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公開番号2025013710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024198808,2020218845
出願日2024-11-14,2020-12-28
発明の名称相手端子の挿入時の位置ずれを許容することができるコネクタ
出願人ヒロセ電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01R 13/631 20060101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】相手端子の挿入時における位置ずれを許容するため設けた可動ハウジングを不要とする。
【解決手段】高さ方向、幅方向、及び奥行き方向を有するハウジングと、奥行き方向における一方の側において一端側をハウジングに固定され、奥行き方向における一方の側とは反対側において一端側とは反対の他端側の端部に自由端を形成している弾性部材を有した、片持ち梁状の端子と、を備える。相手端子は、ハウジングの奥行き方向と幅方向によって形成される面において所定の領域を占める挿入口を通じて、ハウジングの挿入空間に高さ方向において離間された位置から挿入されるように構成されており、弾性部材は、挿入口を通じて挿入された相手端子と接触する接点を有し、接点以外の弾性部材の少なくとも一部が、接点とともに、少なくとも前述の面において前述の所定の領域の範囲内に位置付けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
高さ方向、幅方向、及び奥行き方向を有するハウジングと、
前記奥行き方向における一方の側において一端側を前記ハウジングに固定され、前記奥行き方向における一方の側とは反対側において前記一端側とは反対の他端側の端部に自由端を形成している弾性部材を有した、片持ち梁状の端子と、
を備え、
前記相手端子は、前記ハウジングの前記奥行き方向と前記幅方向によって形成される面において所定の領域を占める挿入口を通じて、前記ハウジングの挿入空間に前記高さ方向において離間された位置から挿入されるように構成されており、
前記弾性部材は、前記挿入口を通じて挿入された前記相手端子と接触する接点を有し、
前記接点以外の前記弾性部材の少なくとも一部が、前記接点とともに、少なくとも前記面において前記所定の領域の範囲内に位置付けられていることを特徴とするコネクタ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記少なくとも一部は、前記挿入口を通じて挿入された前記相手端子が前記接点と接触する前に該相手端子と衝突して、前記自由端を前記所定の領域において移動させることができるように位置付けられている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記弾性部材は、
前記高さ方向における一方の側と他方の側の間に延在する複数の高さ部分と、
前記高さ方向における一方の側又は他方の側にそれぞれ頂部を有する複数の湾曲部分と、
前記他端側において自由端を形成している、前記接点を有した接触部材と、
を含み、前記複数の高さ部分と、前記複数の湾曲部分は、交互に連結されている、請求項1又は2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記接触部材は、前記奥行き方向にて互いに離間された一対の接触片を含む、請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記接点は、前記一対の接触片の一部をそれぞれ前記奥行き方向において互いに接近する側に向って「く」の字状に折り曲げることによって形成されている、請求項4に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記弾性部材の少なくとも一部が、前記挿入空間におけるいずれかの内壁と衝突し得るように構成されている、請求項4又は5に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記複数の湾曲部分の少なくとも一部が、前記挿入空間のいずれかの内壁と衝突し得るように構成されている、請求項6に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記一対の接触片は、前記高さ方向における一方の側の端部において、前記奥行き方向における一方の側と他方の側の間に延在する板状支持部を利用して連結されている、請求項6又は7に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記一対の接触片及び前記板状支持部の前記高さ方向における一方の側の縁部が、前記挿入空間のいずれかの内壁と衝突し得る、請求項8に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記一対の接触片はそれぞれ、前記湾曲部分を利用して前記高さ部分に連結されており、前記一対の接触片にそれぞれ連結された一対の前記高さ部分は、前記高さ方向における中間位置において、前記奥行き方向における一方の側と他方の側の間に延在する板状連結部を利用して連結されている、請求項6又は7に記載のコネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、相手端子の挿入時の位置ずれを許容することができるコネクタに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、上記タイプの従来のコネクタの一例が開示されている。
この従来のコネクタでは、端子の一端側に可動ハウジングが、端子の他端側に固定ハウジングが、それぞれ保持されており、端子の弾性変形によって可動ハウジングが固定ハウジングに対して移動することができるものとなっている。
固定ハウジングに対する可動ハウジングのこの移動は、相手側コネクタとの接続時における、振動や衝撃による相手側コネクタとの間における位置ずれを許容すること等に役立つ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5606588号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来のコネクタでは、相手端子の挿入時における位置ずれを許容するため、固定ハウジングに加えて、可動ハウジングが設けられている。また、上記従来の構成では、可動ハウジングは、実質的に端子のみによって固定ハウジングに支持されていることから、可動ハウジングの重みによって端子に大きな負荷がかかり易く、この結果、大きな衝撃や振動に対する端子の耐力が十分でないといった問題があった。
本発明の目的は、上記の欠点を解消したコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本発明の一態様によるコネクタは、高さ方向、幅方向、及び奥行き方向を有するハウジングと、前記奥行き方向における一方の側において一端側を前記ハウジングに固定され、前記奥行き方向における一方の側とは反対側において前記一端側とは反対の他端側の端部に自由端を形成している弾性部材を有した、片持ち梁状の端子と、を備え、前記相手端子は、前記ハウジングの前記奥行き方向と前記幅方向によって形成される面において所定の領域を占める挿入口を通じて、前記ハウジングの挿入空間に前記高さ方向において離れた位置から挿入されるように構成されており、前記弾性部材は、前記挿入口を通じて挿入された前記相手端子と接触する接点を有し、前記接点以外の前記弾性部材の少なくとも一部が、前記接点とともに、少なくとも前記面において前記所定の領域の範囲内に位置付けられていることを特徴として有する。
この態様のコネクタによれば、可動ハウジングを取り除いたことにより、端子にかかる負荷を軽減することができ、端子の耐久性を向上させることができるという効果が得られる。また、可動ハウジングを設ける必要がないことから、構造を簡易化し、また、部品点数を減らすことができ、この結果、製造コストの削減を図ることもできる。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、従来のコネクタの欠点を解消したコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の第一の実施形態によるコネクタの上側斜視図である。
図1のコネクタの分解斜視図である。
図1のコネクタの平面図である。
図3のIV-IV線断面図である。
図1のコネクタの底面図である。
基板に固定されたコネクタの状態を示す背面図である。
ハウジング本体の斜視図である。
図7のハウジング本体の平面図である。
図7のハウジング本体の底面図である。
蓋状部材の上側斜視図である。
図10の蓋状部材の下側斜視図である。
図6のVI-VI線断面図である。
端子の上側斜視図である。
図13の端子の下側斜視図である。
図13の端子の側面図である。
図13の端子の平面図である。
コネクタの使用態様の一例を示す図である。
コネクタの使用態様の一例を示す図である。
弾性部材の過剰な変位を防止するための構成を示す図である
弾性部材の過剰な変位を防止するための構成を示す図である。
本発明の第二の実施形態によるコネクタの上側斜視図である。
図21のコネクタの平面図である。
図21のXXIII-XXIII線断面図である。
図21のコネクタの底面図である。
ハウジング本体の斜視図である。
図25のハウジング本体の平面図である。
図25のハウジング本体の底面図である。
蓋状部材の上側斜視図である。
図28の蓋状部材の下側斜視図である。
端子の上側斜視図である。
図30の端子の上側斜視図である。
図30の端子の下側斜視図である。
図30の端子の側面図である。
図30の端子の平面図である。
コネクタの使用態様の一例を示す図である。
参考例に係るコネクタの上側斜視図である。
図36のコネクタの分解斜視図である。
図36のコネクタの平面図である。
図36のコネクタの底面図である。
ハウジングの平面図である。
図40のハウジングの底面図である。
端子の上側斜視図である。
図40の端子の側面図である。
図40の端子の平面図である。
図40の端子の底面図である。
コネクタの使用態様の一例を示す図である。
コネクタの使用態様の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための例示的な実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態で説明する材料、大きさ、形状、及び構成要素の相対的な位置等は任意であり、本発明が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、特別な記載がない限り、本発明の範囲は、以下に具体的に記載された実施形態に限定されるものではない。
【0009】
<第一の実施形態>
図1に、本発明の第一の実施形態によるコネクタ1の上側斜視図、図2に、図1のコネクタ1の分解斜視図、図3に、その平面図、図4に、図3のIV-IV線断面図、図5に、その底面図をそれぞれ示し、更に、図6に、コネクタ1の使用状態の一例を背面図で示す。
【0010】
コネクタ1は、全体として略直方形状を有しており、ハウジング(2、3)と、ハウジング(2、3)に固定された端子6及び固定金具8を含む。本実施形態では、端子6を3個設けているが、このような数に限定されるものではなく、3個より少なくても多くてもよい。端子6の配列方向は、ハウジング(2、3)の幅方向「γ」と一致する。
(【0011】以降は省略されています)

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