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公開番号2025013654
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024197058,2023085992
出願日2024-11-12,2018-07-13
発明の名称符号化方法及びその装置、復号方法及びその装置
出願人サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04N 19/70 20140101AFI20250117BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ビデオ復号方法を提供する。
【解決手段】ビデオ復号方法は、現在ブロックが含まれた上位データ単位に、UMVEモードが許容されるか否かということを決定する段階、上位データ単位にUMVEモードが許容される場合、現在ブロックにUMVEモードが適用されるか否かということを決定する段階、現在ブロックにUMVEモードが適用される場合、現在ブロックの基本動きベクトルを決定する段階、基本動きベクトルの補正のための補正サイズ及び補正方向を決定する段階、補正サイズ及び補正方向により、基本動きベクトルを補正し、現在ブロックの動きベクトルを決定する段階、現在ブロックの動きベクトルに基づいて、現在ブロックを復元する段階を含む。
【選択図】図28

特許請求の範囲【請求項1】
ビットストリームから、動きベクトルを予測するための第1MV予測モードが上位データ単位で許容されるか否かを示す第1MV予測モード許容情報を獲得する段階と、
前記第1MV予測モード許容情報に基づいて前記上位データ単位で前記第1MV予測モードが許容されるとき、複数の補正サイズ候補セットのうち、1つを示す補正サイズ範囲情報を前記ビットストリームから獲得する段階と、
前記上位データ単位で前記第1MV予測モードが許容されるとき、前記上位データ単位に含まれた現在ブロックに前記第1MV予測モードが適用されるか否かを決定する段階と、
前記現在ブロックに前記第1MV予測モードが適用されるとき、補正サイズ情報及び補正方向情報を、前記ビットストリームから獲得する段階と、
前記補正サイズ範囲情報及び前記補正サイズ情報を利用して補正サイズを決定する段階と、
前記補正サイズ及び前記補正方向情報によって基本動きベクトルを補正し、前記現在ブロックの動きベクトルを決定する段階と、を含み、
前記複数の補正サイズ候補セットのうち、1つのセットは、複数の候補を含み、
前記複数の補正サイズ候補セットのうち、前記補正サイズ範囲情報によって1つの補正サイズ候補セットが選択され、
前記補正サイズは、前記選択された補正サイズ候補セットに含まれた補正サイズ候補のうち、前記補正サイズ情報が示すと決定され、
前記複数の補正サイズ候補セットのうち、第1補正サイズ候補セットは、補正サイズ候補{1,2}を含み、第2補正サイズ候補セットは、前記補正サイズ候補{1,2}を含まないことを特徴とするビデオ復号方法。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
ビットストリームから、動きベクトルを予測するための第1MV予測モードが上位データ単位で許容されるか否かを示す第1MV予測モード許容情報を獲得し、
前記第1MV予測モード許容情報に基づいて前記上位データ単位で前記第1MV予測モードが許容されるとき、複数の補正サイズ候補セットのうち、1つを示す補正サイズ範囲情報を前記ビットストリームから獲得し、
前記上位データ単位で前記第1MV予測モードが許容されるとき、前記上位データ単位に含まれた現在ブロックに前記第1MV予測モードが適用されるか否かを決定し、
前記現在ブロックに前記第1MV予測モードが適用されるとき、補正サイズ情報及び補正方向情報を前記ビットストリームから獲得し、
前記補正サイズ範囲情報及び前記補正サイズ情報を利用して補正サイズを決定し、
前記補正サイズ及び前記補正方向情報によって基本動きベクトルを補正し、前記現在ブロックの動きベクトルを決定するための動作を遂行するプロセッサを含み、
前記複数の補正サイズ候補セットのうち1つのセットは、複数の候補を含み、
前記複数の補正サイズ候補セットのうち、前記補正サイズ範囲情報によって1つの補正サイズ候補セットが選択され、
前記補正サイズは、前記選択された補正サイズ候補セットに含まれた補正サイズ候補のうち、前記補正サイズ情報が示すと決定され、
前記複数の補正サイズ候補セットのうち、第1補正サイズ候補セットは、補正サイズ候補{1,2}を含み、第2補正サイズ候補セットは、前記補正サイズ候補{1,2}を含まないことを特徴とするビデオ復号装置。
【請求項3】
動きベクトルを予測するための第1MV予測モードが上位データ単位で許容されるか否かを示す第1MV予測モード許容情報を生成する段階と、
前記上位データ単位で前記第1MV予測モードが許容されるとき、複数の補正サイズ候補セットのうち、1つを示す補正サイズ範囲情報を生成する段階と、
前記上位データ単位で前記第1MV予測モードが許容されるとき、前記上位データ単位に含まれた現在ブロックに前記第1MV予測モードが適用されるか否かを決定する段階と、
前記現在ブロックに前記第1MV予測モードが適用されるとき、前記現在ブロックの動きベクトルと基本動きベクトルの間の差に基づき、補正サイズ及び補正方向を決定する段階と、
補正サイズ範囲内で選択された前記補正サイズを示すための補正サイズ情報を生成する段階と、
前記補正方向を示すための補正方向情報を生成する段階と、
前記補正サイズ範囲情報、前記補正サイズ情報、及び前記補正方向情報を含むビットストリームを出力する段階と、を含み、
前記複数の補正サイズ候補セットのうち、1つのセットは、複数の候補を含み、
前記補正サイズ範囲情報は、前記複数の補正サイズ候補セットのうち、1つの補正サイズ候補セットを示し、
前記補正サイズ情報は、前記補正サイズ候補セットに含まれた補正サイズ候補のうち、前記補正サイズを示し、
前記複数の補正サイズ候補セットのうち、第1補正サイズ候補セットは、補正サイズ候補{1,2}を含み、第2補正サイズ候補セットは、前記補正サイズ候補{1,2}を含まないことを特徴とするビデオ符号化方法。
【請求項4】
ビデオを符号化して生成されたビットストリームを伝送する方法において、
動きベクトルを予測するための第1MV予測モードが上位データ単位で許容されるか否かを示す第1MV予測モード許容情報を生成する段階と、
前記上位データ単位で前記第1MV予測モードが許容されるとき、複数の補正サイズ候補セットのうち、1つを示す補正サイズ範囲情報を生成し、
前記上位データ単位で前記第1MV予測モードが許容されるとき、前記上位データ単位に含まれた現在ブロックに前記第1MV予測モードが適用されるか否かを決定する段階と、
前記現在ブロックに前記第1MV予測モードが適用されるとき、前記現在ブロックの動きベクトルと基本動きベクトルとの差に基づいて補正サイズ及び補正方向を決定する段階と、
補正サイズ範囲内で選択された前記補正サイズを示すための補正サイズ情報を生成する段階と、
前記補正方向を示すための補正方向情報を生成する段階と、
前記第1MV予測モード許容情報、前記補正サイズ範囲情報、前記補正サイズ情報、及び前記補正方向情報を含む前記ビットストリームを出力する段階と、を含み、
前記複数の補正サイズ候補セットのうち、1つのセットは、複数の候補を含み、
前記補正サイズ範囲情報は、前記複数の補正サイズ候補セットのうち、1つの補正サイズ候補セットを示し、
前記補正サイズ情報は、前記補正サイズ候補セットに含まれた補正サイズ候補のうち、前記補正サイズを示し、
前記複数の補正サイズ候補セットのうち、第1補正サイズ候補セットは、補正サイズ候補{1,2}を含み、第2補正サイズ候補セットは、前記補正サイズ候補{1,2}を含まないことを特徴とする方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ビデオの符号化方法及び復号方法に係り、さらに具体的には、効率的に動きベクトルに係わる情報を符号化及び復号する方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
高画質のビデオは、符号化時、多量のデータが要求される。しかし、ビデオデータを伝達するために許容される帯域幅は、限定されており、ビデオデータ伝送時に適用されるデータレートが制限されてしまう。従って、効率的なビデオデータの伝送のために、画質の劣化を最小化させながら、圧縮率を上昇させたビデオデータの符号化方法及び復号方法が必要である。
【0003】
ビデオデータは、ピクセル間の空間的重複性及び時間的重複性を除去することによっても圧縮される。隣接したピクセル間に共通した特徴を有するのが一般的であるために、隣接したピクセル間の重複性を除去するために、ピクセルからなるデータ単位で符号化情報が伝送される。
【0004】
データ単位に含まれたピクセルのピクセル値は、直接伝送されず、ピクセル値を獲得するために必要な方法が伝送される。ピクセル値を、原本値と類似して予測する予測方法がデータ単位ごとに決定され、予測方法に係わる符号化情報が、符号化器から復号器に伝送される。また、予測値が原本値と完全に同じではないので、原本値と予測値との差に係わるレジデュアルデータが符号化器から復号器に伝送される。
【0005】
予測が正確になるほど、予測方法の特定に必要な符号化情報が増加するが、レジデュアルデータの大きさが低減される。従って、符号化情報とレジデュアルデータとの大きさを考慮して予測方法が決定される。特に、ピクチャで分割されたデータ単位は、多様な大きさを有するが、データ単位が大きいほど、予測の正確度が低下する可能性が高い代わりに、符号化情報が低減される。従って、ピクチャ特性に合うように、ブロックの大きさが決定される。
【0006】
また、予測方法には、イントラ予測とインター予測とがある。イントラ予測は、ブロックの周辺ピクセルから、ブロックのピクセルを予測する方法である。インター予測は、ブロックが含まれたピクチャが参照する他のピクチャのピクセルを参照し、ピクセルを予測する方法である。従って、イントラ予測により、空間的重複性が除去され、インター予測により、時間的重複性が除去される。
【0007】
予測方法の数が増加するほど、予測方法を示すための符号化情報の量は、増加する。従って、ブロックに適用される符号化情報も、他のブロックから予測し、符号化情報の大きさを低減させることができる。
【0008】
人間の視覚が認知することができない限度において、ビデオデータの損失が許容されるが、レジデュアルデータを、変換過程及び量子化過程により、損失圧縮(Lossy compression)し、レジデュアルデータの量を減少させることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
UMVE(ultimate motion vector expression)モードによるインター予測を行うビデオ符号化方法及びビデオ符号化装置が開示される。また、UMVEモードによるインター予測を行うビデオ復号方法及びビデオ復号装置が開示される。併せて、本開示の一実施形態によるビデオ符号化方法及びビデオ復号方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体が開示される。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示において、現在ブロックが含まれた上位データ単位にUMVEモードが許容されるか否かということを決定する段階、前記上位データ単位にUMVEモードが許容される場合、前記現在ブロックにUMVEモードが適用されるか否かということを決定する段階、前記現在ブロックにUMVEモードが適用される場合、前記現在ブロックの基本動きベクトルを決定する段階、前記基本動きベクトルの補正のための補正サイズ及び補正方向を決定する段階、前記補正サイズ及び前記補正方向により、前記基本動きベクトルを補正し、前記現在ブロックの動きベクトルを決定する段階、前記現在ブロックの動きベクトルに基づいて、前記現在ブロックを復元する段階を含むビデオ復号方法が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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