームおよび第2のクリッピングアームが開位置から閉位置に動かされるときに、それぞれ対応する第1の弁尖受け領域および第2の弁尖受け領域における心臓弁の弁尖に係合するとともにこれらを保持するのに役立つように構成されている、請求項8に記載のクリップ。
【請求項10】
前記受動弁尖係合機構は、前記細長部材上に配置された覆いを備えている、請求項8に記載のクリップ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、心臓弁不全を治療するデバイスおよび方法に関する。
続きを表示(約 4,400 文字)【背景技術】
【0002】
心臓弁不全は、通常、完全にまたは適切に閉じることができない心臓弁を通じた血液の逆流を伴い、結果として心臓血管機能障害が生じる。弁閉鎖不全は、例えば、僧帽弁、大動脈弁または三尖弁に影響を及ぼす場合があり、石灰化弁尖もしくは弁尖脱出、および/または弁輪の拡張もしくは変形に関係付けられ得る。心臓弁不全を治療する1つの方法は、1つ以上の弁尖クリップ(leaflet clip)を用いて、生来の弁尖の接合(coaptation)を改善することである。しかし、従来の弁尖クリップは、埋め込みが難しく、腱索等の関連する弁構造の機能に干渉するかまたはこの弁構造を損なう可能性があり、多くの場合、単一のタイプの心臓弁での使用に限られている。したがって、心臓弁不全を治療するデバイスおよび方法に対する改善が望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2014/0067052号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示のいくつかの実施形態は、弁尖クリップを心臓弁内に導入する弁尖クリップおよびデバイスおよび方法に関する。1つの代表的な実施形態では、弁尖クリップは、近位端部分および遠位端部分を含む細長部材と、開位置と閉位置との間で移動可能な第1のクリッピングアームおよび第2のクリッピングアームとを備える。クリッピングアームは、細長部材の近位端部分に結合されたそれぞれの近位端部分と、細長部材に対し遠位方向かつ径方向に外側に延びるそれぞれの遠位端部分とを含む。弁尖クリップは、細長部材の周りに同軸で配置された管状部材を更に含む。細長部材に対する管状部材の軸方向運動または管状部材に対する細長部材の軸方向運動によって、開位置と閉位置との間でクリッピングアームの対応する動きが生じる。
【0005】
別の代表的な実施形態では、方法が、第1のクリッピングアームが心臓弁の第1の弁尖に隣接し、第2のクリッピングアームが心臓弁の第2の弁尖に隣接するように心臓弁の交連部に隣接して弁尖クリップを位置決めし、細長部材が弁尖間に位置決めされる。本方法は、細長部材に対し遠位方向に細長部材の上に同軸で配置されたシースを動かすこと、またはシースが開位置から閉位置までクリッピングアームを動かし、それによって第1のクリッピングアームと細長部材との間に第1の弁尖を捕捉し、第2のクリッピングアームと細長部材との間に第2の弁尖を捕捉するように、シースに対し細長部材を近位方向に動かすことを更に含む。
【0006】
本開示の上記の目的、特徴および利点、ならびに他の目的、特徴および利点は、添付の図面を参照しながら進められる以下の詳細な説明から明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
弁尖クリップの代表的な実施形態の斜視図である。
クリッピングアームが開位置にある図1の弁尖クリップの部分展開図である。
クリッピングアームが閉位置にある図1の弁尖クリップの斜視図である。
図1の弁尖クリップと組み合わせて用いることができる送達システムの代表的な実施形態の斜視図である。
図4の送達システムの展開図である。
アクチュエータ導管の一実施形態を示す図である。
アクチュエータ導管の一実施形態を示す図である。
図6のアクチュエータ導管の周りに同軸で配置された外側導管の一実施形態を示す図である。
細長部材の周りの遠位位置に配置された管状部材の一実施形態を示す図である。
細長部材の周りの遠位位置に配置された管状部材の一実施形態を示す図である。
心臓弁に埋め込まれた3つの弁尖クリップを有する心臓弁の断面平面図である。
弁輪の直径の低減を示す心臓弁の概略図である。
クリッピングアームが開位置にある心臓弁内に配置された弁尖クリップの側面図である。
クリッピングアームが閉位置にある図8の弁尖クリップの側面図である。
弁輪の壁の基準点間の距離を示す心臓弁の概略平面図である。
弁尖クリップを埋め込む前の弁輪の壁の基準点間の距離を示す心臓弁の断面平面図である。
弁尖クリップを埋め込んだ後の弁輪の直径の低減を示す図11の心臓弁の断面平面図である。
3つの弁尖クリップ上の支持リングの埋め込みを示す大動脈弁の心室側の断面図である。
弁尖クリップおよび支持リングを用いた弁輪の直径の低減を示す図13の弁の大動脈側の断面図である。
僧帽弁への弁尖クリップの埋め込みを示す図である。
僧帽弁への弁尖クリップの埋め込みを示す図である。
三尖弁への弁尖クリップの埋め込みを示す図である。
三尖弁への弁尖クリップの埋め込みを示す図である。
弁尖クリップのクリッピングアームの様々な代表的な構成を示す図である。
弁尖クリップのクリッピングアームの様々な代表的な構成を示す図である。
弁尖クリップのクリッピングアームの様々な代表的な構成を示す図である。
弁尖クリップのクリッピングアームの様々な代表的な構成を示す図である。
弁尖クリップのクリッピングアームの様々な代表的な構成を示す図である。
弁尖クリップのクリッピングアームの様々な代表的な構成を示す図である。
弁尖クリップのクリッピングアームの様々な代表的な構成を示す図である。
弁尖クリップのクリッピングアームの様々な代表的な構成を示す図である。
弁尖クリップのクリッピングアームの様々な代表的な構成を示す図である。
受動弁尖係合機構を含む弁尖クリップの別の実施形態を示す図である。
弁尖クリップのクリッピングアームが開位置から閉位置まで動かされるときのクリッピングアームに対する心臓弁の弁尖の動きを示す図である。
遠位位置に示された移動可能かつ拡張可能な覆いを備える弁尖クリップの別の実施形態の側面図である。
拡張された構成における近位位置の能動弁尖係合機構を示す図26の弁尖クリップの側面図である。
複数の突起を含む能動弁尖係合機構を備える弁尖クリップの別の実施形態の側面図である。
複数の突起を含む能動弁尖係合機構を備える弁尖クリップの別の実施形態の側面図である。
弁尖クリップのクリッピングアームが送達システムに対し遠位方向に延びている、送達システムに結合された弁尖クリップの一実施形態を示す図である。
弁尖クリップのクリッピングアームが送達システムに対し近位方向に延びている、送達システムに結合された弁尖クリップの一実施形態を示す図である。
弁尖クリップのクリッピングアームが送達システムに対し近位方向に延びている、送達システムに結合された弁尖クリップの別の実施形態を示す図である。
組織収集領域を含む弁尖クリップの別の実施形態を示す図である。
組織収集領域を含む弁尖クリップの別の実施形態を示す図である。
図42の弁尖クリップの組織収集領域の機能を概略的に示す図である。
図42の弁尖クリップの組織収集領域の機能を概略的に示す図である。
クリッピングアームが閉位置にあり、弁尖が組織収集領域に配置された図42および図43の弁尖クリップを示す図である。
管状中央部材内に配置された螺旋部材を備える弁尖クリップの別の実施形態を示す図である。
クリッピングアームの周りに配置された螺旋部材を備える弁尖クリップの別の実施形態を示す図である。
本明細書に記載の弁尖クリップのうちの任意のものと組み合わせて用いることができる送達システムの別の実施形態の斜視図である。
図49の送達システムの遠位端部分の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
説明の目的で、本開示の実施形態のいくつかの態様、利点および新規の特徴が本明細書に開示される。開示される方法、装置およびシステムは、いかなる形でも限定として解釈されるべきでない。そうではなく、本開示は、様々な開示される実施形態の全ての新規な明白でない特徴および態様を、単独で、ならびに互いの様々な組み合わせおよび部分的組み合わせで対象とする。本方法、装置およびシステムは、それらのいかなる特定の態様または特徴または組み合わせに限定されるものではなく、また、開示された実施形態は、任意の1つ以上の特定の利点が存在するかまたは問題が解決されることを必要とするものではない。
【0009】
特定の態様、実施形態または例と併せて説明される特徴、完全体、特性、化合物、化学部分またはグループは、矛盾しない限り、本明細書に記載の任意の他の態様、実施形態または例に適用可能であると理解される。本明細書(任意の添付の特許請求の範囲、要約および図面を含む)に開示される全ての特徴、および/またはそのように開示される任意の方法またはプロセスの全てのステップは、そのような特徴および/またはステップのうちの少なくともいくつかが互いに相反する組み合わせを除いて、任意の組み合わせで組み合わせることができる。本発明は、開示されるいかなる実施形態の詳細にも限定されない。本発明は、本明細書(任意の添付の特許請求の範囲、要約および図面を含む)に開示される特徴の任意の新規の1つもしくは任意の新規の組み合わせ、またはそのように開示される任意の方法またはプロセスのステップの任意の新規の1つもしくは任意の新規の組み合わせに拡張される。
【0010】
開示される方法のうちのいくつかの動作が、提示の都合上、特定の順序で説明されるが、この説明方式は、以下で示される特定の言い回しによって特定の順序付けが必要とされない限り、並べ替えを包含すると理解されるべきである。例えば、連続して説明される動作は、いくつかの場合、並べ替えられるかまたは同時に実行されてもよい。更に、単純にするために、添付の図面は、開示される方法を他の方法と併せて用いることができる様々な形を示していない場合がある。加えて、説明は、場合によっては、「提供する」または「達成する」等の用語を用いて、開示される方法を説明する。これらの用語は、実行される実際の動作を高度に抽象化したものである。これらの用語に対応する実際の動作は、特定の実施態様に依拠して変動する場合があり、当業者によって容易に認識可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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