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公開番号
2025013348
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024175673,2021517768
出願日
2024-10-07,2019-11-19
発明の名称
分割インターロイキン模倣体およびその使用
出願人
ユニバーシティ オブ ワシントン
,
University of Washington
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07K
14/54 20060101AFI20250117BHJP(有機化学)
要約
【課題】分割インターロイキン模倣体およびその使用に関する。
【解決手段】活性化されると、IL-2受容体βγCヘテロ二量体(IL-2RβγC)
、IL-4受容体αγCヘテロ二量体(IL-4RαγC)、またはIL-13受容体a
サブユニット(IL-13Rα)に結合する条件付きで活性な受容体アゴニストが、条件
付きで活性な受容体アゴニストの成分および条件付きで活性な受容体アゴニストを使用す
るための方法と同様に開示される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
第1のポリペプチド成分および第2のポリペプチド成分を含む、非天然の条件付きで活性な受容体アゴニストであって、前記第1のポリペプチド成分および前記第2のポリペプチド成分が、融合タンパク質に存在せず、前記第1のポリペプチド成分および前記第2のポリペプチド成分が、全体として、ドメインX1、X2、X3、およびX4を含み、
(a)X1が、ペプチド
TIFF
2025013348000230.tif
11
170
の全長と、少なくとも25%、27%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、98%、または100%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(b)X2が、任意のらせん形ペプチドドメインであり、
(c)X3が、ペプチド
TIFF
2025013348000231.tif
10
170
の全長と、少なくとも25%、27%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、98%、または100%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(d)X4が、ペプチド
TIFF
2025013348000232.tif
10
170
の全長と、少なくとも25%、27%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、98%、または100%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(i)括弧内のアミノ酸残基が、存在するか、または存在しない場合があり、
(ii)前記第1のポリペプチド成分が、X1、X2、X3、およびX4のうちの少なくとも1つを含むが、X1、X2、X3、およびX4の各々を含まず、
(iii)前記第2のポリペプチド成分が、前記第1のポリペプチド成分に存在しないX1、X2、X3、およびX4の各々を含み、
前記第1のポリペプチド成分および前記第2のポリペプチド成分が、個々に活性な受容体アゴニストではなく、前記第1のポリペプチド成分および前記第2のポリペプチドが相互作用して、IL-2受容体βγ
c
ヘテロ二量体(IL-2Rβγ
c
)、IL-4受容体αγ
c
ヘテロ二量体(IL-4Rαγ
c
)、IL-13アルファ、またはIL-4Rアルファ/IL13Rアルファのヘテロ二量体の活性なアゴニストを形成する、条件付きで活性な受容体アゴニスト。
続きを表示(約 3,100 文字)
【請求項2】
(a)X1が、ペプチド
TIFF
2025013348000233.tif
12
170
の全長と、少なくとも70%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(b)X2が、任意のらせん形ペプチドドメインであり、
(c)X3が、ペプチド
TIFF
2025013348000234.tif
12
170
の全長と、少なくとも70%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(d)X4が、ペプチド
TIFF
2025013348000235.tif
12
170
の全長と、少なくとも70%同一のアミノ酸配列を含むペプチドである、請求項1に記載の条件付きで活性な受容体アゴニスト。
【請求項3】
(a)X1が、ペプチド
TIFF
2025013348000236.tif
14
170
の全長と、少なくとも85%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(b)X2が、任意のらせん形ペプチドドメインであり、
(c)X3が、ペプチド
TIFF
2025013348000237.tif
13
170
の全長と、少なくとも85%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(d)X4が、ペプチド
TIFF
2025013348000238.tif
12
170
の全長と、少なくとも85%同一のアミノ酸配列を含むペプチドである、請求項1に記載の条件付きで活性な受容体アゴニスト。
【請求項4】
(a)X1が、ペプチド
TIFF
2025013348000239.tif
14
170
の全長と同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(b)X2が、任意のらせん形ペプチドドメインであり、
(c)X3が、ペプチド
TIFF
2025013348000240.tif
13
170
の全長と同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(d)X4が、ペプチド
TIFF
2025013348000241.tif
13
170
の全長と同一のアミノ酸配列を含むペプチドである、請求項1に記載の条件付きで活性な受容体アゴニスト。
【請求項5】
(a)X1が、ペプチド
TIFF
2025013348000242.tif
12
170
の全長と、少なくとも25%、27%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、98%、または100%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(b)X3が、ペプチド
TIFF
2025013348000243.tif
11
170
の全長と、少なくとも25%、27%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、98%、または100%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(c)X4が、ペプチド
TIFF
2025013348000244.tif
15
170
(配列番号6の全長と、少なくとも25%、27%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、98%、または100%同一のアミノ酸配列を含むペプチドである、請求項1に記載の条件付きで活性な受容体アゴニスト。
【請求項6】
(a)X1が、ペプチド
TIFF
2025013348000245.tif
12
170
の全長と、少なくとも65%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(b)X3が、ペプチド
TIFF
2025013348000246.tif
12
170
の全長と、少なくとも65%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(c)X4が、ペプチド
TIFF
2025013348000247.tif
12
170
の全長と、少なくとも65%同一のアミノ酸配列を含むペプチドである、請求項1に記載の条件付きで活性な受容体アゴニスト。
【請求項7】
(a)X1が、ペプチド
TIFF
2025013348000248.tif
12
170
の全長と、少なくとも75%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(b)X3が、ペプチド
TIFF
2025013348000249.tif
12
170
の全長と、少なくとも75%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(c)X4が、ペプチド
TIFF
2025013348000250.tif
13
170
の全長と、少なくとも75%同一のアミノ酸配列を含むペプチドである、請求項1に記載の条件付きで活性な受容体アゴニスト。
【請求項8】
(a)X1が、ペプチド
TIFF
2025013348000251.tif
12
170
の全長と、少なくとも80%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(b)X3が、ペプチド
TIFF
2025013348000252.tif
12
170
の全長と、少なくとも80%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(c)X4が、ペプチド
TIFF
2025013348000253.tif
13
170
の全長と、少なくとも80%同一のアミノ酸配列を含むペプチドである、請求項1に記載の条件付きで活性な受容体アゴニスト。
【請求項9】
(a)X1が、ペプチド
TIFF
2025013348000254.tif
12
170
の全長と、少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(b)X3が、ペプチド
TIFF
2025013348000255.tif
12
170
の全長と、少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(c)X4が、ペプチド
TIFF
2025013348000256.tif
12
170
の全長と、少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むペプチドである、請求項1に記載の条件付きで活性な受容体アゴニスト。
【請求項10】
X2が、少なくとも8アミノ酸の長さである、請求項1~9のいずれか一項に記載の条件付きで活性な受容体アゴニスト。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
相互参照
本出願は、2018年11月20日に出願された米国仮特許出願第62/770152号に基づく優先権を主張し、該出願を参照することにより、該出願全体を本明細書の一部として組み込む。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
がん治療用のIL-2およびIL-4など、主要な免疫サイトカインであるインターロイキンの大きな可能性により、変異および/または化学修飾によってそれらの治療特性を改善するための多くの試みが展開された。しかしながら、これらのアプローチは、天然IL-2またはIL-4と密接に結び付いているため、低い安定性およびIL-2受容体αサブユニット(IL-2Rα)、IL-4受容体αγ
c
ヘテロ二量体(IL-4Rαγ
c
)、またはIL-13受容体αサブユニット(IL-13Rα)に対する結合などの望ましくない特性を排除することができない。
【発明の概要】
【0003】
一態様において、本開示は、第1のポリペプチド成分および第2のポリペプチド成分を含む、非天然の条件付きで活性な受容体アゴニストを提供し、第1のポリペプチド成分および第2のポリペプチド成分は融合タンパク質に存在せず、第1のポリペプチド成分および第2のポリペプチド成分は、全体として、ドメインX1、X2、X3、およびX4を含み、
(a)X1は、ペプチド
【0004】
TIFF
2025013348000001.tif
10
170
【0005】
の全長と、少なくとも25%、27%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、98%、または100%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(b)X2は、少なくとも8アミノ酸の長さのらせん形ペプチドドメインであり、
(c)X3は、ペプチド
【0006】
TIFF
2025013348000002.tif
10
170
【0007】
の全長と、少なくとも25%、27%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、98%、または100%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(d)X4は、ペプチド
【0008】
TIFF
2025013348000003.tif
11
170
【0009】
の全長と、少なくとも25%、27%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、98%、または100%同一のアミノ酸配列を含むペプチドであり、
(i)括弧内のアミノ酸残基は、存在するか、または存在しない場合があり、
(ii)第1のポリペプチド成分は、X1、X2、X3、およびX4のうちの少なくとも1つを含むが、X1、X2、X3、およびX4の各々を含まず、
(iii)第2のポリペプチド成分は、第1のポリペプチド成分に存在しないX1、
X2、X3、およびX4の各々を含み、
第1のポリペプチド成分および第2のポリペプチド成分は、個々に活性な受容体アゴニストではなく、第1のポリペプチド成分および第2のポリペプチドは相互作用して、IL-2受容体βγ
c
ヘテロ二量体(IL-2Rβγ
c
)、IL-4受容体αγ
c
ヘテロ二量体(IL-4Rαγ
c
)、IL-13アルファ、またはIL-4Rアルファ/IL13Rアルファのヘテロ二量体の活性なアゴニストを形成する。第1および第2のポリペプチドの多数の実施形態が本明細書で提供される。例示的な実施形態において、
(i)第1のポリペプチド成分は、X1、X2、X3、およびX4のうちの1つを含み、第2のポリペプチド成分は、第1のポリペプチド成分に存在しないX1、X2、X3、およびX4のうちの3つを含み、または
(ii)第1のポリペプチド成分は、X1、X2、X3、およびX4のうちの2つを含み、第2のポリペプチド成分は、第1のポリペプチド成分に存在しないX1、X2、X3、およびX4のうちの2つを含む。他の例示的な実施形態において、
(i)第1のポリペプチドは、X1を含み、第2のポリペプチドは、X2、X3、およびX4を含み、
(ii)第1のポリペプチドは、X2を含み、第2のポリペプチドは、X1、X3、およびX4を含み、
(iii)第1のポリペプチドは、X3を含み、第2のポリペプチドは、X1、X2、およびX4を含み、
(iv)第1のポリペプチドは、X4を含み、第2のポリペプチドは、X1、X2、およびX3を含み、
(v)第1のポリペプチドは、X1およびX2を含み、第2のポリペプチドは、X3およびX4を含み、
(vi)第1のポリペプチドは、X1およびX3を含み、第2のポリペプチドは、X2およびX4を含み、
(vii)第1のポリペプチドは、X1およびX4を含み、第2のポリペプチドは、X2およびX3を含み、
(viii)第1のポリペプチドは、X2およびX3を含み、第2のポリペプチドは、X1およびX4を含み、
(ix)第1のポリペプチドは、X2およびX4を含み、第2のポリペプチドは、X1およびX3を含み、
(x)第1のポリペプチドは、X3およびX4を含み、第2のポリペプチドは、X1およびX2を含み、
(xi)第1のポリペプチドは、X1、X2、およびX3を含み、第2のポリペプチドは、X4を含み、
(xii)第1のポリペプチドは、X1、X2、およびX4を含み、第2のポリペプチドは、X3を含み、
(xiii)第1のポリペプチドは、X1、X3、およびX4を含み、第2のポリペプチドは、X2を含み、または
(xiv)第1のポリペプチドは、X2、X3、およびX4を含み、第2のポリペプチドは、X1を含む。
【0010】
他の例示的な実施形態において、第1のポリペプチド成分および第2のポリペプチド成分は、非共有結合し得、かつ/または第1のポリペプチド成分および第2のポリペプチド成分は、受容体を介して互いに間接的に結合し得る。さらなる例示的な実施形態において、第1のポリペプチド成分は、第1の標的ドメインをさらに含み、かつ/または第2のポリペプチド成分は、第2の標的ドメインをさらに含み、一部の実施形態において、第1の標的ドメインは、存在する場合、第1のポリペプチドとの翻訳融合物であり、第2の標的ドメインは、存在する場合、第2のポリペプチドとの翻訳融合物である。一部の実施形態において、標的ドメインは、細胞表面タンパク質に結合し得る。
(【0011】以降は省略されています)
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