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公開番号2025013673
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024197861,2021132800
出願日2024-11-13,2021-08-17
発明の名称電気コネクタ
出願人I-PEX株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 13/6473 20110101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】信号の伝送特性を向上することができる電気コネクタを提供する。
【解決手段】リセプタクルコネクタにおいて、折り返し部11cは、一端から絶縁ハウジングの圧入方向に延びる第1腕部41と、他端から圧入方向に延びる第2腕部42と、を有する。第1腕部41における一端に接続される端部とは反対となる端部と、第2腕部42における他端に接続される端部とは反対となる端部とが連結されて頂部34が形成される。頂部34が絶縁ハウジングに圧入されて絶縁ハウジングと係止する。直交面において、基板2に沿った方向における第1腕部41と第2腕部42との隙間の大きさは、圧入方向に直交する方向における第1腕部41及び第2腕部42の幅より大きい。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
基板に実装されるとともに相手コネクタと嵌合する電気コネクタであって、
平板から形成され、その板厚方向の幅が均一、かつ、前記板厚方向に直交する直交面内を屈曲して延びる線状の部材であり、前記基板の電極と接触するとともに前記相手コネクタにおいて電気信号を伝送する相手コンタクトと接触し、前記基板と前記相手コネクタとの間で前記電気信号を伝送する導電コンタクトと、
前記導電コンタクトを保持する絶縁ハウジングと、を備え、
前記導電コンタクトは、
前記板厚方向に延びる線分を含む第1面で前記相手コンタクトと接触するコンタクト接触部と、
前記板厚方向に延びる線分を含む第2面で前記基板の電極と接続する基板接続部と、
一端が前記コンタクト接触部と接続されるとともに他端が前記基板接続部と接続され、前記一端と前記他端との間に前記直交面内で折り返された形状を有する折り返し部と、を備え、
前記コンタクト接触部は、
前記第1面を含み、前記基板から離れる方向となる第1方向に延びる第1部分と、
前記第1部分における第1方向の基部から前記第1方向と交差する第2方向に延びて前記一端と接続する第2部分と、を有し、
前記折り返し部は、
前記一端から前記絶縁ハウジングの圧入方向に延びる第1腕部と、
前記他端から前記圧入方向に延びる第2腕部と、を有し、
前記第1腕部における前記一端に接続される端部とは反対となる端部と、前記第2腕部における前記他端に接続される端部とは反対となる端部とが連結されて頂部が形成され、
前記頂部が前記絶縁ハウジングに圧入されて前記絶縁ハウジングと係止し、
前記直交面において、前記基板に沿った方向における前記第1腕部と前記第2腕部との隙間の大きさは、前記圧入方向に直交する方向における前記第1腕部及び前記第2腕部の幅より大きい、
電気コネクタ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記基板に沿った方向における前記第1腕部と前記第2腕部との隙間の大きさは、前記第1方向に直交する方向における前記第1部分の最小寸法の幅より大きい、
請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項3】
前記直交面において、前記第1方向に直交する方向の前記第1部分の幅は、前記第2部分に近づくにつれて次第に小さくなっている、
請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項4】
基板に実装されるとともに相手コネクタと嵌合する電気コネクタであって、
平板から形成され、その板厚方向の幅が均一、かつ、前記板厚方向に直交する直交面内を屈曲して延びる線状の部材であり、前記基板の電極と接触するとともに前記相手コネクタにおいて電気信号を伝送する相手コンタクトと接触し、前記基板と前記相手コネクタとの間で前記電気信号を伝送する導電コンタクトと、
前記導電コンタクトを保持する絶縁ハウジングと、を備え、
前記導電コンタクトは、
前記板厚方向に延びる線分を含む第1面で前記相手コンタクトと接触するコンタクト接触部と、
前記板厚方向に延びる線分を含む第2面で前記基板の電極と接続する基板接続部と、
一端が前記コンタクト接触部と接続されるとともに他端が前記基板接続部と接続され、前記一端と前記他端との間に前記直交面内で折り返された形状を有する折り返し部と、を備え、
前記コンタクト接触部は、
前記第1面を含み、前記基板から離れる方向となる第1方向に延びる第1部分と、
前記第1部分における第1方向の基部から前記第1方向と交差する第2方向に延びて前記一端と接続する第2部分と、を有し、
前記折り返し部は、
前記一端から前記絶縁ハウジングの圧入方向に延びる第1腕部と、
前記他端から前記圧入方向に延びる第2腕部と、を有し、
前記第1腕部における前記一端に接続される端部とは反対となる端部と、前記第2腕部における前記他端に接続される端部とは反対となる端部とが連結されて頂部が形成され、
前記頂部が前記絶縁ハウジングに圧入されて前記絶縁ハウジングと係止し、
前記コンタクト接触部は、前記第1面のうち、前記頂部に対向する面で、前記相手コンタクトと接触し、
前記第1部分における前記相手コンタクトと接触する部分の前記基板からの高さは、前記頂部において前記絶縁ハウジングと係止する部分の前記基板からの高さと同じか、あるいは低くなっており、
前記第2部分は、前記基板に近接かつ対向した位置に配置されている、
電気コネクタ。
【請求項5】
前記導電コンタクトの前記折り返し部における前記絶縁ハウジングと係止する部分は、前記頂部における、前記第1腕部と前記第2腕部とを連結する方向の少なくとも一端に形成されている、
請求項4に記載の電気コネクタ。
【請求項6】
前記導電コンタクトが、前記板厚方向に配列されている、
請求項1から5のいずれか一項に記載の電気コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気コネクタに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、基板の信号電極と相手コネクタの信号伝送部材とを接続し、平板から形成され、平板の板厚方向に配列された複数の導電コンタクトを備えた電気コネクタが開示されている。この電気コネクタでは、導電コンタクトにおいて、絶縁ハウジングで形成された2つの隔壁の間に配置される部分と、隔壁の間に配置されていない部分とで、信号の伝送線路の幅を変更することにより、インピーダンスの調整が可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-22488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示された電気コネクタでは、導電コンタクトを絶縁ハウジングに係止するため、導電コンタクトに、絶縁ハウジングと係止するスタブ状の基部が形成されている。このスタブ状の基部が電気コネクタにおける信号の伝送特性を悪化させる要因となっている。
【0005】
本発明は、上記実情の下になされたものであり、信号の伝送特性を向上することができる電気コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る電気コネクタは、
基板に実装されるとともに相手コネクタと嵌合する電気コネクタであって、
平板から形成され、その板厚方向の幅が均一、かつ、前記板厚方向に直交する直交面内を屈曲して延びる線状の部材であり、前記基板の電極と接触するとともに前記相手コネクタにおいて電気信号を伝送する相手コンタクトと接触し、前記基板と前記相手コネクタとの間で前記電気信号を伝送する導電コンタクトと、
前記導電コンタクトを保持する絶縁ハウジングと、を備え、
前記導電コンタクトは、
前記板厚方向に延びる線分を含む第1面で前記相手コンタクトと接触するコンタクト接触部と、
前記板厚方向に延びる線分を含む第2面で前記基板の電極と接続する基板接続部と、
一端が前記コンタクト接触部と接続されるとともに他端が前記基板接続部と接続され、前記一端と前記他端との間に前記直交面内で折り返された形状を有する折り返し部と、を備え、
前記コンタクト接触部は、
前記第1面を含み、前記基板から離れる方向となる第1方向に延びる第1部分と、
前記第1部分における第1方向の基部から前記第1方向と交差する第2方向に延びて前記一端と接続する第2部分と、を有し、
前記折り返し部は、
前記一端から前記絶縁ハウジングの圧入方向に延びる第1腕部と、
前記他端から前記圧入方向に延びる第2腕部と、を有し、
前記第1腕部における前記一端に接続される端部とは反対となる端部と、前記第2腕部における前記他端に接続される端部とは反対となる端部とが連結されて頂部が形成され、
前記頂部が前記絶縁ハウジングに圧入されて前記絶縁ハウジングと係止し、
前記直交面において、前記基板に沿った方向における前記第1腕部と前記第2腕部との隙間の大きさは、前記圧入方向に直交する方向における前記第1腕部及び前記第2腕部の幅より大きい。
【0007】
本発明の第2の観点に係る電気コネクタは、
基板に実装されるとともに相手コネクタと嵌合する電気コネクタであって、
平板から形成され、その板厚方向の幅が均一、かつ、前記板厚方向に直交する直交面内を屈曲して延びる線状の部材であり、前記基板の電極と接触するとともに前記相手コネクタにおいて電気信号を伝送する相手コンタクトと接触し、前記基板と前記相手コネクタとの間で前記電気信号を伝送する導電コンタクトと、
前記導電コンタクトを保持する絶縁ハウジングと、を備え、
前記導電コンタクトは、
前記板厚方向に延びる線分を含む第1面で前記相手コンタクトと接触するコンタクト接触部と、
前記板厚方向に延びる線分を含む第2面で前記基板の電極と接続する基板接続部と、
一端が前記コンタクト接触部と接続されるとともに他端が前記基板接続部と接続され、前記一端と前記他端との間に前記直交面内で折り返された形状を有する折り返し部と、を備え、
前記コンタクト接触部は、
前記第1面を含み、前記基板から離れる方向となる第1方向に延びる第1部分と、
前記第1部分における第1方向の基部から前記第1方向と交差する第2方向に延びて前記一端と接続する第2部分と、を有し、
前記折り返し部は、
前記一端から前記絶縁ハウジングの圧入方向に延びる第1腕部と、
前記他端から前記圧入方向に延びる第2腕部と、を有し、
前記第1腕部における前記一端に接続される端部とは反対となる端部と、前記第2腕部における前記他端に接続される端部とは反対となる端部とが連結されて頂部が形成され、
前記頂部が前記絶縁ハウジングに圧入されて前記絶縁ハウジングと係止し、
前記コンタクト接触部は、前記第1面のうち、前記頂部に対向する面で、前記相手コンタクトと接触し、
前記第1部分における前記相手コンタクトと接触する部分の前記基板からの高さは、前記頂部において前記絶縁ハウジングと係止する部分の前記基板からの高さと同じか、あるいは低くなっており、
前記第2部分は、前記基板に近接かつ対向した位置に配置されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、基板の電極と接続する基板接続部と、相手コンタクトと接触するコンタクト接触部との間で電気信号を伝送する伝送線路となる折り返し部の頂部で絶縁ハウジングと係止するので、信号の伝送特性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態1に係るコネクタ対の斜視図である。
図1のコネクタ対を構成するリセプタクルコネクタ及びプラグコネクタの嵌合前の斜視図である。
図2のリセプタクルコネクタの分解斜視図である。
(A)は、図3のリセプタクルコネクタを構成する導電コンタクトをX軸方向及びY軸方向に見た図である。(B)は、(A)の導電コンタクトの斜視図である。
図2のプラグコネクタの分解斜視図である。
図2のリセプタクルコネクタをY軸方向に見た図である。
図6のVII-VII線断面図である。
リセプタクルコネクタとプラグコネクタとが嵌合した場合の図6のVII-VII線断面図である。
リセプタクルコネクタを構成する導電コンタクトの変形の様子を示す模式図である。
図1のコネクタ対における信号の伝送線路の特性インピーダンスを示すグラフである。
(A)は、比較例1となる導電コンタクトの形状を示す図である。(B)は、比較例1に係る信号の伝送線路の特性インピーダンスを示すグラフである。
(A)は、比較例2となる導電コンタクトの形状を示す図である。(B)は、比較例2に係る信号の伝送線路の特性インピーダンスを示すグラフである。
(A)は、比較例3となる導電コンタクトの形状を示す図である。(B)は、比較例3に係る信号の伝送線路の特性インピーダンスを示すグラフである。
(A)は、比較例4となる導電コンタクトの形状を示す図である。(B)は、比較例4に係る信号の伝送線路の特性インピーダンスを示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。各図面においては、同一又は同等の部分には同一の符号が付される。
(【0011】以降は省略されています)

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