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公開番号
2025012479
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115338
出願日
2023-07-13
発明の名称
離型フィルムおよび転写フィルム
出願人
尾池工業株式会社
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
B32B
9/00 20060101AFI20250117BHJP(積層体)
要約
【課題】大気中での熱負荷がかかるプロセスでも適用可能な耐熱性を有し、転写フィルムに用いる際に、軽剥離性を有する離型層として適切な離型フィルムおよび転写フィルムを提供する。
【解決手段】基材と、剥離層とをこの順に有し、剥離層は、ダイヤモンドライクカーボンを含み、剥離層の波長550nmにおける屈折率nは、1.92~2.25であり、剥離層の波長550nmにおける消衰係数kは、0.159~0.792である、離型フィルム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、剥離層とをこの順に有し、
前記剥離層は、ダイヤモンドライクカーボンを含み、
前記剥離層の波長550nmにおける屈折率nは、1.92~2.25であり、
前記剥離層の波長550nmにおける消衰係数kは、0.159~0.792である、離型フィルム。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記剥離層の表面の純水接触角は、34~77°である、請求項1記載の離型フィルム。
【請求項3】
前記剥離層のラマン分光分析におけるグラファイト成分の半値幅は、137.0~162.4である、請求項1または2記載の離型フィルム。
【請求項4】
前記剥離層上に、スパッタリングにより形成された、厚み108~122nmの銅層をさらに有し、
大気圧下で180℃の雰囲気下で加熱処理を90分行った後の、前記剥離層と前記銅層との間の、速度50mm/分における180度剥離力は、34N/m以下である、請求項1または2記載の離型フィルム。
【請求項5】
請求項1または2記載の離型フィルムと、前記離型フィルム上に形成された銅層とを備える、転写フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、離型フィルムおよび転写フィルムに関する。より詳細には、本発明は、熱負荷がかかるプロセスでも適用可能な耐熱性を有し、転写フィルムに用いる際に、軽剥離性を有する離型層として適切な離型フィルムおよび転写フィルムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、離型フィルムを備えた転写フィルムとして、フィルム/離型層/銅層の構成の離型フィルム付き銅箔が開発されている(特許文献1)。特許文献1の離型フィルム付き銅箔は、銅層の厚みが0.5~3.0μmであり、銅層の表面には5~50nmの結晶粒が、面積比で65%以上含まれている。また、特許文献1の離型フィルム付き銅箔において、離型層は、厚みが0.5~5.0nmである炭素層であり得ることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-30350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の銅箔は、転写フィルム用の離型層として適切な剥離力を有していない。特に、特許文献1に記載の銅箔は、真空中あるいは還元雰囲気中での熱負荷に限定され、大気中で熱負荷がかかるプロセスでも適用可能な耐熱性を有していない。
【0005】
本発明は、このような従来の発明に鑑みてなされたものであり、大気中での熱負荷がかかるプロセスでも適用可能な耐熱性を有し、転写フィルムに用いる際に、軽剥離性を有する離型層として適切な離型フィルムおよび転写フィルムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、鋭意検討した結果、基材に形成される剥離層として、ダイヤモンドライクカーボンを含む剥離層を採用し、かつ、剥離層の屈折率および消衰係数を特定の範囲となるよう調整したことにより、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、上記課題を解決する本発明の離型フィルムおよび転写フィルムには、以下の構成が主に含まれる。
【0007】
(1)基材と、剥離層とをこの順に有し、前記剥離層は、ダイヤモンドライクカーボンを含み、前記剥離層の波長550nmにおける屈折率nは、1.92~2.25であり、前記剥離層の波長550nmにおける消衰係数kは、0.159~0.792である、離型フィルム。
【0008】
このような構成によれば、離型フィルムは、大気中で熱負荷がかかるプロセスでも適用可能な耐熱性を有する。また、離型フィルムは、転写フィルムに用途に用いられる場合において、軽剥離性を有し、離型層として適切である。
【0009】
(2)前記剥離層の表面の純水接触角は、34~77°である、(1)記載の離型フィルム。
【0010】
このような構成によれば、離型フィルムは、離型層上に銅層を設けた場合に、銅層との剥離性が優れる。
(【0011】以降は省略されています)
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