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公開番号2025012947
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023116160
出願日2023-07-14
発明の名称ゴム部材成型方法
出願人TOYO TIRE株式会社
代理人弁理士法人蔦田特許事務所
主分類B29D 30/08 20060101AFI20250117BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】長尺ゴム部材の形状を安定化できるゴム部材成型方法を提供する。
【解決手段】実施形態のゴム部材成型方法は、所定の容量を有する押し出し機11から長尺ゴム部材を押し出して成型ドラム15に貼り付けてタイヤ用円筒ゴム部材を成型するゴム部材成型方法において、押し出し機11は、1本の長尺ゴム部材の押し出しにおける後期の押し出し速さを、1本の長尺ゴム部材の押し出しにおける前期の押し出し速さよりも遅くすることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ゴムの押し出し機から長尺ゴム部材を押し出して成型ドラムに貼り付け、タイヤ用円筒ゴム部材を成型するゴム部材成型方法において、
1本の前記長尺ゴム部材の押し出しにおいて、押し出し後期の押し出し速さが、押し出し前期の押し出し速さよりも遅いことを特徴とする、ゴム部材成型方法。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
1本の前記長尺ゴム部材が、前記押し出し機のゴム容量より多くのゴムからなる、請求項1に記載のゴム部材成型方法。
【請求項3】
前記ゴム容量と同量のゴムの押し出しが完了する前に、前記長尺ゴム部材の押し出し速さが遅くなる、請求項2に記載のゴム部材成型方法。
【請求項4】
複数本の前記長尺ゴム部材が所定の時間間隔で押し出され、それぞれの長尺ゴム部材の押し出しにおいて、押し出し後期の押し出し速さが、押し出し前期の押し出し速さよりも遅い、請求項1~3のいずれか1項に記載のゴム部材成型方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はゴム部材成型方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のように、タイヤ用の円筒ゴム部材(トレッド、インナーライナー、スキージー等)は、押し出し機から押し出した長尺ゴム部材をフォーマ(成型ドラム)に巻き付けることにより成型される。
【0003】
押し出し機は、内部にゴム材料が入るバレル、バレル内に設けられたスクリュー、バレルからの長尺ゴム部材の押し出し口を有する口金、等から構成されている。押し出し機では、原料ゴムがバレルへ投入され、投入された原料ゴムがバレルにおいて加熱されつつスクリューにより混練され、口金から長尺ゴム部材として押し出される。
【0004】
押し出し機から押し出された長尺ゴム部材がフォーマに巻き付けられることにより1つの円筒ゴム部材の成型が終わると、押し出し機の口金からの押し出しが一旦停止される。押し出しが停止している間に、バレルに溜まっているゴムが加熱される。次の円筒ゴム部材の成型が始まると、バレルで加熱されていたゴムが口金から押し出され、バレルのゴムが減った分、新しい低温のゴムがバレルへ投入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-192795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、バレルに入るゴムの量には上限があり、バレルの容量が1つの円筒ゴム部材の成型に要するゴムの量よりも小さい場合がある。この場合、長尺ゴム部材の先頭部分の押し出しの際は、押し出し開始前からバレルで十分加熱されたゴムが押し出されるが、長尺ゴム部材の後尾部分の押し出しの際は、押し出し開始後にバレルへ投入された加熱不十分なゴムが押し出されることになる。
【0007】
また、バレルが大きくバレルの容量が1つの円筒ゴム部材の成型に要するゴムの量より大きい場合でも、押し出し機の口金から遠い場所にあるゴムが、口金に近い場所にあるゴムよりも低温になる傾向がある。この場合、1つの円筒ゴム部材の成型において、成型開始直後には高温のゴムが口金から押し出されるが、高温のゴムが全て押し出された後には比較的低温のゴムが押し出されることになる。
【0008】
発明者が調査した結果、加熱不十分で低温のゴムが押し出されるときには、口金付近でのゴムの圧力が脈動してしまい、そのことが、押し出される長尺ゴム部材の形状の不安定化の原因になっていることが明らかになった。
【0009】
本発明は以上の実情に鑑みてなされたものであり、長尺ゴム部材の形状を安定化できるゴム部材成型方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は以下に示される実施形態を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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