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公開番号2025013373
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024189772,2021077344
出願日2024-10-29,2021-04-30
発明の名称画像形成装置
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人信友国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250117BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像形成後の画像読取りを適正に行うことができると共に、定着後の印刷媒体上に形成された画像の劣化を防ぐことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】印刷媒体を搬送する搬送路の途中の第1の箇所に配置され、印刷媒体の一方の面に画像を形成し、形成された画像を加熱により定着させる画像形成部と、第1の箇所よりも搬送方向の下流の第2の箇所に配置され、印刷媒体に冷却用のエアーを吹き付けて冷却する冷却部と、第2の箇所よりも搬送方向の下流の第3の箇所に配置され、画像形成部で印刷媒体に形成された画像を読取る読取部とを備える。そして、第1の箇所と第2の箇所との間に、印刷媒体の他方の面に接するガイド部材を設け、印刷媒体の一方の面に接するガイド部材を設けない。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
印刷媒体を搬送する搬送路と、
前記搬送路の途中の第1の箇所に配置され、前記印刷媒体の一方の面に画像を形成し、形成された画像を加熱により定着させる画像形成部と、
前記搬送路の途中の前記第1の箇所よりも搬送方向の下流の第2の箇所に配置され、前記印刷媒体に冷却用のエアーを吹き付けて冷却する冷却部と、
前記搬送路の途中の前記第2の箇所よりも搬送方向の下流の第3の箇所に配置され、前記画像形成部で前記印刷媒体に形成された画像を読取る読取部と、を備え、
前記搬送路の前記第1の箇所と前記第2の箇所との間に、前記印刷媒体の他方の面に接する1つ又は複数のガイド部材を設け、前記印刷媒体の前記一方の面に接するガイド部材を設けないことを特徴とする
画像形成装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記読取部は、前記印刷媒体に形成された画像を読取るイメージセンサであり、
前記読取部が配置された前記搬送路の前記第3の箇所よりも搬送方向の下流の第4の箇所に、前記印刷媒体に形成された画像の色を計測する測色計が配置されることを特徴とする
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記読取部が配置された前記搬送路の前記第3の箇所と、前記測色計が配置された前記搬送路の前記第4の箇所との間にも、前記印刷媒体を搬送するガイド部材を設けたことを特徴とする
請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記ガイド部材は、金属製のローラで構成したことを特徴とする
請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記冷却部から吹き付ける冷却のエアーは、前記印刷媒体を搬送する搬送路の搬送方向の上流側に抜けるようにしたことを特徴とする
請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記冷却部から吹き付ける冷却のエアーが抜ける経路には、前記搬送路のガイド部材を配置しないことを特徴とする
請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記冷却部が配置された前記搬送路の前記第2の箇所と、前記読取部が配置された前記搬送路の前記第3の箇所との間には、前記印刷媒体の前記一方の面に接するガイド部材を設けたことを特徴とする
請求項1乃至6の何れか一項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記ガイド部材は、前記印刷媒体の搬送に連動して従動するローラで構成したことを特徴とする
請求項1乃至7の何れか一項に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、特にイメージセンサ又は測色計を備えて形成された画像を読取る際に適用される技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置にて、紙やフィルム等の印刷媒体に印刷を行う際には、印刷媒体に印刷された画像をスキャナなどで読取り、読取った画像データを印刷原稿データと比較して、正しく印刷できたか否かを検査している。
このような検査としては、例えば、印刷された画像全体をスキャナで読取って、印刷画像に汚れの有無やインクの付着量が正しいか等の印刷が適正かを判断している。また、スキャナで検査を行う際には、印刷された画像の少なくとも一部の色を測色計で計測し、測色計で計測した色に基づいて、スキャナで読取ったデータの色のキャリブレーションを行って、スキャナで読取った画像の色検査を正しく行うようにしている。
【0003】
特許文献1には、連続紙の両面に印刷する画像形成装置において、定着工程の後に連続紙を冷却ファンで冷却する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-98764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、画像形成装置で画像形成を行う際には、印刷媒体に形成されたトナー画像を、熱定着工程で定着させる必要がある。この定着工程を行う際には、印刷画像を高温に加熱する必要がある。ここで、上述したように画像形成した後の工程で、スキャナなどで形成された画像を読取って検査を行う上では、常温に戻った印刷媒体上の画像を検査するのが好ましい。具体的には、印刷媒体の温度によって色が変化するサーモクロミズム現象が発生するため、正確に色を検査するためには常温での読取りが必要である。また、読取部を構成するスキャナや測色計には、使用可能な温度範囲があり、高温での読取りは好ましくない。
【0006】
したがって、画像形成装置で形成された画像をスキャナ等で読取る際には、印刷媒体が常温に戻ってから読取らせるのが好ましい。このため、例えば特許文献1に記載されるように、画像形成装置の定着部を通過した連続紙を冷却ファンで冷却させることで、連続紙を積極的に冷却することが考えられる。冷却ファンを設ける以外の構成で、印刷媒体を冷却させるものとしては、例えば印刷媒体の搬送路に金属製のローラを配置して、そのローラとの接触で冷却することが知られている。
【0007】
一方、定着工程で印刷媒体が加熱されることによる別の問題として、加熱された印刷媒体が搬送路に配置されたローラと接触することで、印刷画像にムラなどの劣化を発生させることが知られている。すなわち、定着工程で加熱された後、トナーに含まれたワックスが硬化する温度に低下する前に、画像形成面がローラと接触することで、印刷画像にムラ等の劣化が生じることがあった。
【0008】
このため、印刷媒体が定着部を通過した後、画像劣化を防ぐためには、印刷媒体が常温に戻るまでの搬送路で、画像形成面がローラと接触するのは好ましくない。しかしながら、例えば特許文献1に記載された印刷機の構成のように、通常、印刷媒体の搬送路には多数のローラが配置されている。したがって、従来の印刷機では、印刷媒体が定着部を通過した直後にも、画像形成面がローラと接触する構成となっており、印刷媒体がローラと接触するため、ある程度の画質劣化が避けられない状況であった。
【0009】
本発明は、画像形成後の画像読取りを適正に行うことができると共に、定着後の印刷媒体上に形成された画像の劣化を防ぐことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の画像形成装置は、印刷媒体を搬送する搬送路と、搬送路の途中の第1の箇所に配置され、印刷媒体の一方の面に画像を形成し、形成された画像を加熱により定着させる画像形成部と、搬送路の途中の前記第1の箇所よりも搬送方向の下流の第2の箇所に配置され、印刷媒体に冷却用のエアーを吹き付けて冷却する冷却部と、搬送路の途中の第2の箇所よりも搬送方向の下流の第3の箇所に配置され、画像形成部で印刷媒体に形成された画像を読取る読取部と、を備え、搬送路の第1の箇所と第2の箇所との間に、印刷媒体の他方の面に接するガイド部材を設け、印刷媒体の一方の面に接するガイド部材を設けないことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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