TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025013627
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024196068,2021558623
出願日2024-11-08,2020-03-25
発明の名称2パーツドライブバーを備える鉗子
出願人ジャイラス エーシーエムアイ インク ディー/ビー/エー オリンパス サージカル テクノロジーズ アメリカ
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類A61B 17/295 20060101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】鉗子などの外科用装置、特に、組織を把持、操作、及び/又は治療するように構成された作動可能なジョーを有する鉗子装置を提供する。
【解決手段】鉗子は、第1のジョー及び第2のジョーを有し、第1及び第2のジョーの少なくとも1つが開位置と閉位置との間を移動することができる。鉗子は、外側シャフト内に配置されて長手方向軸に沿って延びる内側シャフト、及び内側シャフトに結合されて内側シャフトから遠位方向に延びるドライブバーを含む。ドライブバーは、1対のドライブバーストラットを含み、1対のドライブバーストラットは内側シャフトの遠位部分から延在し、第1及び第2のジョーの第1のセット及び第2のセットのフランジの少なくとも1つの横内側方に配置される。ドライブピンは、ドライブバーストラットの対に固定可能であり、ドライブバーは外側シャフト内で並進可能であり、ドライブピンを並進させて第1のジョー及び/又は第2のジョーを開位置と閉位置との間で動かす。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
長手方向軸を定義する外側シャフトと、
前記長手方向軸に沿って前記外側シャフトを通って延びる内側シャフトと、
各々が前記長手方向軸に沿って前記内側シャフトの内腔を通って延びる第1のドライブバーストラットおよび第2のドライブバーストラットを含む細長いドライブバーであって、前記第1のドライブバーストラットが、前記長手方向軸から横方向に離れて延びる第1の横方向部分を含み、前記第2のドライブバーストラットが、前記長手方向軸から横方向に離れて延びる第2の横方向部分を含み、これにより、前記第1のドライブバーストラットおよび前記第2のドライブバーストラットの各々が、前記長手方向軸に垂直なL字形断面プロファイルを形成する、細長いドライブバーと、
前記細長いドライブバーの遠位端部において前記第1のドライブバーストラットおよび前記第2のドライブバーストラットに接続されたドライブピンと、
前記長手方向軸に沿って延在し前記長手方向軸に沿って並進可能なブレードであって、前記第1のドライブバーストラットおよび前記第2のドライブバーストラットの間に横方向に配置され、前記第1の横方向部分と前記第2の横方向部分との間に配置される、ブレードと、を備える
外科用鉗子。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記第1のドライブバーストラットおよび前記第2のドライブバーストラットの各々が、それぞれの長い横方向部分から離れる角度で横方向に屈曲するぞれぞれの短い横方向折り曲げ部分を含むように、かつ前記第1のドライブバーストラットおよび前記第2のドライブバーストラットのそれぞれの前記長い横方向部分が互いに平行に配置されるように、前記L字形断面プロファイルが配置される、請求項1に記載の外科用鉗子。
【請求項3】
ジョーアセンブリをさらに備え、前記ジョーアセンブリが、
前記外側シャフトに回転中心周りに枢動可能に接続された第1のジョーであって、前記ドライブピンをそれを通って受け入れるようなサイズおよび形状を有する第1のトラックを有する第1のジョーと、
前記外側シャフトに接続された第2のジョーと、を含む、請求項1に記載の外科用鉗子。
【請求項4】
前記細長いドライブバーが前記外側シャフト内で並進可能であり、これにより、前記ドライブピンを前記第1のトラックへと駆動し、前記ジョーアセンブリを、前記第1のジョーおよび前記第2のジョーが枢動可能に離れている第1の位置と、前記第1のジョーが前記第2のジョーに向けて枢動可能に移動する第2の位置との間で移動させる、請求項3に記載の外科用鉗子。
【請求項5】
長手方向軸を定義する外側シャフトと、
前記長手方向軸に沿って前記外側シャフトを通って延びる内側シャフトと、
ドライブバーであって、
各々が前記長手方向軸に沿って前記内側シャフトの内腔を通って延び、それぞれの長さ方向に沿ってL字形プロファイルを有する第1のドライブバーストラットおよび第2のドライブバーストラットであって、前記L字形プロファイルが、個々のドライブバーストラットの前記長手方向軸に垂直な断面であり、前記第1のドライブバーストラットおよび前記第2のドライブバーストラットが、それぞれの長い横方向部分から離れる角度で横方向に屈曲するぞれぞれの短い横方向折り曲げ部分を含むように、かつ前記第1のドライブバーストラットおよび前記第2のドライブバーストラットのそれぞれの前記長い横方向部分が互いに平行に配置されるように、前記L字形プロファイルが配置される、第1のドライブバーストラットおよび第2のドライブバーストラットと、
前記ドライブバーの遠位端部において前記第1のドライブバーストラットおよび前記第2のドライブバーストラットに接続されたドライブピンと、を含む、ドライブバーと、
ジョーアセンブリであって、
前記外側シャフトに回転中心周りに枢動可能に接続された第1のジョーであって、前記ドライブピンをそれを通って受け入れるようなサイズおよび形状を有する第1のトラックを有する第1のジョーと、
前記外側シャフトに接続された第2のジョーと、を含む、ジョーアセンブリと、
前記長手方向軸に沿って前記ドライブバーを通って延在し、前記第1のドライブバーストラットと前記第2のドライブバーストラットとの間に前記第1のドライブバーストラットおよび前記第2のドライブバーストラットのそれぞれの前記長い横方向部分と平行に配置される、ブレードと、を備え、
前記ブレードが、前記内側シャフトから遠位方向に前記第1のジョーの前記回転中心を超えて延びるように並進可能であり、
前記ドライブバーが前記外側シャフト内で並進可能であり、これにより、前記ドライブピンを前記第1のトラックへと駆動し、前記ジョーアセンブリを、前記第1のジョーおよび前記第2のジョーが枢動可能に離れている第1の位置と、前記第1のジョーが前記第2のジョーに向けて枢動可能に移動する第2の位置との間で移動させる、
外科用鉗子。
【請求項6】
前記第2のジョーが、前記外側シャフトに前記回転中心周りに枢動可能に接続され、
前記第2のジョーが、前記ドライブピンをそれを通って受け入れるようなサイズおよび形状を有する第2のトラックを有し、
前記ドライブバーが、前記外側シャフト内で並進可能であり、これにより、前記ドライブピンを前記第1のトラックおよび前記第2のトラックの両方へと駆動し、前記第1のジョーと前記第2のジョーとをそれぞれ前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動させ、ここで、前記第1のジョーおよび前記第2のジョーは、互いに向けて枢動可能に移動する、請求項5に記載の外科用鉗子。
【請求項7】
前記第1のトラックおよび前記第2のトラックへの前記ドライブバーの横方向の並進は、前記第1のジョー及び前記第2のジョーを前記回転中心周りにおよび互いに向けて同時に枢動する、請求項6に記載の外科用鉗子。
【請求項8】
前記第1のドライブバーストラットおよび前記第2のドライブバーストラットの各々が、
それを通って前記ドライブピンを受け入れるようなサイズおよび形状を有するドライブピン開口部と、
対応するそれぞれの前記ドライブピン開口部の近くに配置される軸方向トラックであって、それぞれの各ドライブピン開口部により画定される断面積が、対応するそれぞれの軸方向トラックにより画定される断面積よりも小さい、軸方向トラックと、を含む、請求項5に記載の外科用鉗子。
【請求項9】
前記内側シャフトが、前記第1のドライブバーストラットおよび前記第2のドライブバーストラットのそれぞれの前記短い横方向折り曲げ部分をそれぞれ受け入れるようなサイズおよび形状を有する第1の対の嵌合特徴であって、前記第1のドライブバーストラットおよび前記第2のドライブバーストラットに嵌合する第1の対の嵌合特徴を含む、請求項5に記載の外科用鉗子。
【請求項10】
前記内側シャフトが、前記第1のドライブバーストラットおよび前記第2のドライブバーストラットのそれぞれの前記長い横方向部分をそれぞれ受け入れるようなサイズおよび形状を有する第2の対の嵌合特徴を含む、請求項9に記載の外科用鉗子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(優先権主張)
本出願は、2019年3月29日に出願された「BLADE ASSEMBLY FOR FORCEPS」と題する米国特許出願第62/826,532号の優先権を主張し、その開示は、参照によりその全体が組み込まれる。この出願はまた、2019年3月29日に出願された「SLIDER ASSEMBLY FOR FORCEPS」と題する米国特許出願第62/826,522号の優先権を主張し、その開示は、参照によりその全体が組み込まれる。この出願はまた、2019年5月1日に出願された「FORCEPS WITH CAMMING JAWS」と題する米国特許出願第62/841,476号の優先権を主張し、その開示は、参照によりその全体が組み込まれる。この出願はまた、2020年3月24日に出願された「FORCEPS DEVICES AND METHODS」と題する米国特許出願第62/994,220号の優先権を主張し、その開示は、参照によりその全体が組み込まれる。
続きを表示(約 2,900 文字)【0002】
この文書は、一般に、限定するものではないが、鉗子などの外科用装置、特に、組織を把持、操作、及び/又は治療するように構成された作動可能なジョーを有する鉗子装置に関する。
【背景技術】
【0003】
本開示は、鉗子装置などの外科用装置に関する。鉗子装置(以下、単に鉗子と呼ぶ)は、限定するものではないが、電気外科用鉗子を含み、腹腔鏡及び開腹手術などの外科的処置に使用されることが多い。鉗子は、解剖学的特徴、例えば血管又は別の組織を操作、係合、把持し、又はその他の方法で影響し合うために使用され得る。
【0004】
鉗子は、エンドエフェクタを含み得て、エンドエフェクタは、回転可能、開放可能、閉鎖可能、伸長可能、後退可能、及び電気外科エネルギー又は超音波などの入力を供給可能なもののうちの1つ以上である。例えば、鉗子の遠位端部に位置するジョーは、鉗子のハンドピースの要素を介して作動されて、ジョーを開閉させ、それによって血管又は別の組織を係合させることができる。鉗子はまた、伸長可能及び後退可能なブレード、又は別のエンドエフェクタタイプの装置を含み得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
例示的な鉗子は、カムスロット又はトラックを備えた1つ以上のフランジと、1対のドライブバーストラットから形成されたドライブバーとによって促進される作動可能なジョーを有して、本明細書に開示される。ドライブバーは、ドライブピン(カミング又はカムピン)を受け取り、ドライブピンをカムスロットに沿って並進させて、鉗子を閉位置と開位置との間で移行させることができる。本発明者らは、ドライブバーを改善して、鉗子の設計及び製造を簡素化し、コストを削減し、別の構成要素のために利用可能な空間を最大化し得ることを認識した。一例では、ドライブバーは、1対のドライブバーストラットを含み得て、1対のドライブバーストラットは1つの例では、2つの実質的に同一のプレートから形成される。2つのプレートは、内側シャフトに、例えば、内側シャフトに設けられたスロットにスナップすることによって別々に結合できる。実質的に同一の2つのプレートを使用でき、ドライブバーのパーツを事前に組み立てる必要なしに、ドライブバーを内側シャフトに結合することで、鉗子の設計と製造が簡素化され、コストが削減され、別の構成要素のために利用可能な空間が最大化され得る 。
【0006】
一例では、外科用鉗子は、ドライブピンと、長手方向軸を定義する外側シャフトと、外側管に枢動可能に接続された第1のジョーであって、第1のジョーがその近位部分に配置された第1のセットのフランジを含み、第1のセットのフランジの各フランジがドライブピンを受け入れる第1のトラックを含む第1のジョーと、外側管に枢動可能に接続された第2のジョーであって、第2のジョーがその近位部分に配置された第2のセットのフランジを含み、第2のセットの各フランジがドライブピンを受け入れる第2のトラックを含む第2のジョーと、外側シャフト内に配置されて、長手方向軸に沿って延在する内側シャフトと、内側シャフトに結合され、内側シャフトから遠位に延びるドライブバーと、を含み得る。ドライブバーは内側シャフトの遠位部分から延在し、第1のセット及び第2のセットのフランジの横内側方に配置された1対のドライブバーストラットを含み、ドライブピンは1対のドライブバーストラットに固定可能であり、ここでドライブバーは外側シャフト内を並進可能であり、ドライブピンを第1のセットのトラック及び第2のセットのトラックに沿って駆動し、第1のジョーと第2のジョーを開位置と閉位置との間で移動させる。
【0007】
別の例では、外科用鉗子は、ドライブピンと、長手方向軸に沿って延在する外側シャフトと、それぞれ外側シャフトに対して枢動可能な第1のジョー及び第2のジョーであって、第1のジョーは第1のセットのフランジを含み、各第1のフランジは、その中にドライブピンを受け入れる第1のトラックを含み、第2のジョーは第2のセットのフランジを含み、各第2のフランジは、その中にドライブピンを受け入れる第2のトラックを含む、第1のジョー及び第2のジョーと、外側シャフト内に配置されて、長手方向軸に沿って延在する内側シャフトと、内側シャフトに結合されて、内側シャフトから遠位方向に延在するドライブバーと、を含み得る。ドライブバーは、内側シャフトから延びて別々に結合された第1のドライブバーストラットと、内側シャフトから延びて別々に結合された第2のドライブバーストラットとを含み、ドライブピンは第1及び第2のドライブバーに接続され、ドライブバーは外側シャフト内で並進可能であり、ドライブピンを第1のセットのトラックと第2のセットのトラックに沿って並進させて、第1のジョー及び第2のジョーを開位置と閉位置との間で移動させる。
【0008】
別の例では、外科用鉗子は、ドライブピンと、長手方向軸を定義する外側シャフトと、外側管に枢動可能に接続された第1のジョーを含み、第1のジョーは、第1のジョーの近位部分に配置された第1のセットのフランジを含み、第1のセットのフランジの各フランジはドライブピンを受け入れる第1のトラックを含む。鉗子は、外側管に接続された第2のジョーと、外側シャフト内に配置されて、長手方向軸に沿って延在する内側シャフトと、内側シャフトに結合され、内側シャフトから遠位方向に延びるドライブバーとを含み得る。ドライブバーは、内側シャフトの遠位部分から延在する1対のドライブバーストラットを含み、ドライブピンは1対のドライブバーストラットに固定可能であり、ここでドライブバーは外側シャフト内を並進可能であって、ドライブピンを第1のセットのトラックに沿って駆動し、第1のジョーを第2のジョーに対して開位置と閉位置との間で移動させ、またブレードは内側シャフト及びドライブバー内に配置され、第1のジョーと第2のジョーとの間を伸長するように並進可能であり、ここで各ドライブバーストラットは、L字形プレートを形成するドライブバーストラットの第1の縁から延びる突起を含み、ブレードの第1の縁、第2の縁、第1の面、及び第2の面はドライブバーに接触しない。
【0009】
本明細書に記載の特徴は、鉗子以外の別の装置、例えば、治療、診断、及び撮像を実行するための医療装置(例えば、器具)と共に使用され得る。装置及び方法は、様々な医療領域で使用することができ、限定するものではないが、一般外科、婦人科、泌尿器科、呼吸器科、心臓血管、又は別の任意の適切な領域を含む。
【0010】
この概要は、本特許出願の主題の概要を提供することを意図している。本発明の排他的又は網羅的な説明を提供することを意図するものではない。詳細な説明は、本特許出願に関する更なる情報を提供するために含まれている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
錠剤撒き器
5か月前
個人
歯の掃除具
2か月前
個人
歯茎みが品
10日前
個人
身体牽引装置
3か月前
個人
塗り薬塗り具
1か月前
個人
導電香
3日前
個人
乗馬テラピー
3か月前
個人
クリップ
17日前
個人
染毛方法
2か月前
個人
片足歩行支援具
18日前
個人
収納容器
1か月前
個人
発熱器具
2か月前
個人
健康器具
1か月前
個人
眼科診療車
25日前
個人
挟圧手工爪矯正具
5か月前
個人
鼻腔拡張具
5か月前
個人
動体視力強化装置
3か月前
株式会社コロナ
脱臭機
5か月前
個人
磁器治療器
3か月前
株式会社コーセー
化粧料
18日前
東レ株式会社
下肢着用具
3か月前
株式会社 MTG
浴用剤
4日前
株式会社コーセー
美爪料
18日前
個人
除菌システム
18日前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
5か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
2か月前
個人
血管硬化度算出方法
3か月前
株式会社ナカニシ
生検針
3か月前
個人
避難困難者救出台車
25日前
大正製薬株式会社
内服液剤
3か月前
株式会社ニデック
眼科装置
3か月前
株式会社ダリヤ
皮膚洗浄剤
5か月前
株式会社MIC
陰茎補助具
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
17日前
個人
Dr.なかまつよい耳
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
続きを見る