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公開番号2025012603
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115547
出願日2023-07-14
発明の名称組電池
出願人プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/296 20210101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子部材の強度の低下を抑制する。
【解決手段】端子部材500は、複数の電池セルのうちの少なくとも1つの電池セルと電気的に接続される。ホルダ600は、積層体の端部に位置し、端子部材500を第1の方向から挿入することによって、端子部材500を固定可能である。端子部材500は、第1部分510と、第2部分520とを含む。第1部分510は、第1の方向に直交する方向に延びる。第2部分520は、第1部分510の端部から第1の方向に向けて屈曲し、第1の方向に沿う。ホルダ600は、爪部630を含む。爪部630は、少なくとも一部が第2部分520と対向する。第2部分520には、第1部分510に達しないように配置され、爪部630と係合可能な開口521が設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電池セルが並んで配置された積層体と、
前記複数の電池セルのうちの少なくとも1つの電池セルと電気的に接続される端子部材と、
前記積層体の端部に位置し、前記端子部材を第1の方向から挿入することによって、前記端子部材を固定可能なホルダとを備え、
前記端子部材は、前記第1の方向に直交する方向に延びる第1部分と、前記第1部分の端部から前記第1の方向に向けて屈曲し、前記第1の方向に沿う第2部分とを含み、
前記ホルダは、少なくとも一部が前記第2部分と対向する爪部を含み、
前記第2部分には、前記第1部分に達しないように配置され、前記爪部と係合可能な開口が設けられている、組電池。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記複数の電池セルは、前記第1の方向に直交する第2の方向に並んで配置され、
前記ホルダは、前記積層体の前記第2の方向の端部に位置している、請求項1に記載の組電池。
【請求項3】
前記爪部は、前記第2部分から見て、前記積層体が配置される側とは反対側に位置している、請求項1または請求項2に記載の組電池。
【請求項4】
前記ホルダには、前記第2部分を受け入れ可能な空間が設けられ、
前記ホルダは、前記空間において前記第1の方向に直交する方向から前記第2部分を挟持する複数の突起部を含む、請求項1または請求項2に記載の組電池。
【請求項5】
ボルト部材をさらに備え、
前記端子部材の前記第1部分には、前記ボルト部材が挿通可能な貫通孔が設けられている、請求項1または請求項2に記載の組電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、組電池に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
蓄電モジュールの構成を開示した先行技術文献として、特開2019-3737号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された蓄電モジュールは、第1外部接続バスバーと、外部接続バスバープロテクタとを備える。第1外部接続バスバーは、一端と、他端において一端と直交するように屈曲するボルト締結部とを含む。外部接続バスバープロテクタは、固定爪を含む。第1外部接続バスバーには、ボルト締結部に連なる屈曲部に固定爪が係止する開口部が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-3737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された蓄電モジュールにおいては、電池セルに電気的に接続される端子部材における第1の平面部分と第1の平面部分の端部から屈曲する第2の平面部分とに連なるように、端子部材と端子部材を固定するホルダとを係合させるための開口が設けられている。このため、端子部材における開口の占有面積が大きく、端子部材の強度を低下させる可能性がある。
【0005】
本技術は、上記の課題を解決するためになされたものであって、端子部材の強度の低下を抑制することができる、組電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術は、以下の組電池を提供する。
[1]
複数の電池セルが並んで配置された積層体と、
前記複数の電池セルのうちの少なくとも1つの電池セルと電気的に接続される端子部材と、
前記積層体の端部に位置し、前記端子部材を第1の方向から挿入することによって、前記端子部材を固定可能なホルダとを備え、
前記端子部材は、前記第1の方向に直交する方向に延びる第1部分と、前記第1部分の端部から前記第1の方向に向けて屈曲し、前記第1の方向に沿う第2部分とを含み、
前記ホルダは、少なくとも一部が前記第2部分と対向する爪部を含み、
前記第2部分には、前記第1部分に達しないように配置され、前記爪部と係合可能な開口が設けられている、組電池。
[2]
前記複数の電池セルは、前記第1の方向に直交する第2の方向に並んで配置され、
前記ホルダは、前記積層体の前記第2の方向の端部に位置している、[1]に記載の組電池。
[3]
前記爪部は、前記第2部分から見て、前記積層体が配置される側とは反対側に位置している、[1]または[2]に記載の組電池。
[4]
前記ホルダには、前記第2部分を受け入れ可能な空間が設けられ、
前記ホルダは、前記空間において前記第1の方向に直交する方向から前記第2部分を挟持する複数の突起部を含む、[1]から[3]のいずれか1つに記載の組電池。
[5]
ボルト部材をさらに備え、
前記端子部材の前記第1部分には、前記ボルト部材が挿通可能な貫通孔が設けられている、[1]から[4]のいずれか1つに記載の組電池。
【発明の効果】
【0007】
本技術によれば、端子部材の強度の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本技術の一実施の形態に係る組電池の構成を示す斜視図である。
本技術の一実施の形態に係る組電池のカバー部材を除いて組電池の内部構造を示す斜視図である。
本技術の一実施の形態に係る組電池が備える電池セルの構成を示す斜視図である。
本技術の一実施の形態に係る組電池が備える端子部材とホルダとの接続状態を示す斜視図である。
図4の端子部材およびホルダをV-V線矢印方向から見た部分断面図である。
本技術の一実施の形態に係る端子部材をホルダに挿入する状態を示す斜視図である。
本技術の一実施の形態に係るホルダの爪部周辺の構成を示す断面斜視図である。
図5のホルダをVIII-VIII線矢印方向から見た部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本技術の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
【0010】
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本技術の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本技術にとって必ずしも必須のものではない。また、本技術は、本実施の形態において言及する作用効果を必ずしもすべて奏するものに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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