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公開番号
2025013699
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024198428,2020092599
出願日
2024-11-13,2020-05-27
発明の名称
アルコール飲料、アルコール飲料の製造方法、及び、アルコール飲料の香味向上方法
出願人
サッポロビール株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
C12G
3/06 20060101AFI20250117BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】口に含んだ時のアルコールの刺激と後口のアルコールの刺激とが低減されたアルコール飲料、アルコール飲料の製造方法、及び、アルコール飲料の香味向上方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係るアルコール飲料は、アルコール度数が7v/v%以上のアルコール飲料であって、マルトールの含有量が1.50ppm以上、および、エチルマルトールの含有量が0.10ppm以上のうち少なくとも1つを満たす。本発明に係るアルコール飲料の香味向上方法は、アルコール度数が7v/v%以上のアルコール飲料について、マルトールの含有量を1.50ppm以上、および、エチルマルトールの含有量を0.10ppm以上のうち少なくとも1つを満たすようにする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アルコール度数が7v/v%以上のアルコール飲料であって、
マルトールの含有量が1.50ppm以上、および、エチルマルトールの含有量が0.10ppm以上のうち少なくとも1つを満たすアルコール飲料。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記マルトールの含有量が5.00ppm以上である請求項1に記載のアルコール飲料。
【請求項3】
前記エチルマルトールの含有量が1.00ppm以上である請求項1又は請求項2に記載のアルコール飲料。
【請求項4】
リモネンの含有量が1.00ppm以上である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアルコール飲料。
【請求項5】
シネオールの含有量が0.05ppm以上である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のアルコール飲料。
【請求項6】
リモネンの含有量が5.00ppm以上であり、シネオールの含有量が0.08ppm以上である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のアルコール飲料。
【請求項7】
果汁含有率が5%未満である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のアルコール飲料。
【請求項8】
アルコール度数が10v/v%以上である請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のアルコール飲料。
【請求項9】
高甘味度甘味料をさらに含む請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のアルコール飲料。
【請求項10】
柑橘風味である請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のアルコール飲料。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アルコール飲料、アルコール飲料の製造方法、及び、アルコール飲料の香味向上方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
アルコール飲料の中でもアルコール度数の高い高アルコール飲料は、お酒に強い消費者や、手軽に酔いたいと考える消費者等からの需要があるため、アルコール飲料の市場において一定のシェアを獲得している。
そして、高アルコール飲料に関し、より市場のニーズに合致した商品を創出すべく、様々な研究開発が進められている。
【0003】
例えば、高アルコール飲料の製造方法について、特許文献1には、アルコール濃度が6~12v/v%である高アルコール飲料の製造過程において、飲料中に、果皮又は花、或いはハーブの抽出物を、0.0001~1w/v%の範囲で含有させることを特徴とするという方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-192667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に係る発明は、高アルコール飲料の香味に関する発明であり、高アルコールの味覚への影響を考慮して、アルコール感の抑制と、アルコール飲料の本来の香味を保持しつつ、味覚、キレ、後口をよくするということを課題に掲げている。
【0006】
一方、本発明者は、飲料を高アルコールとした際の影響を詳細に検討した結果、口に含んだ時、及び、後口において、口腔内においてピリピリとした刺激的な感じを受けてしまうという感覚の側面に関する問題点を確認した。
【0007】
そこで、本発明は、口に含んだ時のアルコールの刺激と後口のアルコールの刺激とが低減されたアルコール飲料、アルコール飲料の製造方法、及び、アルコール飲料の香味向上方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題は、以下の手段により解決することができる。
(1)アルコール度数が7v/v%以上のアルコール飲料であって、マルトールの含有量が1.50ppm以上、および、エチルマルトールの含有量が0.10ppm以上のうち少なくとも1つを満たすアルコール飲料。
(2)前記マルトールの含有量が5.00ppm以上である前記1に記載のアルコール飲料。
(3)前記エチルマルトールの含有量が1.00ppm以上である前記1又は前記2に記載のアルコール飲料。
(4)リモネンの含有量が1.00ppm以上である前記1から前記3のいずれか1つに記載のアルコール飲料。
(5)シネオールの含有量が0.05ppm以上である前記1から前記4のいずれか1つに記載のアルコール飲料。
(6)リモネンの含有量が5.00ppm以上であり、シネオールの含有量が0.08ppm以上である前記1から前記5のいずれか1つに記載のアルコール飲料。
(7)果汁含有率が5%未満である前記1から前記6のいずれか1つに記載のアルコール飲料。
(8)アルコール度数が10v/v%以上である前記1から前記7のいずれか1つに記載のアルコール飲料。
(9)高甘味度甘味料をさらに含む前記1から前記8のいずれか1つに記載のアルコール飲料。
(10)柑橘風味である前記1から前記9のいずれか1つに記載のアルコール飲料。
(11)アルコール度数が7v/v%以上のアルコール飲料の製造方法であって、マルトールの含有量を1.50ppm以上、および、エチルマルトールの含有量を0.10ppm以上のうち少なくとも1つを満たすようにする工程を含むアルコール飲料の製造方法。
(12)アルコール度数が7v/v%以上のアルコール飲料について、口に含んだ時のアルコールの刺激と後口のアルコールの刺激とを低減させる香味向上方法であって、前記アルコール飲料について、マルトールの含有量を1.50ppm以上、および、エチルマルトールの含有量を0.10ppm以上のうち少なくとも1つを満たすようにするアルコール飲料の香味向上方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るアルコール飲料は、口に含んだ時のアルコールの刺激と後口のアルコールの刺激とが低減している。
本発明に係るアルコール飲料の製造方法は、口に含んだ時のアルコールの刺激と後口のアルコールの刺激とが低減しているアルコール飲料を製造することができる。
本発明に係るアルコール飲料の香味向上方法は、アルコール度数が所定値以上のアルコール飲料について、口に含んだ時のアルコールの刺激と後口のアルコールの刺激とを低減することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係るアルコール飲料、アルコール飲料の製造方法、及び、アルコール飲料の香味向上方法を実施するための形態(本実施形態)について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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