TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025011755
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114057
出願日2023-07-11
発明の名称減速機
出願人ナブテスコ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16H 1/28 20060101AFI20250117BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】剛性をさらに高めることできる減速機を提供する。
【解決手段】実施形態の減速機は、内歯歯車と、内歯歯車に対して回転自在に設けられたキャリア3と、キャリア3に回転自在に支持される太陽軸と、キャリア3に回転自在に支持されるとともに、太陽軸に対して公転する遊星軸と、を備える。遊星軸は、太陽歯車に噛合わされる第1遊星歯車と、内歯に噛合わされる第2遊星歯車28と、を備える。キャリア3は、周方向に隣り合う2つの遊星軸の間に存在するとともに、キャリア軸線A1と遊星軸線A2とを結ぶ第1直線L1に平行で、かつ第2遊星歯車28の歯先円直径Dに接する2つの第2直線L2の間の領域に存在する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
内歯を有する内歯歯車と、
前記内歯歯車に対して回転自在に設けられたキャリアと、
前記キャリアの回転軸線と同軸上に配置され、前記キャリアに回転自在に支持されるとともに太陽歯車を有する太陽軸と、
前記キャリアの回転軸線を中心にして周方向に複数設けられ、前記キャリアに回転自在に支持されるとともに、前記太陽軸に対して公転する遊星軸と、
を備え、
前記遊星軸は、
前記太陽歯車に噛合わされる第1遊星歯車と、
前記内歯に噛合わされる第2遊星歯車と、
を備え、
前記キャリアは、周方向に隣り合う2つの前記遊星軸の間に存在するとともに、前記キャリアの回転軸線と前記遊星軸の前記キャリアに対する回転軸線とを結ぶ第1直線に平行で、かつ前記第2遊星歯車の歯先円直径に接する2つの第2直線の間の領域に存在する、
減速機。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記キャリアは、
前記内歯歯車の前記内歯を挟んで軸方向両側に回転自在に支持される2つのキャリアプレートと、
前記2つのキャリアプレートを連結する柱部と、
を備え、
前記太陽軸及び複数の前記遊星軸は、前記2つのキャリアプレートに回転自在に支持されており、
前記柱部は、周方向に隣り合う2つの前記遊星軸の間に配置されるとともに、前記キャリアの回転軸線と前記遊星軸の前記キャリアプレートに対する回転軸線とを結ぶ第1直線に平行で、かつ前記第2遊星歯車の歯先円直径に接する2つの第2直線の間の領域に形成されている、
請求項1に記載の減速機。
【請求項3】
前記キャリアは、前記キャリアの回転軸線を通り、かつ前記第2遊星歯車の歯先円直径に接する2つの第3直線の間の領域に存在する、
請求項1又は請求項2に記載の減速機。
【請求項4】
偶数本の前記遊星軸を有する、
請求項1又は請求項2に記載の減速機。
【請求項5】
前記柱部は、
周方向に隣り合う2つの前記遊星軸の間に配置される柱部本体と、
周方向で隣り合う2つの前記柱部本体を連結する連結部と、
を備え、
前記連結部は、前記遊星軸よりも前記内歯歯車の径方向内側に配置されている、
請求項2に記載の減速機。
【請求項6】
前記連結部の前記遊星軸側の側面は、軸方向からみて円弧状に形成されている、
請求項5に記載の減速機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、減速機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
減速機としての遊星歯車減速機は、太陽歯車と、太陽歯車に噛合わされるとともに太陽歯車を中心に公転する複数の遊星歯車と、複数の遊星歯車を回転自在に支持するキャリアと、複数の遊星歯車よりも径方向外側に配置され、複数の遊星歯車に噛合わされる内歯歯車と、を備える。また、遊星歯車減速機の遊星歯車の中には、太陽歯車に噛合わされる歯車(以下、第1遊星歯車と称する)と、内歯歯車に噛合わされる歯車(以下、第2遊星歯車と称する)と、が別々に設けられたものがある。
【0003】
この種の遊星歯車は、キャリアに回転自在に支持された遊星軸に第1遊星歯車と第2遊星歯車とが軸方向に並んで配置されている。
キャリアは、減速機全体の剛性を向上させるために遊星軸の軸方向両側をそれぞれ回転自在に支持する2つのキャリアプレートを備える場合がある。減速機の剛性をさらに向上させるために、2つのキャリアプレートを連結する複数の柱部を設ける場合がある。複数の柱部は、周方向で隣り合う2つの遊星軸の間に設けられる場合が多い(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2017/0198785号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の従来技術にあっては、複数の柱部が周方向に間隔をあけて配置されているので、減速機にかかるモーメント荷重の位置(向き)によっては柱部で効果的にモーメント荷重を受けることができない。このため、減速機の剛性を高めるために改善の余地があった。
【0006】
本発明は、剛性をさらに高めることできる減速機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る減速機は、内歯を有する内歯歯車と、前記内歯歯車に対して回転自在に設けられたキャリアと、前記キャリアの回転軸線と同軸上に配置され、前記キャリアに回転自在に支持されるとともに太陽歯車を有する太陽軸と、前記キャリアの回転軸線を中心にして周方向に複数設けられ、前記キャリアに回転自在に支持されるとともに、前記太陽軸に対して公転する遊星軸と、を備え、前記遊星軸は、前記太陽歯車に噛合わされる第1遊星歯車と、前記内歯に噛合わされる第2遊星歯車と、を備え、前記キャリアは、周方向に隣り合う2つの前記遊星軸の間に存在するとともに、前記キャリアの回転軸線と前記遊星軸の前記キャリアに対する回転軸線とを結ぶ第1直線に平行で、かつ前記第2遊星歯車の歯先円直径に接する2つの第2直線の間の領域に存在する。
【0008】
このように構成することで、周方向で隣り合う遊星軸の間にできる限りキャリアを存在させることができる。このため、減速機にかかるモーメント荷重をできる限りキャリアで受けることが可能になる。よって、減速機の剛性をさらに高めることができる。
【0009】
上記構成において、前記キャリアは、前記内歯歯車の前記内歯を挟んで軸方向両側に回転自在に支持される2つのキャリアプレートと、前記2つのキャリアプレートを連結する柱部と、を備え、前記太陽軸及び複数の前記遊星軸は、前記2つのキャリアプレートに回転自在に支持されており、前記柱部は、周方向に隣り合う2つの前記遊星軸の間に配置されるとともに、前記キャリアの回転軸線と前記遊星軸の前記キャリアプレートに対する回転軸線とを結ぶ第1直線に平行で、かつ前記第2遊星歯車の歯先円直径に接する2つの第2直線の間の領域に形成されてもよい。
【0010】
上記構成において、前記キャリアは、前記キャリアの回転軸線を通り、かつ前記第2遊星歯車の歯先円直径に接する2つの第3直線の間の領域に存在してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ナブテスコ株式会社
減速機
14日前
ナブテスコ株式会社
ユニットブレーキ装置
1日前
ナブテスコ株式会社
搬送車の係止部構造、及び、搬送車
14日前
ナブテスコ株式会社
ブレーキ監視装置、ブレーキ監視システムおよびブレーキ監視プログラム
14日前
ナブテスコ株式会社
ユニットブレーキ装置の制輪子取付構造及びユニットブレーキ装置の制輪子
18日前
個人
流路体
18日前
個人
保持機
3か月前
個人
クラッチ装置
22日前
個人
免震留具
2か月前
個人
振り子式免震装置
3か月前
藤井電工株式会社
フック
3か月前
個人
ネジの緩み防止装置
3か月前
個人
固着具と成形品部材
15日前
株式会社アイシン
駆動装置
18日前
個人
緩み防止ナット
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
29日前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
3か月前
株式会社ミクニ
弁装置
1日前
株式会社ミクニ
弁装置
1日前
株式会社テイエルブイ
排気弁
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
29日前
株式会社ナベル
直動機構
2か月前
未来工業株式会社
固定体
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
21日前
カヤバ株式会社
緩衝装置
1日前
株式会社不二工機
逆止弁
14日前
株式会社ナジコ
自在継手
8日前
個人
配管用エルボカバー
4か月前
株式会社フジキン
バルブ
4か月前
株式会社不二工機
電動弁
3か月前
株式会社キッツ
逆止め弁
4か月前
日動電工株式会社
保持具
3か月前
矢崎化工株式会社
連結具
29日前
株式会社不二工機
電磁弁
4か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
続きを見る