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公開番号2025012877
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023116042
出願日2023-07-14
発明の名称直動案内装置
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類F16C 29/06 20060101AFI20250117BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】潤滑ユニットにおける潤滑剤供給部材の収容スペースを確保しつつ、潤滑ユニットが取付けられたスライダをコンパクトにできる直動案内装置を提供する。
【解決手段】案内レールを跨ぐようにスライド自在に係合するスライダと、スライダの軸方向の端部に取付けられた潤滑ユニットと、を備える直動案内装置であって、潤滑ユニットは、潤滑剤を前記案内レール側に供給する潤滑剤供給部材と、潤滑剤供給部材を収容する収容部が形成されたケースとを有し、収容部は、ケースを軸方向に貫通する空間を有し、潤滑剤供給部材の少なくとも一部は、ケースを軸方向に貫通する空間に収容される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
案内レールを跨ぐようにスライド自在に係合するスライダと、前記スライダの軸方向の端部に取付けられた潤滑ユニットと、を備える直動案内装置であって、
前記潤滑ユニットは、潤滑剤を前記案内レール側に供給する潤滑剤供給部材と、前記潤滑剤供給部材を収容する収容部が形成されたケースとを有し、
前記収容部は、前記ケースを軸方向に貫通する空間を有し、前記潤滑剤供給部材の少なくとも一部は、前記ケースを軸方向に貫通する空間に収容されることを特徴とする直動案内装置。
続きを表示(約 88 文字)【請求項2】
前記潤滑剤供給部材の前記スライダの軸方向の長さは、前記ケースの前記スライダの軸方向の長さ以下にしたことを特徴とする請求項1に記載の直動案内装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、潤滑ユニットが取付けられたスライダを有する直動案内装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、直動案内装置は、軸方向に延びる案内レールと、案内レールに相対移動可能に跨架されたスライダと、を備え、案内レール及びスライダに形成された転動体転動溝間を循環する複数の転動体(ボール)を介して、スライダが案内レール上を軸方向に相対移動する。このような直動案内装置は、各種生産設備の直線移動機構に多用されている。この直動案内装置を、長期間に亘って安定して使用するためには、転動体転動溝及びボールに十分な量の潤滑剤を供給して、潤滑状態を良好に維持することが重要である。
【0003】
特許文献1には、潤滑剤を含有する多孔質の潤滑剤供給部材をケース内に収容してスライダの端部に取り付け、案内レールの転動体転動溝に接触する潤滑剤供給部材から潤滑剤を供給するようにした直動案内軸受装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-40389号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1の潤滑ユニット33は、図9に示すように、潤滑剤を含有する潤滑剤供給部材50と、該潤滑剤供給部材50を収容するケース40とを有し、前記ケース40は、案内レール20が挿通される部分を凹設することによりコ字状に形成され、潤滑剤供給部材50の外周を覆う外周壁41とスライダ30の軸方向端部側に覆う端壁42とによって、潤滑剤供給部材を収容する収容部43が形成されている。また、ケース40は、スライダ30のスライド方向である軸方向に沿って形成されたネジ挿通部47により、スライダ30端部のエンドキャップ32側に取付固定可能に構成されている。
【0006】
しかしながら、スライダ30は、軸方向端部側に潤滑ユニット33が取付けられることにより軸方向が大型化するため、これによりスライダ30が案内レール20に沿って移動可動な範囲が制限される場合がある。
【0007】
その一方で、潤滑ユニット33は、潤滑剤供給部材50と、これを収容するケース40の軸方向の厚さを薄くすることによって、スライダ30の全長方向をコンパクトに構成することができるが、この場合は、ケース40に収容可能な潤滑剤供給部材の寸法が小さくなるため、潤滑ユニット33が含有可能な潤滑剤が少なくなる。
【0008】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、潤滑ユニットにおける潤滑剤供給部材の収容スペースを確保し、スライダをよりコンパクトにできる直動案内装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 案内レールを跨ぐようにスライド自在に係合するスライダと、前記スライダの軸方向の端部に取付けられた潤滑ユニットと、を備える直動案内装置であって、
前記潤滑ユニットは、潤滑剤を前記案内レール側に供給する潤滑剤供給部材と、前記潤滑剤供給部材を収容する収容部が形成されたケースとを有し、
前記収容部は、前記ケースを軸方向に貫通する空間を有し、前記潤滑剤供給部材の少なくとも一部は、前記ケースを軸方向に貫通する空間に収容されることを特徴とする直動案内装置。
(2) 前記潤滑剤供給部材の前記スライダの軸方向の長さは、前記ケースの前記スライダの軸方向の長さ以下にしたことを特徴とする(1)に記載の直動案内装置。
【発明の効果】
【0010】
本発明の直動案内装置によれば、潤滑ユニットを構成するケースは、軸方向の少なくとも一部を貫通させることにより潤滑剤供給部材が収容可能な収容部が形成されるため、ケース内に潤滑剤供給部材をスペース効率良く収容できる。また、収容部の容量を落とすことなくケースの軸方向を短く形成することができるため、潤滑ユニットが取付けられたスライダの全長方向をよりコンパクトに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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