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公開番号
2025012135
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114729
出願日
2023-07-12
発明の名称
カメラ装置及び切替スイッチ
出願人
ニデックプレシジョン株式会社
,
富士フイルム株式会社
代理人
個人
主分類
G03B
9/02 20210101AFI20250117BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【解決手段】カメラ装置1は、被写体を写真フィルム上の撮像領域に結像するレンズ90と、レンズ90の前方に配置される絞り羽根21~23とを備える。絞り羽根21~23は、撮像領域の周縁部にケラレを生じさせる絞り位置と絞り位置よりも半径方向外側の開放位置との間で移動可能に構成される。カメラ装置1は、ユーザの操作により移動可能な操作レバー50と、絞り羽根21~23に連結され、操作レバー50の移動に伴って絞り羽根21~23を絞り位置と開放位置との間で移動させる作動レバー70とを含む切替スイッチ30をさらに備える。操作レバー50は、光軸Pを中心として周方向に移動可能に構成され、作動レバー70は、軸64を中心として回転可能に構成される。操作レバー50には、内側部56Aと外側部56Bとの間で周方向に沿って延びるカム溝56が形成される。作動レバー70は、カム溝56に係合しつつカム溝56内を移動可能なフォロア部76を含む。
【選択図】図10A
特許請求の範囲
【請求項1】
被写体を写真フィルム上の撮像領域に結像する少なくとも1つのレンズと、
前記少なくとも1つのレンズの前方に配置される絞り羽根であって、前記撮像領域の周縁部にケラレを生じさせる絞り位置と前記絞り位置よりも半径方向外側の開放位置との間で移動可能に構成される少なくとも1枚の絞り羽根と、
ユーザの操作により移動可能な操作レバーと、前記少なくとも1枚の絞り羽根に連結され、前記操作レバーの移動に伴って前記少なくとも1枚の絞り羽根を前記絞り位置と前記開放位置との間で移動させる作動レバーとを含む切替スイッチと
を備える、カメラ装置。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
前記切替スイッチは、
基部と、
前記操作レバーの移動を前記作動レバーの回転に変換するカム機構であって、
前記操作レバー及び前記作動レバーのうち一方に設けられるカム溝と、
前記操作レバー及び前記作動レバーのうち他方に設けられ、前記カム溝に係合しつつ前記カム溝内を移動可能なフォロア部と
を含むカム機構と、
前記カム機構の前記フォロア部に力を付与する力付与部と
をさらに含み、
前記切替スイッチの前記操作レバーは、前記基部上を第1の軸を中心として周方向に移動可能に構成され、
前記切替スイッチの前記作動レバーは、第2の軸を中心として回転可能に構成され、
前記少なくとも1枚の絞り羽根は、回転軸を中心に回転可能に構成され、
前記カム機構の前記カム溝は、内側部と、前記第1の軸に対して前記内側部よりも半径方向外側に位置する外側部とを含み、前記内側部と前記外側部との間で前記周方向に沿って延び、
前記カム機構の前記フォロア部は、前記カム溝の前記内側部に位置する第1フォロア位置と、前記カム溝の前記外側部に位置する第2フォロア位置との間を移動可能であり、
前記力付与部は、前記カム機構の前記フォロア部が基準フォロア位置よりも前記第1フォロア位置側に位置しているときに前記フォロア部を前記第1フォロア位置に向けて押し、前記カム機構の前記フォロア部が前記基準フォロア位置よりも前記第2フォロア位置側に位置しているときに前記フォロア部を前記第2フォロア位置に向かって押すように構成される、
請求項1に記載のカメラ装置。
【請求項3】
前記切替スイッチの前記力付与部は、
第3の軸に沿って移動して前記カム機構の前記フォロア部に接触するように構成される接触子と、
前記接触子を前記第3の軸に沿った方向に付勢する付勢部と
を含む、
請求項2に記載のカメラ装置。
【請求項4】
前記切替スイッチの前記カム溝は、前記フォロア部が前記第1フォロア位置から前記基準フォロア位置に向かって移動する際の前記第2の軸を中心とする前記作動レバーの回転角度と前記第3の軸に沿った方向の前記接触子の移動距離との関係が、前記フォロア部が前記第2フォロア位置から前記基準フォロア位置に向かって移動する際の前記第2の軸を中心とする前記作動レバーの回転角度と前記第3の軸に沿った方向の前記接触子の移動距離との関係と同じになるような形状を有する、請求項3に記載のカメラ装置。
【請求項5】
前記切替スイッチの前記カム溝は、
前記内側部と前記外側部とを接続する線に沿って延びる第1の溝部と、
前記第1の溝部に接続され、前記周方向に対する半径方向の変化が前記第1の溝部よりも小さく延びる第2の溝部と、
前記第2の溝部に接続され、前記周方向に対する半径方向の変化が前記第1の溝部及び前記第2の溝部よりも大きく延びる第3の溝部と
を含む、請求項4に記載のカメラ装置。
【請求項6】
前記基準フォロア位置にある前記フォロア部は、前記第3の軸上に位置する、請求項3に記載のカメラ装置。
【請求項7】
前記切替スイッチの前記接触子は、
前記基準フォロア位置よりも前記第1フォロア位置側に位置する前記フォロア部に接触する第1の接触部と、
前記基準フォロア位置よりも前記第2フォロア位置側に位置する前記フォロア部に接触する第2の接触部であって、前記第1の接触部と対称な形状の第2の接触部と
を有する、請求項3に記載のカメラ装置。
【請求項8】
前記切替スイッチの前記基部は、前記操作レバーの前記周方向の移動を規制するストッパ部を有する、請求項2に記載のカメラ装置。
【請求項9】
基部と、
前記基部上を第1の軸を中心として周方向に移動可能な操作レバーと、
第2の軸を中心として回転可能な作動レバーと、
前記操作レバーの移動を前記作動レバーの回転に変換するカム機構であって、
前記操作レバー及び前記作動レバーのうち一方に設けられるカム溝と、
前記操作レバー及び前記作動レバーのうち他方に設けられ、前記カム溝に係合しつつ前記カム溝内を移動可能なフォロア部と
を含むカム機構と、
前記カム機構の前記フォロア部に力を付与する力付与部と
を備え、
前記カム機構の前記カム溝は、内側部と、前記第1の軸に対して前記内側部よりも半径方向外側に位置する外側部とを含み、前記内側部と前記外側部との間で前記周方向に沿って延び、
前記カム機構の前記フォロア部は、前記カム溝の前記内側部に位置する第1フォロア位置と、前記カム溝の前記外側部に位置する第2フォロア位置との間を移動可能であり、
前記力付与部は、前記カム機構の前記フォロア部が基準フォロア位置よりも前記第1フォロア位置側に位置しているときに前記フォロア部を前記第1フォロア位置に向けて押し、前記カム機構の前記フォロア部が前記基準フォロア位置よりも前記第2フォロア位置側に位置しているときに前記フォロア部を前記第2フォロア位置に向かって押すように構成される、
切替スイッチ。
【請求項10】
前記力付与部は、
第3の軸に沿って移動して前記カム機構の前記フォロア部に接触するように構成される接触子と、
前記接触子を前記第3の軸に沿った方向に付勢する付勢部と
を含む、
請求項9に記載の切替スイッチ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラ装置に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、カメラには最適な露光状態で撮像するための絞りが設けられていることが多い(例えば特許文献1参照)。従来、このような絞りは光量を調整するために用いられており、例えば撮像される画像に審美的又は芸術的な効果を付加するためには用いられてこなかった。デジタル写真であれば撮像後にデータを修正することで画像に審美的又は芸術的な効果を付加することも可能であるが、特にアナログ写真の場合にはそのような後編集ができないため、審美的又は芸術的な効果を付加した画像を得ることができる技術が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-133627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、審美的及び/又は芸術的な効果を付加した画像を容易に撮像することができるカメラ装置及びそのようなカメラ装置に用いられる切替スイッチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、審美的及び/又は芸術的な効果を付加した画像を容易に撮像することができるカメラ装置が提供される。カメラ装置は、被写体を写真フィルム上の撮像領域に結像する少なくとも1つのレンズと、上記少なくとも1つのレンズの前方に配置される絞り羽根とを備える。上記少なくとも1枚の絞り羽根は、上記撮像領域の周縁部にケラレを生じさせる絞り位置と上記絞り位置よりも半径方向外側の開放位置との間で移動可能に構成される。上記カメラ装置は、ユーザの操作により移動可能な操作レバーと、上記少なくとも1枚の絞り羽根に連結され、上記操作レバーの移動に伴って上記少なくとも1枚の絞り羽根を上記絞り位置と上記開放位置との間で移動させる作動レバーとを含む切替スイッチをさらに備える。
【0006】
本発明の他の態様によれば、操作レバーを周方向に移動させることで容易に切替状態を切り替えることが可能な簡易な構造の切替スイッチが提供される。この切替スイッチは、基部と、上記基部上を第1の軸を中心として周方向に移動可能な操作レバーと、第2の軸を中心として回転可能な作動レバーと、上記操作レバーの移動を上記作動レバーの回転に変換するカム機構とを備える。上記カム機構は、上記操作レバー及び上記作動レバーのうち一方に設けられるカム溝と、上記操作レバー及び上記作動レバーのうち他方に設けられ、上記カム溝に係合しつつ上記カム溝内を移動可能なフォロア部とを含む。上記切替スイッチは、上記カム機構の上記フォロア部に力を付与する力付与部をさらに備える。上記カム機構の上記カム溝は、内側部と、上記第1の軸に対して上記内側部よりも半径方向外側に位置する外側部とを含み、上記内側部と上記外側部との間で上記周方向に沿って延びる。上記カム機構の上記フォロア部は、上記カム溝の上記内側部に位置する第1フォロア位置と、上記カム溝の上記外側部に位置する第2フォロア位置との間を移動可能である。上記力付与部は、上記カム機構の上記フォロア部が基準フォロア位置よりも上記第1フォロア位置側に位置しているときに上記フォロア部を上記第1フォロア位置に向けて押し、上記カム機構の上記フォロア部が上記基準フォロア位置よりも上記第2フォロア位置側に位置しているときに上記フォロア部を上記第2フォロア位置に向かって押すように構成される。
【0007】
本発明のさらに他の態様によれば、上述した切替スイッチを備えたカメラ装置が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザが切替スイッチの操作レバーを操作することにより、絞り羽根を絞り位置と開放位置との間で移動させることができる。絞り羽根が絞り位置にあるときには写真フィルムの撮像領域の周縁部にケラレが生じるため、撮像される画像の周縁部を暗化することができる。これにより、中心付近をより際立たせた審美的及び/又は芸術的な効果、すなわちビネット効果を付加した写真を撮影することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態におけるカメラ装置を示す斜視図である。
図2は、図1に示すカメラ装置における内筒部を示す斜視図である。
図3は、図2に示す内筒部における一部の構成要素の分解斜視図である。
図4は、図2に示す内筒部の構成要素のうち切替スイッチを構成する構成要素を抽出して示す平面図である。
図5Aは、図3に示す円筒部における操作レバーの斜視図である。
図5Bは、図5Aに示す操作レバーの平面図である。
図5Cは、図5Aに示す操作レバーの底面図である。
図6は、図3に示す作動レバーの斜視図である。
図7は、図3に示す第1のベースプレートの斜視図である。
図8は、図3に示す操作レバーのレール部及び拡張部を含むように操作レバー、第1のベースプレート、及び作動レバーを光軸に垂直な平面で切断したときの部分断面図である。
図9は、図3に示す接触子の平面図である。
図10Aは、図2に示す内筒部の絞り羽根が絞り位置にあるときの各構成要素間の関係を模式的に示す図である。
図10Bは、図2に示す内筒部の絞り羽根が絞り位置と開放位置との間の位置にあるときの各構成要素間の関係を模式的に示す図である。
図10Cは、図2に示す内筒部の絞り羽根が開放位置にあるときの各構成要素間の関係を模式的に示す図である。
図11は、本発明の他の実施形態における操作レバーを示す平面図である。
図12は、図11に示す操作レバーを用いた場合における作動レバーの回転角度と接触子の移動距離との関係を示すグラフである。
図13は、図5Bに示す操作レバーを用いた場合における作動レバーの回転角度と接触子の移動距離との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係るカメラ装置の実施形態について図1から図13を参照して詳細に説明する。図1から図13において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図13においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や一部の構成要素が省略されている場合がある。以下の説明では、特に言及がない場合には、「第1」や「第2」などの用語は、構成要素を互いに区別するために使用されているだけであり、特定の順位や順番を表すものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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