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公開番号
2025011916
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114336
出願日
2023-07-12
発明の名称
膨張弁
出願人
株式会社不二工機
代理人
弁理士法人第一国際特許事務所
主分類
F16K
31/68 20060101AFI20250117BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】製造コストが増大することを抑制しつつ、小型・軽量化できる膨張弁を提供する。
【解決手段】膨張弁1は、弁室VC、弁座20および冷媒流路23を備えた弁本体2と、弁室VC内に配置される弁体3と、弁体3を弁座20から離し開弁させる開弁力を生じるパワーエレメント8と、一端を弁体3に当接させた作動棒5と、を有し、パワーエレメント8は、ハウジングと、ハウジング内を圧力作動室PO及び冷媒流路23に連通する連通空間に仕切るダイアフラム83と、連通空間内でダイアフラム83に当接する合成樹脂製のストッパ部材84と、を備え、弁本体2は、少なくともパワーエレメント8に接する部位が合成樹脂製であり、ストッパ部材84は、作動棒5の他端に当接して作動棒5に開弁力を伝達可能であり、弁体3が弁座20に着座した状態で、ストッパ部材84の弁室側端部は、冷媒流路23の内周から冷媒流路23内に突出している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
弁室、弁座および冷媒流路を備えた弁本体と、
前記弁室内に配置される弁体と、
前記弁本体に設けられ、前記弁体を前記弁座から離し開弁させる開弁力を生じるパワーエレメントと、
前記弁本体に設けられ、一端を前記弁体に当接させた作動棒と、を有し、
前記パワーエレメントは、ハウジングと、前記ハウジング内を圧力作動室及び前記冷媒流路に連通する連通空間に仕切るダイアフラムと、前記連通空間内で前記ダイアフラムに当接する合成樹脂製のストッパ部材と、を備え、
前記ストッパ部材は、前記作動棒の他端に当接して前記作動棒に前記開弁力を伝達可能であり、
前記弁体が前記弁座に着座した状態で、前記ストッパ部材の弁室側端部は、前記冷媒流路の内周から前記冷媒流路内に突出している、
ことを特徴とする膨張弁。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記ストッパ部材の弁室側端部の周囲における前記冷媒流路の内周に、前記パワーエレメント側に向かってくぼんだ流路凹部が形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の膨張弁。
【請求項3】
前記流路凹部は、前記パワーエレメント側に向かうテーパ面を備える、
ことを特徴とする請求項2に記載の膨張弁。
【請求項4】
前記パワーエレメントのハウジングの外周は、前記弁本体の一部により包まれる、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の膨張弁。
【請求項5】
前記パワーエレメントのハウジングの外周は、前記弁本体の軸線方向に沿って、前記弁本体と前記弁本体から延出するカシメ部との間に保持されて固定されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の膨張弁。
【請求項6】
前記ストッパ部材は、前記ダイアフラムに当接する基部と、前記基部に連設された突出部とを有し、前記突出部の弁室側端部が、前記冷媒流路の内周から前記冷媒流路内に突出している、
ことを特徴とする請求項1に記載の膨張弁。
【請求項7】
前記弁本体は、少なくとも前記パワーエレメントに接する部位が合成樹脂製である、
ことを特徴とする請求項1に記載の膨張弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、膨張弁に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば自動車に搭載される空調装置に用いる冷凍サイクルにおいては、冷媒の通過量を温度に応じて調整する感温式の温度膨張弁が使用されている。このような温度膨張弁において、封入した作動ガスの圧力で弁体を駆動するパワーエレメントが採用されている。
【0003】
ここで、パワーエレメントに配設されたストッパ部材は、膨張弁を通過する冷媒と作動ガスとの間で熱を伝達する機能と、作動ガスの温度膨張により生じたダイアフラムの変形を受けて変位することで作動棒を駆動する機能とを有する。熱を伝達する機能に関しては、膨張弁を通過する冷媒の温度変化に対する作動ガスの応答性を適切に設定する必要があり、応答性が過度に悪い場合(即ち、過度に鈍い場合)、膨張弁の時定数が大きくなり過ぎて冷媒量制御を行う上で好ましくない。
【0004】
これに対し、応答性が過度に良い場合(即ち、過度に敏感である場合)、膨張弁の時定数が小さくなりすぎて冷媒の温度変化に応じて頻繁に弁体の開閉を繰り返す所謂ハンチング現象を招く恐れがある。
【0005】
膨張弁の時定数を決定するファクタとして、ストッパ部材のサイズ、熱伝導率等がある。
【0006】
ところで、近年においては自動車の省エネ化が推進され、車載用の空調装置の部品の小型化や軽量化が要請されている。かかる要請に応じる一案として、パワーエレメントを小型化することが考えられる。パワーエレメントを小型化することで、パワーエレメントを軽量化することもできる。しかしながら、パワーエレメントを小型化することで膨張弁の時定数が小さくなり、ハンチングが生じやすくなる。
【0007】
これに対し特許文献1には、ストッパ部材を樹脂材と金属材から形成したパワーエレメントが開示されている。このようなストッパ部材を用いることで、ストッパ部材を介してダイアフラムに伝わる熱を抑えることができるので、パワーエレメントを小型化しても、ハンチングの発生を抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2021-17961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1に開示されているようにストッパ部材を樹脂材と金属材から形成した場合、その製造コストが増大するという問題がある。
【0010】
そこで本発明は、製造コストが増大することを抑制しつつ、小型・軽量化できる膨張弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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