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公開番号2025005723
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106025
出願日2023-06-28
発明の名称配線回路基板集合体シートおよびその製造方法
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人いくみ特許事務所
主分類H05K 3/00 20060101AFI20250109BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】機能が高められた金属支持層を備えつつ、信頼性に優れるベース絶縁層および/または導体層を備える金属支持層を備える配線回路基板集合体シートおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】 配線回路基板集合体シート1の製造方法は、工程(1)と、工程(2)と、工程(3)と、を備える。工程(1)では、厚み方向の一方面にマーク部6を有する金属支持層2を準備する。工程(2)では、ベース絶縁層3を厚み方向における金属支持層2の一方面に形成する。工程(3)では、導体層4を厚み方向におけるベース絶縁層3の一方面に形成する。工程(1)は、工程(11)と、工程(12)と、を備える。工程(12)では、工程(11)の後に、第2金属層22を、厚み方向における第1金属層21の一方面に形成する。工程(2)を、工程(12)の後に、実施する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
厚み方向の一方面にマーク部を有する金属支持層を準備する工程(1)と、ベース絶縁層を厚み方向における前記金属支持層の一方面に形成する工程(2)と、導体層を厚み方向における前記ベース絶縁層の一方面に形成する工程(3)と、を備え、
前記工程(1)は、
凹部を有するマークを、厚み方向における第1金属層の一方面に形成する工程(11)と、
前記工程(11)の後に、第2金属層を、厚み方向における前記第1金属層の一方面に形成する工程(12)と、を備え、
前記工程(12)の後に、前記工程(2)を実施する、配線回路基板集合体シートの製造方法。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記第1金属層の前記一方面は、前記凹部の外側に位置する平坦面を有し、
前記凹部の最深部から前記平坦面までの長さLに対する、前記第2金属層の厚みTの比が、5.0以下である、請求項1に記載の配線回路基板集合体シートの製造方法。
【請求項3】
前記マーク部は、底部と、前記底部の周囲に配置される隆起部と、を有し、
前記底部の底から前記隆起部の頂きまでの厚み方向の長さである前記マーク部の深さDが、1μm以上である、請求項1に記載の配線回路基板集合体シートの製造方法。
【請求項4】
前記配線回路基板集合体シートは、マーク領域と、厚み方向に直交する方向において隣り合う回路領域であって、前記複数の配線回路基板が配置される回路領域とを備え、
前記工程(11)と、前記工程(12)とを、前記マーク領域で実施し、
前記工程(2)と、前記工程(3)とを、前記回路領域で実施する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の配線回路基板集合体シートの製造方法。
【請求項5】
マーク部を有する金属支持層と、ベース絶縁層と、導体層とを、厚み方向一方側に向かって順に備え、
前記金属支持層は、凹部を有するマークが形成された第1金属層と、第2金属層とを厚み方向の一方側に向かって順に備える、配線回路基板集合体シート。
【請求項6】
前記マーク部は、底部と、前記底部の周囲に配置される隆起部と、を有し、
前記底部の底から前記隆起部の頂きまでの厚み方向の長さである前記マーク部の深さDが、1μm以上である、請求項5に記載の配線回路基板集合体シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配線回路基板集合体シートおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
マーキング工程と、絶縁層形成工程とを備える配線回路基板集合体シートの製造法が知られている(例えば、下記特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に記載のマーキング工程では、金属支持層に、凹部を形成する。凹部がマークである。絶縁層形成工程は、マーキング工程の後に実施される。絶縁層形成工程では、マークが形成された金属支持基板の厚み方向の一方面に絶縁層を形成する。
【0004】
特許文献1に記載の方法では、マークをアライメントマークとして用いて絶縁層を精度よく形成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-176628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の配線回路基板集合体シートでは、金属支持層が1層であるので、金属支持層の機能を十分に高めることできないという不具合がある。
【0007】
そこで、金属支持層に第1金属層と第2金属層とを厚み方向に順に備えることが試案される。この試案においてマークを形成する場合は、マークの視認性の観点からは、絶縁層と接触する第2金属層に形成することとなる。しかし、その場合には、第1金属層と絶縁層とのアライメントを十分に図れない。換言すれば、第1金属層に対して絶縁層の管理が不十分となる。
【0008】
本発明は、機能が高められた金属支持層を備えつつ、第1金属層に対して十分に管理されたベース絶縁層および/または導体層を備える配線回路基板集合体シートおよびその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明[1]は、厚み方向の一方面にマーク部を有する金属支持層を準備する工程(1)と、ベース絶縁層を厚み方向における前記金属支持層の一方面に形成する工程(2)と、導体層を厚み方向における前記ベース絶縁層の一方面に形成する工程(3)と、を備え、前記工程(1)は、凹部を有するマークを、厚み方向における第1金属層の一方面に形成する工程(11)と、前記工程(11)の後に、第2金属層を、厚み方向における前記第1金属層の一方面に形成する工程(12)と、を備え、前記工程(12)の後に、前記工程(2)を実施する、配線回路基板集合体シートの製造方法を含む。
【0010】
この製造方法では、工程(1)は、マークを第1金属層に形成する工程(11)と、第2金属層を第1金属層に形成する工程(12)とを備え、工程(12)の後に、ベース絶縁層を形成する工程(2)を実施する。
(【0011】以降は省略されています)

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