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公開番号2025012627
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115600
出願日2023-07-14
発明の名称施術器
出願人株式会社ミヤコケミカル
代理人個人
主分類A61N 1/36 20060101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】二つの周波数のオーダー(桁数)に関わらず、二つの電気信号を良好に重畳して出力可能な施術器を提供すること。
【解決手段】第2交流駆動回路40を第1交流駆動回路30よりもハイサイド側(高電位側)に配置すると共に、第2交流駆動回路40の出力部47a,47bをダイオードD1,D2を介して架橋し、かつ、ダイオードD1,D2間に電圧制御回路32と電極切替回路34との接続部Cp1を配置する。これにより、第2交流駆動回路40から出力される電気信号の周波数オーダー(桁数)に関わらず、当該第2交流駆動回路40から出力される電気信号が短絡することがないため、EMS施術に適した電気信号と高周波による温熱施術に適した電気信号とを互いに干渉させることなく良好に重畳して、出力端子T1,T2から出力することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
生体に接触可能な第1および第2導子を有し、電源から供給される電力に基づく電気刺激を該第1および第2導子を介して生体に付与する施術器であって、
前記第1および第2導子が接続される第1および第2出力端子と、
前記電源からの電力が入力される第1入力部と、該第1入力部と前記第1および第2出力端子とに接続されると共に前記第1入力部に入力された前記電力を第1周波数の第1電気信号に変換して出力可能な第1変換部と、を有する第1交流駆動回路と、
前記第1入力部から前記第1出力端子への電流の流れを許容する一方、前記第1出力端子から前記第1入力部への電流の流れを規制するよう前記第1入力部と前記第1出力端子との間に配置された第1規制部と、
前記第1入力部から前記第2出力端子への電流の流れを許容する一方、前記第2出力端子から前記第1入力部への電流の流れを規制するよう前記第1入力部と前記第2出力端子との間に配置された第2規制部と、
前記電源からの電力が入力される第2入力部と、該第2入力部に接続されると共に前記第2入力部に入力された電力を前記第1周波数より高い第2周波数の第2電気信号に変換して出力可能な第2変換部と、該第2変換部に接続された第1および第2出力部と、を有し、前記第1出力部が前記第1規制部と前記第1出力端子との間に接続されると共に、前記第2出力部が前記第2規制部と前記第2出力端子との間に接続された第2交流駆動回路と、
を備える施術器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1規制部は、第1アノードおよび第1カソードを有する第1ダイオードであり、
前記第1アノードは、前記第1入力部に接続されており、
前記第1カソードは、前記第1出力部に接続されており、
前記第2規制部は、第2アノードおよび第2カソードを有する第2ダイオードであり、
前記第2アノードは、前記第1入力部に接続されており、
前記第2カソードは、前記第2出力部に接続されている
請求項1に記載の施術器。
【請求項3】
前記第1変換部は、一端が前記第1出力部に接続されると共に他端が前記第1出力端子に接続された第1スイッチング素子と、一端が前記第2出力部に接続されると共に他端が前記第2出力端子に接続された第2スイッチング素子と、一端が前記第1出力端子に接続されると共に他端がグラウンドに接地された第3スイッチング素子と、一端が前記第2出力端子に接続されると共に他端がグラウンドに接地された第4スイッチング素子と、前記第1ないし第4スイッチング素子を駆動可能なスイッチング回路と、を有しており、
前記第2変換部は、前記第2入力部に接続された一次側巻線と、前記第1および第2出力部に接続されると共に前記一次側巻線に対して絶縁された二次側巻線と、を有するトランスを備えている
請求項1または2に記載の施術器。
【請求項4】
前記第1変換部を制御可能な制御部をさらに備え、
該制御部は、前記電源からの電力が前記第1入力部に供給される第1モードにおいて、前記第1および第4スイッチング素子をオンすると共に前記第2および第3スイッチング素子をオフする第1状態と、前記第1および第4スイッチング素子をオフすると共に前記第2および第3スイッチング素子をオンする第2状態と、を交互に繰り返し実行するよう前記第1変換部を制御する
請求項3に記載の施術器。
【請求項5】
前記制御部は、前記電源からの電力が前記第2入力部のみに供給される第2モードにおいて、前記第1および第3スイッチング素子をオンすると共に前記第2および第4スイッチング素子をオフするよう前記第1変換部を制御する
請求項4に記載の施術器。
【請求項6】
前記第1周波数は、0.1Hz~100kHzの周波数帯であり、
前記第2周波数は、200kHz~4MHzの周波数帯である
請求項1または2に記載の施術器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体に接触可能な第1および第2導子を有し、電源から供給される電力に基づく電気刺激を第1および第2導子を介して生体に付与する施術器に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
特開2014-64735号公報(特許文献1)には、皮膚に当接される一対の電極と、低周波の第1の電気信号を生成すると共に出力端子が当該一対の電極に接続された第1電気信号生成手段と、高周波の第2の電気信号を生成すると共に出力端子が一対のコンデンサを介して第1電気信号生成手段の出力端子に接続された第2電気信号生成手段と、を備え、低周波の第1の電気信号と高周波の第2の電気信号とを重畳して一対の電極に出力することで、皮膚に電気刺激を与える施術器が記載されている。
【0003】
当該施術器は、低周波の第1の電気信号と高周波の第2の電気信号とが重畳された電気信号を皮膚に与えるため、皮膚の比較的広い範囲,かつ,皮膚の比較的下層部分の施術と、皮膚の比較的狭い範囲,かつ,皮膚の比較的上層部分の施術と、を同時に行うことができると共に、電気刺激に対する慣れの発生を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-64735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した公報に記載の施術器は、二つの周波数のオーダー(桁数)が大きく異なるような場合、例えば、低周波の第1の電気信号が100Hzで、高周波の第2の電気信号が2MHzのような場合には、良好に重畳することができるが、二つの周波数のオーダー(桁数)が同じで近似している場合、例えば、低周波の第1の電気信号が100kHzで、高周波の第2の電気信号が200kHzのような場合には、高周波の第2の電気信号(200kHz)がコンデンサを介して短絡し、低周波の第1の電気信号(100kHz)と干渉して、重畳することができなくなる。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、二つの周波数のオーダー(桁数)に関わらず、二つの電気信号を良好に重畳して出力可能な施術器を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の施術器は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
【0008】
本発明に係る施術器の好ましい形態によれば、生体に接触可能な第1および第2導子を有し、電源から供給される電力に基づく電気刺激を第1および第2導子を介して生体に付与する施術器が構成される。当該施術器は、第1および第2導子が接続される第1および第2出力端子と、第1交流駆動回路と、第1規制部と、第2規制部と、第2交流駆動回路と、を備えている。第1交流駆動回路は、電源からの電力が入力される第1入力部と、当該第1入力部と第1および第2出力端子とに接続された第1変換部と、を有している。第1変換部は、第1入力部に入力された電力を第1周波数の第1電気信号に変換して出力可能である。第1規制部は、第1入力部から第1出力端子への電流の流れを許容する一方、第1出力端子から第1入力部への電流の流れを規制するように、第1入力部と第1出力端子との間に配置されている。また、第2規制部は、第1入力部から第2出力端子への電流の流れを許容する一方、第2出力端子から第1入力部への電流の流れを規制するように、第1入力部と第2出力端子との間に配置されている。第2交流駆動回路は、電源からの電力が入力される第2入力部と、当該第2入力部に接続された第2変換部と、当該第2変換部に接続された第1および第2出力部と、を有している。また、第2交流駆動回路は、第1出力部が第1規制部と第1出力端子との間に接続されると共に、前記第2出力部が前記第2規制部と前記第2出力端子との間に接続されている。なお、第2変換部は、第2入力部に入力された電力を第1周波数より高い第2周波数の第2電気信号に変換して出力可能である。ここで、第1周波数は、0.1Hz~100kHzの周波数帯であり、第2周波数は、200kHz~4MHzの周波数帯である構成とすることができる。
【0009】
本発明によれば、第2交流駆動回路の第1および第2出力部が、第1および第2規制部と第1および第2出力端子の間に接続される構成、換言すれば、第2交流駆動回路が第1交流駆動回路のハイサイド側(高電位側)に配置されると共に、第2交流駆動回路の第1および第2出力部が第1および第2規制部を介して架橋され、かつ、第1および第2規制部間に第1交流駆動回路の第1入力部が接続される構成であるため、第2周波数のオーダー(桁数)に関わらず、第2電気信号が短絡することがない。即ち、第2周波数のオーダー(桁数)が第1周波数のオーダー(桁数)と乖離する場合のみならず、第2周波数のオーダー(桁数)が第1周波数のオーダー(桁数)とが近似する場合においても、第2電気信号が短絡することがない。これにより、第1および第2電気信号が互いに干渉することがない。この結果、第1および第2電気信号を良好に重畳して、第1および第2出力端子から出力することができる。また、二つの電気信号を一対の出力端子(第1および第2出力端子)から出力する構成であるため、二つの電気信号それぞれを出力するために各電気信号に対応させて一対の出力端子を配置する構成に比べて、第1および第2導子における出力端子を配置するためのスペースの省スペース化を図ることができる。これにより、空いたスペースに他の要素、例えば、超音波振動子を配置することができるため、装置の大型化を抑制しながら、電気刺激による施術に加えて、超音波振動による施術を行うことができる施術器を実現することができる。なお、第2周波数を200kHz~4MHzの周波数帯に構成することで熱を発生させ、当該生体の内側の深層部から温めて、代謝を促すことができるため、?身効果や美肌効果を奏することができる。これにより、第1周波数を、例えば、Electric Muscle Stimulation(電気的筋肉刺激法、以下、「EMS」という。)に適した周波数や、エレクトロポレーション(以下、「EP」という。)に適した周波数、あるいは、イオン導入に適した周波数に設定することにより、生体を温めながら筋肉運動させたり、生体を温めながら美容液を導入させたりすることができるため、施術時間の短縮を図りながらも施術効果をより一層向上することができる。
【0010】
本発明に係る施術器の更なる形態によれば、第1規制部は、第1アノードおよび第1カソードを有する第1ダイオードである。第1アノードは、第1入力部に接続されている。第1カソードは、第1出力部に接続されている。また、第2規制部は、第2アノードおよび第2カソードを有する第2ダイオードである。第2アノードは、第1入力部に接続されている。第2カソードは、第2出力部に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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