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公開番号2025003180
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103710
出願日2023-06-23
発明の名称光学積層体の製造方法
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人籾井特許事務所
主分類G02B 5/30 20060101AFI20241226BHJP(光学)
要約【課題】高い品質を有する光学積層体を歩留まりよく提供すること。
【解決手段】光学積層体の製造方法は、基材53と、基材53に形成された吸収型偏光膜28と、吸収型偏光膜28に貼り合わせられた保護フィルム54とを有する第1積層体100を準備すること、第1積層体100を所定の形状に切断して枚葉状の第1積層体100を得ること、互いに対向する第一主面30aおよび第二主面30bを有する位相差部材30と、位相差部材30の第一主面30a側に配置された第一粘着剤層41とを有する、枚葉状の第2積層体200を準備すること、および、枚葉状の第1積層体100から保護フィルム54を剥離して、枚葉状の第2積層体200の第一粘着剤層41に枚葉状の第1積層体100の吸収型偏光膜28を貼り合わせること、を含み、吸収型偏光膜28の厚みは7μm以下であり、保護フィルム54の引張弾性率は、基材53の引張弾性率よりも小さい。
【選択図】図1C
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、前記基材に形成された吸収型偏光膜と、前記吸収型偏光膜に貼り合わせられた保護フィルムとを有する第1積層体を準備すること、
前記第1積層体を所定の形状に切断して枚葉状の第1積層体を得ること、
互いに対向する第一主面および第二主面を有する位相差部材と、前記位相差部材の前記第一主面側に配置された第一粘着剤層とを有する、枚葉状の第2積層体を準備すること、および、
前記枚葉状の第1積層体から前記保護フィルムを剥離して、前記枚葉状の第2積層体の前記第一粘着剤層に前記枚葉状の第1積層体の前記吸収型偏光膜を貼り合わせること、を含み、
前記吸収型偏光膜の厚みは7μm以下であり、
前記保護フィルムの引張弾性率は、前記基材の引張弾性率よりも小さい、
光学積層体の製造方法。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記保護フィルムの引張弾性率は1.0×10

Pa未満である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記吸収型偏光膜に対する前記保護フィルムの剥離力は0.01N/50mm未満である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項4】
前記保護フィルムは自己粘着性フィルムである、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記保護フィルムのヘイズは3%以上である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項6】
前記第一粘着剤層に前記吸収型偏光膜を貼り合わせた後、前記吸収型偏光膜から前記基材を剥離すること、を含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項7】
前記枚葉状の第2積層体は、前記切断後の前記第1積層体と同じ平面視形状を有する、請求項1に記載の製造方法。
【請求項8】
前記第2積層体は、前記位相差部材の前記第二主面側に配置された第二粘着剤層を有する、請求項1に記載の製造方法。
【請求項9】
前記第二粘着剤層の厚みは前記第一粘着剤層の厚みよりも大きい、請求項8に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学積層体の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置およびエレクトロルミネセンス(EL)表示装置(例えば、有機EL表示装置)に代表される画像表示装置が急速に普及している。画像表示装置においては、画像表示を実現し、画像表示の性能を高めるために、一般的に、位相差部材、偏光部材等の光学部材が用いられている(例えば、特許文献1を参照)。これらの光学部材は、予め一体化され、光学積層体として画像表示装置に搭載され得る。
【0003】
近年、画像表示装置の新たな用途が開発されている。例えば、Virtual Reality(VR)を実現するためのディスプレイ付きゴーグル(VRゴーグル)が製品化され始めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-103286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
画像表示装置の用途の広がりに伴い、上記光学部材を含む光学積層体に対し、従来以上の品質が求められる場合がある。例えば、光学積層体に含まれる光学部材の光学軸どうしが高精度に調整されていることが望まれる場合がある。
【0006】
上記に鑑み、高い品質を有する光学積層体を歩留まりよく提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1.本発明の実施形態による光学積層体の製造方法は、基材と、前記基材に形成された吸収型偏光膜と、前記吸収型偏光膜に貼り合わせられた保護フィルムとを有する第1積層体を準備すること、前記第1積層体を所定の形状に切断して枚葉状の第1積層体を得ること、互いに対向する第一主面および第二主面を有する位相差部材と、前記位相差部材の前記第一主面側に配置された第一粘着剤層とを有する、枚葉状の第2積層体を準備すること、および、前記枚葉状の第1積層体から前記保護フィルムを剥離して、前記枚葉状の第2積層体の前記第一粘着剤層に前記枚葉状の第1積層体の前記吸収型偏光膜を貼り合わせること、を含み、前記吸収型偏光膜の厚みは7μm以下であり、前記保護フィルムの引張弾性率は、前記基材の引張弾性率よりも小さい。
2.上記1に記載の製造方法において、上記保護フィルムの引張弾性率は1.0×10

Pa未満であってもよい。
3.上記1または2に記載の製造方法において、上記吸収型偏光膜に対する上記保護フィルムの剥離力は0.01N/50mm未満であってもよい。
4.上記1から3のいずれかに記載の製造方法において、上記保護フィルムは自己粘着性フィルムであってもよい。
5.上記1から4のいずれかに記載の製造方法において、上記保護フィルムのヘイズは3%以上であってもよい。
6.上記1から5のいずれかに記載の製造方法は、上記第一粘着剤層に上記吸収型偏光膜を貼り合わせた後、上記吸収型偏光膜から上記基材を剥離すること、を含んでもよい。
7.上記1から6のいずれかに記載の製造方法において、上記枚葉状の第2積層体は、上記切断後の上記第1積層体と同じ平面視形状を有してもよい。
8.上記1から7のいずれかに記載の製造方法において、上記第2積層体は、上記位相差部材の上記第二主面側に配置された第二粘着剤層を有してもよい。
9.上記8に記載の製造方法において、上記第二粘着剤層の厚みは上記第一粘着剤層の厚みよりも大きくてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の実施形態によれば、高い品質を有する光学積層体を歩留まりよく提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の1つの実施形態に係る光学積層体の製造工程例を示す図である。
図1Aに続く図である。
図1Bに続く図である。
VRゴーグルの表示システムの一例の概略の構成を示す模式図である。
光学積層体の詳細の一例を示す模式的な断面図である。
反射型偏光フィルムに含まれる多層構造の一例を示す模式的な斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図面は説明をより明確にするため、実施の形態に比べ、各部の幅、厚み、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、図面については、同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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