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公開番号2025013534
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024194504,2022190666
出願日2024-11-06,2018-03-28
発明の名称コラゲナーゼ産生の改良された方法
出願人エンド ベンチャーズ アンリミテッド カンパニー
代理人個人
主分類A61K 38/46 20060101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】コラゲナーゼ産生の改良された方法を提供すること。
【解決手段】単離され、かつ精製されたコラゲナーゼを含む薬物製品であって、中性プロテアーゼを本質的に含まない、薬物製品。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
単離され、かつ精製されたコラゲナーゼを含む薬物製品であって、中性プロテアーゼを本質的に含まない、薬物製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2017年3月28日に出願された米国特許仮出願第62/477,846号の優先権を主張し、これは、法により許容される最大範囲までその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,100 文字)【0002】
本発明は、コラゲナーゼ産生およびコラゲナーゼ製品の分野、特にコラゲナーゼIおよびコラゲナーゼII組成物の再現性、純度、および安定性の改良に関し、組成物は、逆相高圧液体クロマトグラフィー(RP-HPLC)により測定された場合に少なくとも95面積%純粋であり、かつ中性プロテアーゼを本質的に含まない。
【背景技術】
【0003】
C.ヒストリチクムの発酵から高度に純粋な(少なくとも95%純粋な)コラゲナーゼを製造するためのプロセスが、特許文献1で以前に記載されている。コラゲナーゼIおよびIIは、哺乳動物中に最も豊富にある構造タンパク質であるコラーゲンを分解する酵素である。これらの酵素は、さまざまなコラーゲン介在疾患、例えば、デュプイトラン拘縮、ペロニー病、脂肪腫、および癒着性関節包炎の治療のために使用される。特許文献2および特許文献3は、デュプイトラン病の治療におけるコラゲナーゼ調製物の使用を開示している。特許文献4は、ペロニー病の治療におけるコラゲナーゼ調製物の使用を開示している。特許文献5および特許文献6は、脂肪腫の治療におけるコラゲナーゼの使用を開示している。特許文献7は、癒着性関節包炎の治療におけるコラゲナーゼの使用を開示している。特許文献8および特許文献9は、セルライトを治療するためのコラゲナーゼの使用を開示している。
【0004】
コラゲナーゼの主な供給源は、C.ヒストリチクムの発酵からである。C.ヒストリチクムコラゲナーゼIおよびコラゲナーゼIIを含む注射用製剤は、商標名XIAFLEX(登録商標)の下で販売されており、デュプイトラン拘縮およびペロニー病の治療のために米国食品医薬品局から認可されている。注射用製剤は、欧州および他の国では、XIAPEX(登録商標)と呼ばれている。コラゲナーゼIおよびコラゲナーゼIIについてのアミノ酸配列は、それぞれcolGおよびcolH遺伝子によりコードされている。colGについてのアミノ酸配列は、GenBankアクセッション番号D87215および非特許文献1に記載されており、colHについてのアミノ酸配列は、GenBankアクセッション番号D29981および非特許文献2に記載されている。コラゲナーゼAUXIは、約113kDaの分子量を有するおおよそ1000個のアミノ酸からなる単一ポリペプチド鎖を有する。コラゲナーゼAUXIIも、約112kDaの分子量を有するおおよそ1000個のアミノ酸からなる単一ポリペプチド鎖を有する。
【0005】
コラゲナーゼIおよびコラゲナーゼIIは、金属プロテアーゼであり、その活性のために固く結合した亜鉛および緩く結合したカルシウムを必要とする(非特許文献3)。コラゲナーゼIおよびコラゲナーゼIIの両方は、コラーゲンのすべての型に対して幅広い特異性を有する(非特許文献4)。これらのコラゲナーゼは、生理的条件下でコラーゲンの三重らせん領域を加水分解することにより、コラーゲンを消化する(非特許文献4)。各コラゲナーゼは異なる特異性を示すが(すなわち、各々は切断のために異なる好ましいアミノ酸配列を有する)、併せて、それらはコラーゲンに対して相乗的な活性を有する(非特許文献5;非特許文献6)。
【0006】
療法において使用するためのコラゲナーゼは、哺乳動物、真菌類、および細菌供給源を含むさまざまな供給源から得られる場合がある。粗コラゲナーゼの1つの一般的供給源は、細菌の発酵プロセスから、具体的には、クロストリジウム・ヒストリチクム(Clostridium histolyticum)(C.ヒストリチクム)の発酵からである。C.ヒストリチクムから得られた粗コラゲナーゼは、多数のクロマトグラフィー技法のいずれかを用いて精製され得る。しかし、さまざまな毒素を含む、コラゲナーゼ以外の多くの他の酵素が、発酵液の中へと分泌される。
【0007】
特許文献10で以前に記載されているように、コラゲナーゼを産生する発酵中のこれらの毒素の機能を調査するために、C.ヒストリチクム004株から分泌された毒素のゲノム配列決定および分析を実施した。調査した毒素は、アルファ毒素(致死因子)、ベータ毒素(I型およびII型コラゲナーゼ)、ガンマ毒素(クロストリパイン)、デルタ毒素(中性プロテアーゼ)、イプシロン毒素(酸素不安定性ヘモリジン)であった。ゲノム配列分析に基づいて、コラゲナーゼおよびクロストリパインのみが、004株の機能的毒素であると考えられた。他の毒素は、C.ヒストリチクムタンパク質と各モデルタンパク質との間の必須アミノ酸配列の差異に基づいて、非機能的であると考えられた。
【0008】
中性プロテアーゼ(NP)とも知られているデルタ毒素は、C.ヒストリチクムからの金属プロテアーゼである。中性プロテアーゼは、金属プロテアーゼのM4ファミリーのメンバーであり、MEROPSペプチダーゼデータベースによれば、中性プロテアーゼは、共通配列モチーフ、基質特異性、およびコファクター要件を含む、M4ファミリーと構造的類似性を有する。テルモリシンは、M4ファミリーのうち、最も研究され、かつ理解されている酵素である。この研究に関連して、バチルス・サーモプロテオリティカス(Bacillus thermoproteolyticus)からのテルモリシンが以前クローニングされ、かつ配列決定され、そしてその情報は、GenBankにアクセッション番号CAA54291として登録された。テルモリシンは、34.6kDaの成熟酵素分子量を有する亜鉛金属プロテアーゼである。テルモリシンおよびM4ペプチドファミリーのすべてのメンバーは、シグナルペプチド、プロ配列、および成熟配列から構成される。
【0009】
テルモリシンが細胞により産生される場合、これは、成熟酵素配列の前にあるタンパク質プロ配列がテルモリシンを阻害するため、不活性酵素(プロ酵素)として開始する。プロ配列は、分泌されたプロ酵素の大きさの3分の2を表し、一方で成熟酵素は、3分の1を表す。テルモリシン中のプロ配列は、自己触媒的に切断され、その目的とする環境において成熟酵素の活性化をもたらす。テルモリシン分泌ストラテジーは、中性プロテアーゼと共有され、C.ヒストリチクム中性プロテアーゼがまた不活性プロテアーゼとして開始することを結論付けるための根拠であった。同様に、その成熟形態でのC.ヒストリチクム中性プロテアーゼは、Herber(特許文献10)および非特許文献7において記載されているように、テルモリシンと同様の分子量を有する。
【0010】
その合成、分泌、活性化、および基質特異性におけるテルモリシンの類似性により、テルモリシンは、C.ヒストリチクム004株からの中性プロテアーゼのためのモデルとなる。テルモリシンと中性プロテアーゼとの間のこれらの特質は、共有された構造的特徴に基づいて類似しているが、2つの酵素の間には、配列差異が存在する。本発明に関連して、Herber(特許文献10)における、デルタ毒素の以前のゲノム分析およびテルモリシンに対するホモロジー比較は、中性プロテアーゼは成長培地中に分泌された可能性があるが、自己触媒部位における異なるコンセンサス配列に起因して活性でなかったことを結論付けた。
(【0011】以降は省略されています)

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