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公開番号
2025013054
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023116342
出願日
2023-07-14
発明の名称
反射フィルム
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人いくみ特許事務所
主分類
B32B
15/08 20060101AFI20250117BHJP(積層体)
要約
【課題】金属反射層に対する黒化層の密着性を確保しつつ、金属反射層および黒化層の腐食を抑制するのに適した、反射フィルムを提供する。
【解決手段】本発明の反射フィルムXは、基材フィルム10と、基材フィルム10上の金属反射層20と、金属反射層20上の無機黒化層30と、無機黒化層30上の金属酸化物層40とを備える。無機黒化層30は、金属化合物と単体金属とを含む無機黒化層である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材フィルムと、
前記基材フィルム上の金属反射層と、
前記金属反射層上の無機黒化層であって、金属化合物と単体金属とを含む無機黒化層と、
前記無機黒化層上の金属酸化物層とを備える、反射フィルム。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記金属反射層がアルミニウム層である、請求項1に記載の反射フィルム。
【請求項3】
前記単体金属が銅である、請求項1に記載の反射フィルム。
【請求項4】
前記金属酸化物層が酸化インジウム層である、請求項1に記載の反射フィルム。
【請求項5】
前記金属酸化物層の厚さが5nm以上である、請求項1に記載の反射フィルム。
【請求項6】
前記金属酸化物層における前記無機黒化層とは反対側に硬化樹脂層を更に備える、請求項1から5のいずれか一つに記載の反射フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、反射フィルムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、画像表示面を有する液晶パネルと、当該パネルの背面に向けて光を出射するバックライトと、これらを収容する筐体とを備える。筐体は、画像表示面まわりの枠としてのベゼル部を有する。ベゼル部内の内壁面には、反射フィルムが配置される。この反射フィルムは、バックライトからの光がベゼル部から漏れ出るのを防止するために用いられる(漏光の防止)。このような反射フィルムは、例えば、下記の特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-184443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、白色樹脂フィルムと、金属反射層と、黒インキ層とを厚さ方向にこの順で備える反射フィルムが記載されている。特許文献1によると、金属反射層は、アルミニウムなどの金属から形成されている。黒インキ層は、白色樹脂フィルム上の金属反射層の表面に対する黒インキの印刷により、形成される。黒インキは、樹脂バインダと、黒色顔料とを含有する。黒インキ層の好ましい厚さは、0.5~3μmである。黒インキ層においてピンホールが形成されるのを防止する観点から、複数の黒インキ層が積層されるのが好ましい。このような黒インキ層付きの反射フィルムにおいては、金属反射層による光反射と、黒インキ層による遮光とにより、上述の漏光が防止される。
【0005】
しかしながら、特許文献1の反射フィルムにおいては、金属反射層に対する黒インキ層の密着性が不十分である。
【0006】
樹脂バインダを含有する黒インキ層には、同層の形成後に圧縮残留応力が生じやすい。黒インキ層において金属反射層に固定される側の圧縮残留応力よりも、露出面側(金属反射層とは反対側)の圧縮残留応力は大きい。また、黒インキ層が厚いほど、両側の圧縮残留応力の差は大きい。そして、黒インキ層の両側の圧縮残留応力の差が大きいほど、金属反射層に対する黒インキ層の密着性は低い。密着性が不十分な黒インキ層には、剥がれが生じやすい。黒インキ層に剥がれが生じることにより、反射フィルムの漏光防止機能が損なわれる。
【0007】
一方、反射フィルムの金属反射層には、金属腐食が生じにくいことが強く求められる。反射フィルムにおいて、金属腐食による、反射特性などの光学特性の劣化を、抑制するためである。このような金属腐食の抑制は、反射フィルムにおいて、金属反射層以外の金属含有層にも求められる。
【0008】
本発明は、金属反射層に対する黒化層の密着性を確保しつつ、金属反射層および黒化層の腐食を抑制するのに適した、反射フィルムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明[1]は、基材フィルムと、前記基材フィルム上の金属反射層と、前記金属反射層上の無機黒化層であって、金属化合物と単体金属とを含む無機黒化層と、前記無機黒化層上の金属酸化物層とを備える、反射フィルムを含む。
【0010】
本発明[2]は、前記金属反射層がアルミニウム層である、上記[1]に記載の反射フィルムを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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